北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物

現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2011年12月号>KiVoぴっくあっぷ(2011年12月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

今月は、6周年を迎えた環境展の報告です。子どもたちが楽しみながら自然や環境について学ぶ場として開催しています。今回の環境展は、北区立岩淵小学校を会場に実施しました。参加団体の方からのメッセージとともに、今年の環境展について報告します。

第6回環境展

 「環境展は北区内で環境活動を行っているNPO・ボランティア団体、学校、行政、企業が協働し、学校や公園などを会場に年に1回開催しています。今年は北区立岩淵小学校を会場に10月22日(土)に開催しました。今回は、岩淵小学校PTA、岩淵町自治会に準備段階からご協力いただき、地域連携が進んだ環境展にもなりました。
  北区環境展実行委員会委員長の太田桐正吾さんから「第6回環境展を振り返って」「児童による環境展発表会について」、株式会社トンボ鉛筆の大月宗雄さんより「出張授業」「ブース出展」について当日の様子や感想をお寄せいただきました。

●第6回環境展を振り返って

 関係各位の協力によって、環境展も6回開催出来ました。昨年までは、2日間でしたが、今回は土曜日1日で、学校側の配慮を頂き、学校公開日として開催されました。
 第4回環境展から、引き受け先学校には、「児童に環境学習の発表をして欲しい。」との要望をお伝えし、第4回、第5回に実施した浮間小学校では児童による大変素晴らしい発表がなされました。児童は体育館内での発表、参加団体のブースは校庭でしたので、せっかく素晴しい発表もかなりの参加団体のスタッフが聞き漏らすこともありましたが、今回は雨天ということもあり、体育館内に参加団体ブースを展開し、児童の発表を全員で聴くことができました。

●児童による環境展発表会について

 今回の岩淵小学校児童の発表についての感想を述べさせて頂きます。
 岩淵小学校では1年生から6年生まで、継続して荒川を利用した環境学習に取り組まれているそうです。今回の発表の内容でも、実際に荒川に来て体験し気づいた事を基にし、学習を積み重ねての発表であることが良く伝わってきました。
 4年生の「荒川のゴミについて」、ただ清掃活動を行い「綺麗になった」だけではなく、ゴミの種類を分類し、ゴミが環境に与える影響、解決策、自分達で出来る事に取り組んだ発表でした。
 5年生の「二酸化炭素削減への取り組み」文字どおり、自分達で削減に取り組み、実際20%削減したことについての発表でした。
 6年生の「荒川について」の発表は、自分たちが入学したときから荒川と関り、5年間荒川で体験学習してきた集大成としての発表で、荒川の上・中・下流の水質や生物・ゴミを調査し、多くの課題に気が付き、自分たちが取り組めることを見つけ、実施し、学年が進むにつれて、次の課題に気づき、地道にコツコツ積み重ねてきた事が充分感じ取れる大変素晴しい発表でした。
 発表の最後は3年生による「花笠音頭」。元気あふれる踊りを見て、私たちも元気をもらいました。
 いずれの発表も、現状を見つめ、未来に繋がるものでした。今年は、東日本大震災や原子力発電所の事故など、私達の周りでは未曾有の大事が起こり種々な面で、私達の生活を見直す動きが御座いますが、人類が平和で健やかに過ごせるよう、環境について共に学び実践して行く事(人類の生活は、地球環境の恩恵の上成り立っています)が、より必要とされているのではないでしょうか。

●出張授業

 「北区立岩淵小学校3年生・4年生の52名の児童を対象に出張授業を実施し、『手作り鉛筆キット』を用いて鉛筆製作体験をしてもらいました。
 鉛筆が板で出来ていて、その板を切って鉛筆が出来上がること、黒芯・色芯では柔らかさが異なることなどを、児童たちは初めて知ったようです。そして鉛筆作りの体験でははしゃいでしまい、誤って板を割ってしまったり、ボンドを手に付けたりのハプニングもありましたが、軸と軸を貼り付けるまでを行いました。
  1本1本の鉛筆が出来るまでの工程を学び、鉛筆の原木に触れることで、資源や環境の大切さを理解いただけたと実感しました。

tezukuri enpitu

「作業内容」
sagyo1(1)鉛筆の板を1枚取り出す。その内側に芯がはさみ込める溝があるので、そこに芯をはめ込んでいく。

sagyo2
(2)そして、もう一枚の鉛筆の板を取り出し、溝のある側に接着剤を塗っていく。付属の綿棒を使って接着剤をまんべんなく広げていく。   特に芯をセットする溝の部分にもしっかりと接着剤をつける。
 

 

sagyo3(3)接着剤を塗り終わったら、板と板を貼りあわせる。

●ブース出展keiko marker

 「あいにくの雨で体育館にてブースを設営して実施しました。
 出展内容は、ウォークラリー用のクイズとして、一番長く筆記の出来る筆記具は何かの選択問題(答えは鉛筆)。鉛筆の元となる軸板・黒鉛・粘土の実物の展示。
 また立てるだけで補充ができる蛍光マーカー補充インクを使って吸い上げ体験を行い、蛍光ペンを作りました。カラフルなインクに喜び、多くの子ども達がブースを訪れて、蛍光マーカー作りを体験していました。

 当日は伊与部教育長にもお越しいただき、児童たちの展示を見たり、各ブースを回っていただきました。参加団体のみなさまお疲れさまでした。

参 加 団 体 の 紹 介

[NPO・ボランティア団体]
 北区水辺の会
 北区エコリーダーの会
 北区ふるさと農家体験館運営協議会
 北区水辺クラブ
 藍染工房布礼愛(ふれあい)
 西ヶ原フラワーロード会
 NPO法人西ヶ原ローズ・ページェント
 NPO法人東京樹木医プロジェクト
 NPO法人人と動物の共生をすすめる会
 NPO法人東京都北区市民活動推進機構
[学  校]
 北区立岩淵小学校
 北区立浮間小学校
[行  政]
 北区立自然ふれあい情報館
[企  業]
 東京ガス株式会社
 株式会社トンボ鉛筆
[協賛品提供先]
 東京ガス株式会社(絆創膏)
 株式会社トンボ鉛筆(鉛筆)
 株式会社村田製作所 (冊子)
 国土交通省荒川下流河川事務所(冊子)
[主  催]
 北区環境展実行委員会
[後  援]
 国土交通省荒川下流河川事務所

 

 ホームへ

 2011年12月号へ

 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先

2011年12月18日更新版

〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ4階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等