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わくわくドキドキ市民活動 (2007年8月)

 北区内で活動しているボランティア団体を広くご紹介するページです。NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部メンバーが、直接、活動の現場に伺って取材をしています。今年度は「みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)」を上手に活動されている団体を順番にご紹介しています。

北区荒川っ子クラブ

今回の「わくわくドキドキ市民活動」は、7月14日(土)に北区荒川っ子クラブを取材してきました。本来ならばこの日は、「水辺の楽校自由研究ワークショップ」という事業で子どもたち(もちろん大人も参加可能です。)と一緒になって、水生生物の捕獲・観察や野草などの植生調査を行うはずでした。しかし、折しも台風4号の接近に伴う荒天のため、「水辺の楽校」は前日に中止を決定。毎月の定例活動としての調査だけが行われました。
というわけで、雨の降る中、「北区・子どもの水辺」へ。「北区・子どもの水辺(以下、「子どもの水辺」)」は、荒川の河川管理者である国(国土交通省)と北区、そして区民で構成された北区荒川市民会議の議論を経て、平成17年4月に整備された水辺の自然地です。今回取材に伺った北区荒川っ子クラブの他、行政や自治会、PTA、市民活動団体など11団体で組織する「北区・子どもの水辺協議会」で管理を行っています。
鬱蒼と茂る草をかき分け、調査が行われている大池へと向かいます。雨でぬかるんではいたものの、足元では一歩踏み込むごとに小さなバッタ達がピョコピョコと跳ね回り、虫好きな子どもならば捕まえて喜ぶのではないか、というような有様です。そして、大池の見通せる草地に到着。池で調査活動を行っている数名のグループを見つけました。

本谷晴志(ほんやせいし)さんの写真 北区荒川っ子クラブの代表者、本谷晴志(ほんやせいし)さんがそのグループの中にいらっしゃいました。調査が一段落着いたところで、河川敷にある専用倉庫でお話をうかがうこととなりました。
まず、この日皆さんが行った調査についてお聞きしました。 「水質・水温などの調査と植物の記録です。午後から魚を調査するグループが来る予定ですが、この天気だと調査は難しいので、中止になるかもしれません。」
台風が近づいている状況でさすがに無理もあるようですが、北区荒川っ子クラブは毎月第2土曜日に定例活動として「子どもの水辺」のさまざまな自然調査を行っています。水質、土壌、昆虫、水生生物、植物など調べることはたくさんあります。「子どもの水辺」が整備されて以来、調査を続け、データを蓄積してきました。その内容は必要に応じて増えているそうです。
「調べられるデータはできるだけ集めています。それぞれの相関関係がわからないことも多いので、後々何か変化があった時にデータがあれば見えてくることがありますから。」
また、集めたデータは「子どもの水辺」のためだけでなく、他の地域の河川環境に関わる活動にも共有され、そこでも活かされているそうです。
「川の自然については、まだまだわからないことばかりなんです。こうしたら絶対にこうなるといった答えは誰にもわからないんですね。とにかく何かやったら、その後の変化を記録して、一つ一つ積み重ねていくしかない。」
北区荒川っ子クラブでは環境保全のために外来の動植物を必要に応じて駆除するということも行っています。しかし、外来種だからというだけですべて排除することもできないとも本谷さんは言います。
「隣にある野球場も土手も外来の牧草が蒔かれているんですよ。これだけ人の手が入っている場所で在来種だけ選んで育てることはできません。実際、増えた外来種を駆除しても在来種が増えるとは限らないんです。また、別の問題を引き起こしてしまうこともあります。」 本谷さんは昨年、「子どもの水辺」で起きた外来の水草オオカナダモの大繁殖を例に語ってくれました。オオカナダモを刈り取っても別の外来の水草が増えてしまったり、水草を取りすぎると日影がなくなって、小魚にとって住み難くなり、魚の生態では外来種の魚が有利になるといったことも起きたそうです。
雨の中の調査には大学生も参加の写真「子どもの水辺」の自然地維持管理の方法は、全国の河川環境保全活動の中でも独特のものとして評価されつつあるそうです。 「多くの河川管理の現場では、“自然”というと手付かずに放っておくという方法が有力でした。でも、それだとほとんどの場合、最終的には誰も手が付けられない、踏み込むことも出来ない状態になってしまい、これで“管理”しているのか?ということになるケースも多いと聞いています。『子どもの水辺』では人が積極的に手を入れることで、子どもたちが水辺の遊びを通して自然に触れることができる環境を作ることを目指しています。」
本谷さん自身、子ども時代に荒川で遊びながら育ってきたと言います。
「最近は川で遊んだことがないという親御さんが多いですね。ザリガニ釣りなんて子どもができるのに、親ができないなんてこともよくありますよ。」
背景には治水という目的を優先してしまったため、水辺の遊びが衰退していってしまったということがあるようです。荒川っ子クラブでは子どもたちにかつて遊んでいた水辺へと戻ってきて欲しい、という思いがあります。
「定例活動では、一般の来訪者の参加も歓迎しています。調査の他に毎月テーマを決めて、自然観察や体験活動を楽しんでもらっています。もちろんご要望があれば、決めているテーマ以外にもお応えしますよ。」
実は、自然環境だけでなく、文化を守ることにも繋がる活動だったのですね。

(取材:KiVo広報部 横田正基)
(1)団体立ち上げの時期・きっかけ

赤羽と川口市を結ぶ新荒川大橋上流右岸には、北区荒川市民会議(河川管理者、北区、区民で構成)の議論を経て平成17年4月に水辺の自然地「北区・子どもの水辺」が整備された。当クラブはこれに先立ち、自然地の維持管理や環境学習などへの活用を推進する組織として平成16年8月に発足した。

(2)活動目的

河川管理者(国)、北区及び関係諸団体と協議し、荒川での安全に配慮した幅広い水辺活動を通じて、豊かな水辺環境を創出するとともに、子どもの健全育成に寄与することを目的として活動している。

(3)活動状況

主に「北区・子どもの水辺」において、自然環境の調査、観察を主体とした活動(定例活動として毎月第2土曜日)を行い、調査結果を活かした自然の維持管理や、情報提供、安全啓発、学校教育、環境教育の支援等を行っている。また、第3土曜日には「北区水辺の会」(本誌2004年10月号既報)が定期活動を行なっている。いずれにも、自由に参加できる。

(4)会員数・会員構成

17名。
性別、年齢等、特にこだわらず募集中。

(5)会の運営

定例活動の他に毎月1回の運営会議を開催。
◎入会金なし
◎年会費2000円

(6)近日中の参加可能な活動

定例活動:8月11日(土)10時〜12時
場所:北区・子どもの水辺

(7)連絡先

担当:清水孝彰
TEL:090-9130-6341
FAX:03-3927-1591
E-メール tshimizu@kdm.jrnet.ne.jp
みにきたWeb
 http://minikita.kitaku.net/gnkk01/mypage/index.php?gid=G0000063

 


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

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