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わくわくドキドキ市民活動 (2007年10月)
北区で活動しているボランティア団体を広くご紹介するページです。NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部員が、取材しています。
今回は、『夏!体験ボランティア』参加者の活動の様子を取材してきました。
夏!体験ボランティア2007
今年の『夏!体験ボランティア2007(以下、「夏ボラ」)』には中学生〜社会人まで311人が申し込み、116か所の受け入れ施設やボランティア団体での活動を体験しました。今回は、その中から3か所の活動を紹介します。 まずは、7月31日(火)、北とぴあ 地下展示ホールへ取材に出かけました。ここで、カンボジアの保育所支援をしている『東南アジア保育支援実行委員会』が北区平和祈念週間事業の一環として活動をしており、この日は8名の夏ボラ体験者を受け入れています。入り口近くの「青空バザー」会場では10時の開店を待ちかねていた大勢のお客で賑わい、体験者もスタッフの方たちと一緒に売り子として立ち働いています。 ボランティア受け入れ担当の豊田栄子さんは、「北区ニュースで品物の提供を呼びかけ、売り上げを活動に役立てています。毎年、夏ボラに何人も来てくれているのよ」とのこと。 雑貨を販売している女子高校生(高校2年)は板橋区内の学校から5人で参加したそうで、「夏休みに何かボランティアをという課題があって、活動内容に関心があったので、ここを選んだ」そうです。
産直の新鮮なブルーベリーを売っている女子高校生(区内高校3年)はボランティア部に所属しているそうで、夏ボラには中学生の時から参加しているベテランです。進路について聞くと、「去年、福祉作業所でボランティアをして、それがきっかけに」なったとか。他の取材で再会した時に、「東南アジア保育支援実行委員会での活動の日は4時まで活動に参加し、殆ど売れて良かった、ブルーベリーをいただいて帰りました。美味しかったです!」と話してくれました。同日、11階の北区NPO・ボランティアぷらざでは、『ぷらざ通信8月号』の発送作業が行われていました。今月号では一人だけの参加申込(区内中学2年男子)でしたが、27日に宛名シールを貼る作業をし、この日は、印刷所から届いた通信を事務局員と一緒に封筒に詰めていました。学校の宿題で活動に参加したそうで、「ここは、眺めがいい所ですね」と話していました。受け入れ側からは、「集合時刻よりも前に来て、きちんと作業をしてくれて、頼もしいです。(穂積暁事務局長)」と、評価が高いようでした。
8月11日(土)には、新荒川大橋野球場脇にある「北区・子どもの水辺」の自然維持のため、定期的に清掃や調査を行っている『北区・子どもの水辺協議会』の活動を訪ねました。 朝9時、会員の方たちが管理事務所脇の倉庫からテントや給水ボックス、調査に使う用具を運び、準備を始めます。調査のために、大学から教授と学生の方、上野動物園の方などの参加もあります。 この日は最高気温が36度という暑さ。受け入れ担当の松下正義さんは、「天気が良いのはいいですが、暑いね〜。皆さんに暑さを体験してもらいましょう」と仰っていました。
この日の体験者は、中高生と教員研修で8人。「この場所に初めて来た」という方が殆どです。軍手を支給されて、まずは川辺のゴミ拾い。その後、投網の得意な会員の方に使い方を教えてもらいました。「鎖がついているので、結構重いです」と、高校生の女の子が話しています。「我々は、練習してもできなかったりしますが子どもはすぐに上手になります」と、松下さん。 この日の調査は、参加者の希望で「水辺の魚類調査」です。魚を網で捕獲し、水槽に入れ、計測・記録をします。会員の方たちは防水ズボンに着替えたり胴長靴に履き替えます。体験者の中には、靴や靴下のまま水に入る人もいます。海水パンツに着替えて水の中まで入っていた男の子(区内中学2年)は「去年(の夏ボラで)は、ここと車椅子を押すボランティアをやりました。(宿題ではないが)今年もやりたいと思って申し込んだ」そうです。 隣接する野球場では練習や試合が始まり、大きな掛け声が聞こえてくる中、「大きいのが捕れた〜」「まだ全然捕れないよ」「あっちにいるよ!」など、体験者の元気な声が響きます。 この活動には、毎年、大勢の参加申し込みがあるそうですが、子どもたちに人気であることが頷けます。
そして、最後に、私たちKiVo広報部の体験受け入れについてもご紹介しましょう。先月号のこの欄で団体取材と執筆を体験された青蛹宙黷ウんは、北区の「新任教員研修」の一環として参加されました。「子育て支援をするために、地域の方々が一生懸命になって活動していることを知る良い機会になりました。わずかな時間ですが、今までにない視野を持つことができたと思います。快く受け入れていただいた団体の方たちに感謝の気持ちを持って、これからの自分の仕事にいかしていきたい」という感想をいただきました。青蛯ウんは王子福祉作業所でも体験され、利用者の方たちや職員の方たちと一緒に作業をされたそうです。 部員不足に悩む広報部としては、今後の継続的な参加にお誘いしたいところでしたが、中学で部活動の指導でお忙しいとのことで、とても残念でした。 今年、実施2年目となる感想文コンクールには、現在、150通の応募が届いており、今回、取材に伺えなかった受け入れ施設・団体でも、多くの方たちが有意義な夏ボラ体験をされたことが記されているようです。詳しくは、次回、ご報告しますので、お楽しみに!
(取材: KiVo広報部 我妻澄江)
★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
(HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/ )
2007年10月1日更新版
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