北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物

現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2006年7月号>わくわくドキドキ市民活動(2006年7月)

わくわくドキドキ市民活動 (2006年7月)

 今年も開催しました!
 6月10日(土)、11日(日)に北区滝野川会館に於いて「おちゃのこ祭祭2006」が開催されました。地域福祉のネットワークづくりを目的としたこのお祭りも、今回で13年目となりました。今年も2日間で延べ1万人の来場者を迎え、子どもからお年寄りまで、みんなで楽しめるバリアフリーなお祭りは、サッカーのワールドカップに負けないくらい盛り上がりました。

 

 

おちゃのこ祭祭2006を終えて 「話がある・和になる・輪ができる」

窓口でご案内 昨年のテーマは手話で使う指文字の「I Love You」を基本に、「I Love You を伝えたい!」でした。今年は「では誰に伝えるの?」ということで、「いつも頑張っているあなたに、そのままでいいのですよ」という気持ちをこめて「今のあなたに伝えたい」となりました。

 おちゃのこ祭祭に参加する団体や個人は、自分たちが出展する部会(体験展示・バザー・模擬店・ステージ)とおちゃのこ祭祭を運営する委員会(企画・広報・会場・総務)の両方に加わります。主催者は「みんな」ですが、北区社会福祉協議会から委託され、NPO法人東京都北区市民活動推進機構が受託し運営している「NPO・ボランティアぷらざ」(北とぴあ11階)が事務局となって実施します。昨年までは社協の長年関わってきたベテランスタッフがいましたが、今年からは「ぷらざ」のみが事務局となって実施されました。その分人手が足りないなど大変なこともありましたが、各専門部会や委員会ごとに役割がきちんとでき、参加者も慣れているので、思った以上にスムーズに開催できたと思います。

準備会の様子  よく、おちゃのこ祭祭という大きなイベントを実施するにあたり「委員長はどなたですか?」と聞かれることがあります。でも委員長はいないのです。自分が担当しているところを責任をもって運営し、それぞれ連絡をとりながら進んでいきます。それぞれの部会、委員会の正副部長や正副委員長同士の確認事項も「あ・うんの呼吸」で進んでいきます。互いにお互いの苦労がみえ、言葉に発しなくてもねぎらいの気持ちを持ち合っていることが感じられます。そういう人の輪でおちゃのこ祭祭は盛大に行われます。長年培ってきた市民力の成果だと思います。
とはいえ、およそ70団体が関わる行事というのは、連絡をすべて徹底すること自体難しい事です。また当日会場に来てくださる方々も様々です。

自転車整理をするメンバー  各部会は個別の目的をもって参加をしているので、部会ごとの調整でスムーズに進みますが、それでも、部会に出てこない人、全体で決まったことを周知してもらうことなど大変です。委員会では、広報委員会は早めにおちゃのこ祭祭の内容をチラシやポスターに載せて、それを印刷、発送、配布とゴールデンウィークがピークとなり忙しいです。総務委員会は、各団体の机や椅子、パネルなどの備品を「どこから出して、どこへ配布」など細かな仕事で大変です。備品を間違えて返さないようにチェック体制をしっかりと整えています。会場委員会では、自転車整備が一番大変とのことです。次から次へとくる自転車の置き場を誘導したり、違法な駐輪をして近隣に迷惑がかからないようにと沢山の眼が必要となります。マナーを守ってもらうための声かけも勇気のいることです。

筆者の関わった企画委員会は、おちゃのこ祭祭に参加している団体、個人がつながりをもち、作り上げる連帯感を持つために、テーマ、オープニング、フィナーレ、全体企画を担当しています。全体企画としてはここ数年、定例化しつつある「素人一芸大会」を企画し、新たな人達の参加を増やすことを目指しています。その他に子ども達が楽しみにしているスタンプラリーや大正琴の体験、たばた福祉作業所さんのお祭りとの連携など盛りだくさんです。やる気があれば新たな企画もOKですが、企画委員会に関わる人が年々少なくなり人手不足が問題です。

