広報上手になろう!
市民が考える、市民活動団体のための広報講座
3月12日(土)の午後に開催された、市民活動団体のための広報講座についてご報告します。これは、私たち 北区市民活動推進機構 広報委員会が日頃の活動のなかで感じていることや悩んでいることを委員会で出し合う中で、「市民活動の効果的な広報をするために役立つ講座を開きたい」ということで企画したものです。
講師には、委員有志が実際に受講した東京ボランティア・市民活動センター主催の広報講座で出会った吉田理映子さんにお願いしました。吉田さんは大手の広告代理店に長年勤務し、1999年の東海村臨海事故の報道をきっかけに「市民が伝える力の重要性」に関心をもち、市民活動の世界に転職をされた方です。プロとしての技術と経験に加えて、「市民が自分で伝えることで社会が元気になる」というお考えが、この講座にぴったりだと思ったからです。
講座の具体的な内容としては、「お金も人手もない市民活動団体が、活動を効果的に伝える基本方法を学び、自分たちで作成したチラシ、パンフ、ポスター、会報などに講師から具体的なアドバイスをもらう」ことを中心に考えました。ワークショップも盛り込んだため、参加者を30名にしぼり、実際に団体の広報活動に関わっている方を対象としました。また、「複数で受講した方が学んだことを活動に活かしやすい」という吉田さんからのアドバイスで、一団体から2名以上の参加を優先とし、子育て中の方の参加も見込んで、託児サービスもつけました。
当日、会場となった東十条ふれあい館第2ホールには、15団体から参加者が集まり、盛り沢山な講義とワークショップ体験で、あっと言う間に予定の3時間が過ぎていきました。終了後も、吉田さんは個々の広報作品への具体的なアドバイスを続けて下さり、参加した団体からは、「目からウロコ!という思いです」「今迄、何も気にしないで、ただ作っていましたので、とても参考になりました」「講師の方のお話が解りやすかった」「きれいにかっこよくと思っていたのですが、心が大事なのだと思い直しました」「広告と広報の違いがよく解りました」「広報活動をしている人だけでなく、一緒にやっている人たちにも聞いてほしいと思った」「普段迷っていたこと、困っていたこと等を、適切なことばで解き明かして頂けた」「一回だけの講義ではなく、今回の講義後に作成したものを見ていただく機会があるとうれしい」など、多くの感想が寄せられました。
今回、応募が定数を越え、残念ながら参加できなかった方もいらしたこと、また、この講座の続きを望む声も出ていることから、広報委員会では、今年度も市民団体支援活動のひとつとして、広報講座の企画を検討しています。
(取材:広報委員会 我妻澄江)
2005年5月10日更新版
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