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わくわくドキドキ市民活動 (2009年4月)

今回は、『かみしばいサークル きたきた座』についてレポートします。

紙芝居の技術の向上を図りながら地域の方との触れあいを広めることを目的に活動されているグループです。

かみしばいサークル きたきた座

右から、青木さん、小野塚さん、大西さん 2月12日(木)の午後、定期的な活動場所である北区立中央図書館で、代表の青木さん、設立メンバーの大西さん、小野塚さんにお話を伺いました。
大西さんがおっしゃるには、「私は、区外の紙芝居勉強グループで長く勉強を続けています。北区でも紙芝居を普及しようと、区内で2度のワークショップを企画して、そこに参加した人たちで立ち上げたグループです」とのこと。
 青木さんは、「(退職後に)何かやりたいと、区の講座をいろいろ受講していました。そのお返しという意味で」代表を引き受けられたとか。「以前から読みきかせをしていますが、紙芝居はまだ勉強中です」と、小野塚さん。
 『きたきた座』は、先月より第2木曜日の午後3時30分から30分間、中央図書館子ども室の『おはなしのへや』で紙芝居をしており、この日は他に2人の会員さんも加わりました。客席には、まず、先生に引率されてきた近所の保育園の年長さん達が並んで座り、赤ちゃんや幼児を連れたお母さんが次々とやってきて、計50人もの観客で満席となりました。集まってきた子どもたちの年齢を見ながら作品を選び、間に手遊びをはさんで、3本の紙芝居が上演されました。

3本の紙芝居が上演されました。 「それ、知ってるよ」「かわいい!」などと反応する子もいて、感情たっぷりの表現に皆が段々と引き込まれていきます。
 終了後、図書館の方が「これから、(月例行事として)定着してくるといいですね」とおっしゃっていました。大西さんと小野塚さんは、「年長さんを中心に年齢が集中していたので、やり易かった。お母さんたちも聴いてくれていたのが分かりましたし。」

 2月19日(木)、東十条ふれあい館で開かれた月例の勉強会にお邪魔しました。
 「皆の前で一度やったものでないと、外部でやりません」、「他のメンバーからの意見がとっても貴重だし、人がやるのを見ると勉強になります」と、大西さん。
 転勤で関西から引越して来られた米岡さんは、「元々、視覚障がい者のための音声訳や朗読、読みきかせをやっていました。紙芝居は図書館や高齢者施設でやったことはありましたが、右手(うて)先生や大西さんのを見せてもらって、『紙芝居ってこんないスゴイの?!』と、びっくりしました。」関西に戻ることになるそうですが、「本物の紙芝居を多くの人に伝えていきたいです。」
 米岡さんを含め、2人の方が初めての作品を皆の前で試演します。木製の「舞台」に作品に合わせて厚紙に布や紙を貼る手作りの「幕紙」を入れ、その後ろに紙芝居を入れて、スタンバイ。「拍子木」を叩いて幕開きです。

幕紙と拍子木 試演後、大西さんを中心に、皆で合評が始まります。「声の使い分けをもっと意識してやった方がいい。」「そこは早く」、「もっと痛そうに」など登場人物の心情に沿った言い方をする、あるいは紙を抜くタイミングについてのアドバイスがどんどん出されます。「うまく表現できれば、聴き手が集中できます」、「こうして、人に言うことはできますが、私が完璧にできる訳ではないんですよ」と、大西さん。「本当に、奥の深さを感じます」と、皆さんがおっしゃる意味が実感できます。
 この日、姉妹で参加されている松田さんと伊藤さんにもお話を伺いました。「高齢者施設で二人で紙芝居をしていたんです。」「子どもさんの前ではまだやったことがなくて。」「4月の中央図書館がデビューです。」
 客層を予想しながら今後の出し物やその順番を決めていく様子は、真剣そのもの。紙芝居は、子どもから大人までを対象にしており、「依頼があれば、どこにでも」と、青木さん。「これまで、高齢者施設でもやったことがあるし、親子で紙芝居を作って演るワークショップを企画運営したこともあります。」
 技術の向上が皆の満足や笑顔につながる、そのための練習や工夫に余念のない皆さんの、熱意が伝わってきます。この取材を通して、「おはなし会」同様、大人も惹きこまれる紙芝居の魅力に気付かせていただくことができました。

(取材: KiVo広報部 我妻澄江)


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

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