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わくわくドキドキ市民活動 (2006年2月)

   『北区NPO・ボランティアカレッジ』(以下カレッジ)の第2期(全12回)が去る10月12日から始まりました。受講生は20代から70代までの32名。講座内容によっては、単発の参加者である聴講生も受入れています。
 応募された受講生の約4分の3は北区在住、3分の2はボランティア(市民活動)の経験がある方です。市民活動の経験のない受講生の方たちは「NPO・ボランティアについて基本から系統的に学習したい」「NPOとは?詳しく知りたい」等を応募動機にあげています。すでに活動している方たちは、「組織運営のノウハウを学びたい」「もっと多様なアプローチの仕方を具体的に見つけ出せれば」「実務としての組織運営、財源確保等を体系的に学びたい」「NPO法人化への基礎知識の習得並びにネットワークを構築したい」等、大きな期待をもって参加を決められたようです。
 今年度は、昨年度のカレッジ修了生の中から有志10名が、カレッジの企画段階から関わり、実際の講座の準備や受付、司会なども担当しています。自分たちが昨年得た大きな財産、知識やネットワークをより多くの方に伝えるお手伝いをしたいと思っています。
 枝見太郎さんさて、これまでの講座をざっとご紹介しましょう。第1回、第2回の講座は昨年と同様の講師陣で、富士福祉事業団理事長の枝見太郎さんによる「市民活動の基本」、日本NPOセンター副代表理事の山岡義典さんによる「NPO基礎講座」。第3回講座は財務マネジメント。避けては通れないお金の話をNPO法人 NPO会計税務専門家ネットワーク理事長の赤塚和俊さんが具体的に解りやすく話してくださいました。
 第4回は音楽評論家の湯川れい子さんによる公開講座。「音楽との出会い」というテーマで受講生に加えて一般からの参加もあり、100名ほどの参加者赤塚和俊さんとなりました。ビデオやCDも使われた湯川さんのお話に、「とても感動した」「元気がでた」という感想が数多く寄せられました。
 第5回、第7回講座は、昨年の第1期で特に人気のあった講師陣による組織運営についての講座でした。今年も、受講生の多くから「この続きを受けたい」という声が多く出ました。全12回の連続講座と聞くと「え?、そんなに?大変そう」と思われる方も少なくないと思いますが、実際に受講してみると、市民活動の基本から組織運営までを駆け足で学んでいるため、「もっと詳しく知りたい」と感じることが多湯川れい仔さんいようです。
 第6回には、「コーチ」としてご活躍の小野仁美さんによる「コーチング」。人の能力や可能性を引き出す技術について、ワークショップをしながら学びました。最近、ビジネスにおいて注目されているものですが、市民活動の場でも、そして、家族間や友人関係にも応用できそうだと好評でした。
 さて、11月初旬に講座の打ち合わせのためにぷらざにみえた第7回の講師、青木将幸さんにお話を伺いました。
-青木さんが市民活動に関わるようになったきっかけは?
「学生時代、環青木将幸さん境のグループで活動していましたが、会議がどうも上手くいかない。大人の団体はどうやっているのだろうと見学に行ってみたら、大人のNGOの会議も下手で(笑)、友達がアメリカで学べるらしいって言うんで、皆でアメリカに勉強しに行ったんです。向こうでは会議運営が大学の必修科目になっていて。でも国民性が違うので、日本で通用するものをと、自分で本を作ったんです。卒業して、これで食べていこうかと思ったら、仕事がこなくて。会社勤めをして、いろいろ勉強になりました。」
-講師としてあちこちで教えていらっしゃいますが、受講生に地域性ってありますかね?
「関西人は笑いがないとダメ。時々笑いをとらないとオモロナイ!って言われちゃいます。
東北の方はとてもマジメで、おかしくても笑いをこらえてる。あの、ここは笑ってもらわないと…って言ったりね。沖縄では、会場に着いたら誰もいない。担当者が僕より遅れてくるし、30分遅れで始まっても、まーイーサーって。終わってからは朝まで飲もうネ?、っていう大らかさ。」青木さんのお話はとても具体的で、私もその場に居合わせたように感じられました。
 また、12月上旬には第9回講師の坪井節子さんの事務所を訪ねました。坪井さんは1987年から『東京弁護士会 子どもの人権救済センター』で子どもたちの電話相談に携わるなかで、育児放棄や(性)虐待等で帰る場所がない思春期の子どもたちのシェルター(避難場所)が必要であると強く思うようになられたそうです。そして、2004年6月弁護士仲間や児童福祉関係等の方たちとNPO法人カリヨン子どもセンターを立ち上げられ、『カリヨン子どもの家』を開設されました。その後も2005年6月には男子の自立援助ホーム『カリヨンとびらの家』を開設し、近々、女子専用の『夕焼け荘』を開かれるそうです。「子どもたちの状況は…」「私たち(大人)ができることは…」というお話からは、悲惨な境遇に置かれている子どもたちの力になりたいという熱い思いが伝わってきました。
 講座はこれから3月8日まで続きます。その日には、3つのグループに分かれて進められている受講生の研究発表が行われます。それについては、また別の機会にご報告する予定です。
(取材:北区市民活動推進機構 広報部 我妻澄江)

上記の取材については、北区市民活動推進機構ホームページ上でもご紹介しています。また、写真を多数使用した壁新聞『ぷらざニュース』を作成し、 「北区NPO・ボランティアぷらざ」サロンコーナーに掲示してあります。どうぞ、ご覧下さい。

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