北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物
現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2005年11月号>お知らせ(2005年11月)

わくわくドキドキ市民活動  

 
 『ぷらざ通信』10月号の表紙で、北区NPOボランティアぷらざのキャラクターに「きたぴい」という愛称がついたことをお知らせしましたが、その命名者の新井千晶さんが、今回ご紹介する『NPO法人電子メディアと知識の箱デジコム』(以下、デジコム)の理事長さんです。新井さんは板橋区にお住まいですが、デジコムの活動拠点として、今年の4月にオープンした北区の創業支援施設「ネスト赤羽」に法人の事務所を置かれていますので、お話を伺ってきました。
 まず、「きたぴい」命名の由来をうかがうと、北区の「きた」とぷらざの頭文字「P」で「きたぴい」とのこと。「Pは、平和(peace)の「P」とも重なります」と、新井さん。
 デジコムの事業は、大きく二つに分けられており、その一つが事業の柱の「親子コミュニケーションプロジェクト」(以下、親コミ)です。
「これは、0才児から5才児を対象に、インターネット上のWEB(ウェブ)絵本と、ぬいぐるみや絵カードを連動させて、ママとパパと子供のふれ合いや会話などの新しいコミュニケーションの提案をするものです。昨年度は東京家政大学に場所を借りて27回開催しました」とのこと。
 今年度は北区で活動する他団体と『親子で遊ぼう「デジタルコミュニケーション」みっけ!』実行委員会を組織し、11月3日(祝)に東十条図書館、11月23日(祝)に滝野川図書館で計4回開催することになっています。(共催&お問い合わせ:北区中央図書館 Tel.3912-8566 みっけ!係)
「東京家政大では教授も保母も学生ボランティアも親子と一緒の場で過ごすので、子供とのそれぞれの接し方を見ていたら、子供のいろいろな面が見えてきました。親子と一緒の場で過ごしながら、子供のいろいろな面が見えてきました。何より、子供たちが私に活動する勇気を与えてくれるんです」

親子コミュニケーションプロジェクトの様子理事長の新井さん



理事長の新井さん





親子コミュニケーションプロジェクトの様子
 
実際に、親コミのWEB絵本を見せていただきました。(下記アドレスのページを参照)http://www.npo-digi.com/Com-2Top.html
 画面上の動物や電車などのぬいぐるみをクリックすると別のページにリンクし、ぬいぐるみが動き出します。新井さんのWEB絵本には物語が書いてある訳ではありません。画面上で動くぬいぐるみをきっかけにして、その親子だけのお話を創っていくのです。「子供たちは夢中になって電車の運転手さんや踏み切りの口真似をします。パパと行ったおばあちゃんの家のことを話す子もいます。子供にどう話しかけたらいいかわからないということをよく聞きますけど、本当はとても簡単なことなんです。『あ、音がするよ、何が来るんだろう。電車かな?汽車かな?新幹線かな?あああ、行っちゃったあ。またくるかなあ?』ってね。親コミを通してそういうことを伝えていきたいです」
 また、新井さんは富士見橋エコー広場館でぬいぐるみ作りの講習会を開いたりもしていますが、「いずれは作り方の講座をインターネット上に作りたい。そうすればパソコンのあるところなら、全国どこでも、誰でも、おうちでも親コミができますから」と、夢がふくらみます。<br>

この他、新井さんが力を入れていることは、『ネット社会と子どもたち協議会』の活動です。ネット社会の危険から子供たちを守る啓発を目的とした活動で、広報委員長もされているとのことです。「インターネットやケータイの普及に伴って、子供をめぐる事件が急増しています。ネットは人や社会の可能性を広げる素晴らしい道具です。でも、出会い系サイト、売春、自殺サイト、爆弾の作り方、暴力サイトなどへ子供でも簡単にアクセスできてしまうんです。とても怖いことですよね、協議会はこの問題点を提言書にまとめて東京都に提出しました。それが都の条例に反映され、都の重点事業にもなっています。また、協議会が東京都との共催で11月にフォーラムを開催するんですが、その実行委員長を務めます」とのこと。この活動で来年2月、板橋区から補助金を受け、デジコムが主催するフォーラムを開くことになりました。これがデジコムのもう一つの主要な活動です。「子供たちによるさまざまな事件が連続して起きていて、緊急性が高いと感じています。子供たちを守るのは大人の責任なんです。有害なサイトから子供を守るには、親子のコミュニケーションが不可欠で、幼児のうちから、親子で一緒にパソコン体験を持つことは大事だと思うんです」
 ここで、二つの活動が結びつき、「子育て中から近所や地域でのネットワーク作り、それを社会とのつながりに発展していけたらと思っているんです。デジコムは人と人をデジタルのネットワークでつなげる役割をしたい。
WEB絵本の画像「ぬいぐるみと家」 子供を守るのは地域社会。そのためには、いろいろな方や団体の方と協力し合ってしくみをつくっていきたい」と、熱く語る新井さんでした。
  今までにない新しい形の活動を展開されている新井さん。「北区を拠点にして、デジコムの活動を全国展開したい」という構想に向けて、前進し続ける姿勢がステキだと感じました。

(北区市民活動推進機構広報部 我妻澄江)


WEB絵本のぬいぐるみも手作りのものです

 

特定非営利活動法人 電子メディアと知識の箱 デジコム

@団体立ち上げ時期・きっかけ
2003年12月9日にNPO法人登記。
16年間コンピュータに関わり、その先端技術を生かして、ネットを利用した市民のメディアとコミュニティーを作ることを目指した。
A活動目的
情報技術を地域社会に役立てる新しいコミュニケーションの場をインターネットでつくることを目指し、デジタル・メディアでの情報交換や知識の共有を支援して多くの市民の創造的な活動を促進することを目的とする。
B活動状況
ネスト赤羽を拠点に、毎日がNPO活動日である。「デジタルとアナログの融合」をテーマに、行政・大学・NPOなどと協働して『ネットと子供』関連のイベントやフォーラムの開催を中心に活動を展開している。
1. 親子のコミュニケーションの促進 WEB絵本などのデジタル・ツールとぬいぐるみなどのアナログ・ツールを連動させて『話しかけ』などのコミュニケーションを図る
2. ネット社会の有害情報から子供たちを守る
C会員数・会員構成
会員数13人(女性6人、男性7人)20代から80代まで。NPO、ボランティアなどで過去に実績を持つ市民活動家、シンクタンク研究員、コンピュータ・クリエーター、会社役員、学生、など。
D会の運営
年に一度の総会。役員会を随時開催。
入会金 3,000円、会費 年3,000円
E活動を通して得たもの
協働できるNPO・ボランティア団体・行政・大学などと出会ったこと。
協働から生まれた人と人とのネットワーク。活動を通じて得たノウハウ。
F近日中の参加可能な活動
・ネット社会と子供たち協議会主催 「ネット社会の危険な落とし穴から、子どもたちを守ろう!」
フォーラム?今求められる、大人たちの行動?
11月25日都庁 
・NPO法人電子メディアと知識の箱デジコム主催 ネット社会と子供たちフォーラム「ネット社会の危険から子どもを守る」2006年2月ハイプラザ板橋 
G会の活動のPR
インタラクティブなコミュニケーションができるコンテンツ制作に関するノウハウと技術力。
HHPアドレス
http://www.npo-digi.com/ 
http://digi-com.cocolog-nifty.com/tiaki/ (ブログ)

 ホームへ
 2005年11月号へ
 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先
2005年10月26日更新版
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ11階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等