イスや机を準備する様子参加団体・個人の中には、部会、委員会と運営に関わることを嫌い、当日だけの参加と勝手に決めてしまう人達がいるのも事実です。“運営は人まかせで自分たちのやりたいことだけをする”これは大変悲しいことです。確かに、会議回数が多く負担であるという声もあり、今後検討をしなければならないと思いますが、事を為すにはたくさんの仕事が伴うものです。

 

体験コーナー現在の社会では「簡単、便利、スピード化」を選びがちです。でも、手をかけ、面倒でもしっかりと顔を見ての話合いを重ねることにより、信頼や連帯感というものを培うことが出来ると思っています。面倒くさいことかもしれませんが、市民がしっかりと連携をして自主的に動くことは、地域力の強化となり、住民にとって住みやすいわが街を作ることになると思っています。「おちゃのこ祭祭」のように、市民が重要な歯車となって運営をする大きなイベントは他ではなかなか見ることができないのではないでしょうか。

バザー会場特色ある北区の「市民活動」だと思います。関わることは難しいように思われたかもしれませんが、実際に終わった後は「また来年ね!」という明るい挨拶で終えることができるのが「おちゃのこ祭祭」の不思議な力です。これは参加したものにしかわからない充実感ですので、今まで参加したことのない人は、個人出展でも、個人でのボランティア参加でもOKですのでぜひ一度参加してみてください! その魅力にはまるかもしれませんよ!

(北区市民活動推進機構広報部 佐藤幸子)

 

★☆★おちゃのこ祭祭2006/参加団体・個人★☆★
【ステージ部門】
大正琴を楽しむ会・赤羽会、暁扇会、すばる竹連会、おもひでチューズデー、北区視覚障害者福祉協会、北区マジック友の会、手話ダンスサークルさくら草、西恭孝、子ども支援グループでんでん、MKクラブ、ムクナバンド、江戸囃子鼓太郎、駿台学園吹奏楽部・音楽部OBOG会、The Ocean View、レインボー手話ダンス、フラ・ハラウ・ウイラニ、観月会、ひまわりフォームバトン、松本康二、演歌エアロビクス体操クラブ、ファンキーモンキーズ、糸井バンド、木村圭助、プア・リーリア、フラマダン
【体験展示部門】
トライネットワーク、北区社会福祉協議会、北区ダンススポーツ連盟、子ども支援グループでんでん、百華の会、自立生活センター北、東京ほくと医療生協、りんどう、城北演劇を観る会、北区子ども感動コミュニティ機構、たすけあいワーカーズひよこ、双友会、手話サークル連絡会、北区聴覚障害者協会、北区防災ボランティア、こだま、六星会、アミークス、北区男女共同参画推進ネットワーク、映画製作サークル「テンハウス」、(財)日本文化生涯学習振興会21、NPOアミスタ、たばた福祉作業所、北区市民活動推進機構
【バザー部門】
生活の森、グリンピース留学生宿舎、きたく子ども劇場、北区聴覚障害者協会、手話サークルきつつき会、北斗会、NPO飛鳥会、国際平和研究会
【模擬店部門】
NPO法人マドレーヌ21、百華の会、アフリーク、NPO飛鳥会、北区身体障害者協和会、NPO法人つみき、康励フォーラム、北斗会、鳥肉の山田屋、きたく子ども劇場

参団体集合写真加

 

上記の取材については、北区市民活動推進機構ホームページ上でもご紹介しています。また、写真を多数使用した壁新聞『ぷらざニュース』を作成し、 「北区NPO・ボランティアぷらざ」サロンコーナーに掲示してあります。どうぞ、ご覧下さい。

 ホームへ
 2006年7月号へ
 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先
2006年7月7日更新版
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ11階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等