北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物

現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2017年5月号>KiVoぴっくあっぷ(2017年5月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

2月26日に開催した城北ブロック社協・ボランティアセンター共催事業の様子をお伝えします。

つながる〜いざという時のために普段から大切なこと〜

 城北4区(文京、台東、北、荒川)の「災害ボランティアセンターの相互協力に関する協定」※に基づき、災害時に備えて普段からできることを考え、区を越えた交流を促進することを目的に、共催講座「つながる〜いざという時のために普段から大切なこと〜」が開催されました。障がい者・高齢者・子どもの支援活動団体及び当事者団体の皆さま76名に参加いただき、災害時の避難生活について知り、なぜ「つながる」必要があるのかを考えました。

Ms Asano●課題提起

 講師の浅野幸子さん(減災と男女共同参画研修推進センター共同代表)から、実例を基に災害時の避難所における性別・立場による被災の違いから起こる問題や、在宅避難の問題点を踏まえた被災者のニーズ把握の重要性等のお話がありました。
 続いて災害時に日頃のつながりが活きた事例から「みんな違う。お互いのその違いに気づけるかが、違いに配慮した支援がどれだけできるかにつながる」と本講座の課題「つながる」への提起が説明されました。
 
グループワーク

kadai 参加者は障がい者(視覚・聴覚・身体・知的・精神)、高齢者、子どもの分野に分かれ、首都直下型大規模地震が発生した場合の城北地域の被災想定を基に、(1)助けが必要な人がどのような状況になるのか、(2)困っている人をどう見つけ出すか、(3)日頃からどのような団体とどのようなつながりが必要かを、付せんや模造紙を使い各グループで話し合いました。

<各グループの意見>
kadai2〇日頃、地域の方が利用するサービス(新聞・生協・配食サービス・宅配)、他行きつけの喫茶店やスナックのママなども高齢者の所在や困りごとの把握に有効では?自立した高齢者でも発災時は多くの困りごとが出てくる。(高齢者グループ)
〇避難所では、子どもの預かりや外遊びをするボランティアを募ったり、意見箱を設置してみんなで情報共有したりするのはどうか。(子どもグループ)
〇ある雪の日、5分で行ける作業所まで1時間かかった。発災時も地域の環境が大きく変わる。サポートが無いと外に出ていけないのは確実。(視覚障がい者グループ)
〇日頃から避難訓練に参加し、障がいがあるとアピールし地域の人とつながっておく。(聴覚障がい者グループ)
〇薬が手に入らなくなったり、不眠や強迫観念が出てしまうかも。かかりつけ医と災害時の情報共有ができているといい。(精神障がい者グループ)
〇近所の人が気づいてくれても、命にかかわる専門的なケアは手伝えない。専門職の支援が必要。(身体障がい者グループ)

まとめ

 グループワーク終了後、講師の浅野さんから各グループの意見や質問に回答をいただきました。ワークをふりかえり、「(講座を)やりっぱなしではだめ。今後どうつながるか、それぞれ自らで戦略を考えて頂きたい」、「我慢や根性論では人の命は助かりません。要望の声をあげていいんだという雰囲気をつくりましょう」などのアドバイスがありました。
  「避難生活の困りごとチェックシートなんてどうですか?きっと皆さんなら作れますよ」と、継続して実践していくための提案もありました。

つながりに向けて

 参加者の皆さんからも、今回の講座を通して自助・共助・公助に加え日頃のつながりの大切さを再認識したというお話をいただきました。
 今後も城北ブロック各区でのイベントや講座開催等の情報を皆さまに提供していきます。 
 今回参加されなかった皆さんも、ご近所や地区を越えた様々なつながりを今から考えてみませんか?

(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)

〜☆☆☆ アンケートコメント ☆☆☆

<課題提起・まとめ>
・講師の話は実例があって分かり易かったです。
  (高齢者グループ/文京)
・まとめのお話がわかりやすく、ポジティブに皆さんと乗り越えていけるのではないかと希望をもてました。(子どもグループ/荒川)

<グループワーク>
・他区の方と知り合い、情報交換の貴重な機会になりました。(高齢者グループ/台東)
・つながるの意味が共有できる会合に感謝です。(障がい者グループ/北)
・今日話し合ったことが具体的に実現したことなど分かれば良いと思いました。(障がい者グループ/台東)

つながるシート

tsunagaru sheet「みなさまのつながりが、その日集まった限りなんてもったいない!!」と参加者の連絡先や団体PRを、冊子「つながるシート」にまとめ当日配布しました。

※「災害ボランティアセンターの相互協力に関する協定」(2013年9月3日締結)

文京区社会福祉協議会、台東区社会福祉協議会、北区社会福祉協議会、荒川区社会福祉協議会、特定非営利活動法人東京都北区市民活動推進機構(北区NPO・ボランティアぷらざ)の5者において、災害ボランティアセンターが開設運営される場合に、各区災害ボランティアセンター間で相互協力をすすめるための協定が締結されました。平時から連携を図り、大規模災害発生時に円滑な相互の協力体制をめざし、情報交換、共催講座等を開催し交流活動をすすめています。

 

 ホームへ

 2017年5月号へ

 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先

2017年4月28日更新版

〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ4階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等