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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2014年6月号>KiVoぴっくあっぷ(2014年6月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。
今月は、「特定非営利活動法人東京シューレ」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。

特定非営利活動法人東京シューレ

 

◆東京シューレとは

 東京シューレは激増する不登校を背景に、親・市民による草の根の力で1985年6月、北区に学校外の子どもの居場所、学び・交流の場として「東京シューレ」を開設しました。現在は北区王子、新宿区若松河田、千葉県柏市の3スペースに約100人の子ども達が通うフリースクール部門のほか、全国の不登校の子どもと親が、家庭を拠点に過ごすホームエデュケーション部門や、若者の表現・探求の場のオルタナティブ大学、親の会や相談活動、ひきこもりの人達の出会いのサロンなど多様な活動を展開しています。1999年に東京都よりNPO法人の認証を受け、2000年よりNPO法人となりました。
  2007年には、NPO法人東京シューレが設立母体となり「学校法人東京シューレ学園東京シューレ葛飾中学校」を立ち上げ、公教育の一環として開校。また、2012年4月より通信制、単位制高校との教育提携により、フリースクールに通いながら、高卒資格が取れるようになりました。
  また2003年には、吉川英治文化賞、朝日のびのび教育賞を受賞し、2013年には、社会貢献者表彰、代表の奥地はペスタロッチー教育賞も受賞しました。

◆フリースクール東京シューレ

 「安心してすごせる居場所」「やりたいことを応援」「自己決定を大切に」「子どもたちで創る」「違いを尊重する」など、子ども中心の教育を理念として、通い方、過ごし方、学び方、プログラムは子ども自身が選んで参加します。6歳(小1)から23歳までの子ども・若者たちが通い、入退会は随時できます。卒業生は1400人を超え、それぞれの道を歩んでいます。

◆東京シューレにおける学び

 東京シューレでは、学校と比べ、学びのとらえ方、学ぶ方法、学ぶ量や時間など、かなり異なる特徴を持ちます。何を学びたいか、どんなやり方で学びたいと思っているのか、その子の興味、関心を大事にし、その子の目的やペースを大事に、子ども本人が納得しながら学習を進めていけるように学びをサポートしています。
  また、基礎学習の他に、体験や子ども活動から多くの事を学ぶことも大切にしています。週に一回、「いろいろタイム」という時間を設け、ほかの細かい授業を入れず、ものづくりや見学、ハイキングや料理など、実体験を通して、さまざまなことを学ぶ時間をとっています。
  その他の総合的な学びでは、音楽(ピアノ、ドラム、ギター、打楽器)、ダンス、語学(英語、韓国語)、絵画、プログラミングなどの授業は、全てプロの講師の方に来て頂いております。
  合宿やイベントなどは、実行委員会をつくり、計画から実現するまで仲間と共に創っていきます。多くの活動を通して多様な経験と社会性を培っています。

◆こんな夢を実現してきました

 東京シューレでは、子どもたちの「やりたいこと」を大切にし、応援しています。そしてそこから、いくつもの大きな夢が実現しています。
  ・ビル5階分ある大きな気球を自分たちで作り、日光の空に上げる(1993年8月)
  ・ユーラシア大陸を鉄道で1ヵ月かけて横断旅行(1995年8月)
  ・計画から実現まで4年半かけて、長野県聖高原に「ログハウスを建設」(1996年11月)
  ・IDEC世界フリースクール大会を日本で開催(2000年7月)
  ・ミニトレインを製造し、走らせる(2001年)
  ・2年半かけて準備し、「アラスカ」で雄大な大地に広がるオーロラを観察(2010年1月)
  ・25周年祭を北とぴあで開催(2010年7月)
  ・自分たちの不登校経験を基に、自主制作映画「不登校なう」をつくり上映会を開催(2011年10月)

◆子どもの声

小5から私立中学の受験勉強を始めた。私はなぜこんなことをしてるんだろう?ってすごく疑問に思ったけれど、親に言い出せず、耐えて合格した。だけど、あるとき電車に乗るのが怖くなって、それから学校を休みはじめた。親からフリースクールのことを聞いて、見学に行ったら、いろんな年齢の人が一緒になって遊んでいて、楽しそうだった。友達もできたのでシューレに入会することにした。今、私はシューレ通信やホームページの編集の活動をしている。シューレは私の元気の源だ!(14歳)


特定非営利活動法人東京シューレスタッフ 
萩原美奈子


特定非営利活動法人東京シューレ

(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
 わが子の登校拒否から代表の奥地が、親の仲間と共に1984年親の会「登校拒否を考える会」を発足。 1985年6月、北区で、「東京シューレ」を開設。2000年から特定非営利活動法人として組織を再編。

(2)活動目的
 子どもの立場に立ち、その子の個性を大切に、多様な教育を選べる社会をつくりたいと考えています。

(3)活動状況
 月曜日〜金曜日(平日)10:00〜17:30

(4)会員数・会員構成
 子ども・若者会員(7歳〜23歳まで)約100人
 (東京、埼玉、千葉、神奈川)
 NPO会員  340人

(5)会の運営
 理事会  年11回    定期総会 年1回
 NPO会員費 10,000円、支援会員費 5,000円
 フリースクール会費 46,200円

(6)活動を通して得たもの
 ・不登校に苦しみ、不安やひけめでつらかった子ども、若者が元気を取り戻し自分らしく
  自立していく姿から居場所の大切さを感じ、また子どものもっている力のすばらしさを確信した。
 ・親の理解を得ることの大事さがわかり、親と共に歩む活動を作り出せた。
 ・全国的にも仲間と出会い、つながることで、いろいろな状況をかえることができ、力を得た。

(7)近日中の参加可能な活動
 月に一度、説明会を開催しております。お気軽にお問い合わせください。

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 東京シューレは今年の6月で発足30年目に入ります。不登校・家で過ごしている・自分の
 居場所を探しているお子さんを持つ親御さんがいましたら、是非ご連絡ください。
 電話相談も随時おこなっております。

(9)連絡先
  <住所>〒114-0021 北区岸町1-9-19 
  <TEL> 03-5993-3135
  <E-mail> info@shure.or.jp
  <WEB> http://www.shure.or.jp/


 

※この取材について写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』をぷらざサロンコーナーに掲示します。ぜひご覧になってください!

この団体も登録しています。

みにきたweb
北区市民活動情報サイト
http://minikita.genki365.net/
ぷらざで登録を受け付けています。

 
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