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わくわくドキドキ市民活動 (2008年5月)
今回は、北区における市民活動の担い手づくりを目的とした「第4期北区NPO・ボランティアカレッジ」と地域のボランティアやNPOの活動を促進することを目的とした「NPO・ボランティア活動促進フォーラム」のレポートをお届けします!
第4期 「北区NPO・ボランティアカレッジ」体験レポート(第4期修了生 對馬 恵美子 )
ボランティアぷらざ通信で第4期開催の募集を見て、サークルとNPOの違いを知りたかったのと、講座内容が興味深かったので応募、受講しました。
目的は達せられたか?というと、「違いが分かった」と胸を張っては言えませんが、ちょっとだけ分かったような気がしています。
講座は盛り沢山で、今まで受けたことがない内容が多かったので、新鮮で楽しかったです。胸にストレートに届いたのは、全体のコーディネーター枝見太朗さんの講義と「伝わる広報にしよう」の吉田理映子さんの講義ですが、「人をやる気にさせるコーチング」や、「上手な会議の進め方」は期待以上で、すぐに使える内容で面白かったです。「会計の基本」は、正直言ってあまり興味がなかったのですが、ボランティアカレッジを受講しなければ出会わなかったと思うので、学ぶ機会が与えられたことに感謝しています。
公開講座のアルピニスト・野口健さんの講義は、映像も交えシェルパとの交流や、エベレスト・富士山のゴミ清掃を始めたいきさつなど、上手なお話に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎました。
参加者は大学生から70代の方までいらっしゃいましたが、定年後の方々が多く受講しているように思いました。後期は講義のあと毎回30分時間が与えられ、グループでの研究と最後に発表がありました。
研究テーマについては最初に講義でヒントを与えられ、あとは3つのグループに分かれて、話し合いで決めました。興味や考え方がまるで違う人たちとの話し合いは結構大変な作業で簡単には決まりませんでした。私達のグループは「岩槻街道の過去・現在・未来」と「『聴こえない』という障害」という2つのテーマが残りました。そろそろ決めなくては時間がないというところまできて、もう一度話し合って、「『聴こえない』という障害」に決まりました。決まってからは、まとめるまで早かったです。それぞれ得意分野があるので、各々に見合った仕事をして、修了式の発表にこぎつけることが出来ました。改めて、「一人一人の持つ力を出し合うと、大きな力になる」と思いました。それは他のグループも同じだったようです。
Aグループは「日の基青老閣(養護老人ホーム)サポーター団体の立ち上げに向けて」でした。桐ヶ丘にある日の基青老閣の施設長である富山さんがメンバーにいることから、運営を支援する組織としてサポーターグループの立ち上げに向けてまとめられていました。Bグループは、戦争時の東京や北区の様子がまとめられていました。そして、平和を訴え続けていかなければならない、と言うメッセージが伝わってきました。こうしてみると、それぞれの講義ももちろん良かったが、自己紹介で多彩な人がいることを知ったり、グループで話し合って意見をまとめる、その過程が一番大変で、でも一番心に残るような気がします。ここで学んだ経験が、これから様々な場面で活かされるのではないかと思っています。そして、ご縁のあった人達とも、いつかどこかで再びお会いすることがあると思います。それまで、みなさんお元気で。お世話になりました。
ありがとうございました。
NPO・ボランティア活動促進フォーラム 「北区らしい市民活動をつくろう!」レポート
3月2日に、北とぴあ13階の飛鳥ホールで3回目となるNPO・ボランティア活動促進フォーラムが開催され、約140名の方が来場されました。
今回は「北区らしい市民活動をつくろう!」というテーマで、他地域で活動している市民活動団体による事例発表、区内の市民活動団体、企業、行政担当者などによるパネルディスカッション、区内市民活動団体、企業によるパネル展示を行いました。
事例発表では「池袋の路面電車とまちづくりの会」の小林としふみさん、「NPO法人ニュースタート事務局」の二神能基さんにお越しいただきました。小林さんは、池袋に路面電車を走らせることを目指し、地域の様々な人々が協力し合い、市民活動を盛り上げている様子をお話していただきました。その活動が実際に行政を動かし、大きな力となっていることを感じることができました。
また、二神さんには、市川市でニートやひきこもりの支援を行ってきた経験をお話いただきました。どちらの発表も今後の北区の市民活動の発展のために参考となるものでした。
事例発表の後は、「北区らしい市民活動をつくるためにわたしたちにできること」というテーマでパネルディスカッションを行いました。パネラーには、北区で市民活動を行っている「NPO法人日本ファーストエイドソサェティ」の岡野谷純さん、「食育ひろば ほっと村」の古賀由希子さん、北区内企業「まちづくり北株式会社」の宮坂一朗さん、「東京青年会議所北支部」の笹島潤也さん、「北区地域振興部地域振興課」の木澤実さん、コーディネーターとして「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」理事の佐藤幸子さんにお越しいただきました。
地域に根ざした特色のある市民活動を行うためには、どんなことが必要なのか。また、今後北区の市民活動の発展のために、わたしたちにどんなことができるのだろうか。といったことに対し、それぞれの立場からの活発な意見交換を行いました。「北区らしい」というテーマに対する答えを見つけることはとても困難でしたが、北区で生活している人びとが、自分たちが必要だと考えている活動を発展させていくことが最終的には「北区らしさ」につながっていくのではないかと思いました。
また、会場では北区で活躍する団体による活動展示コーナー、販売コーナー、体験コーナーや区内企業による社会貢献活動・地域貢献活動を紹介するブースが設置され、団体相互の交流の場となりました。
(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)
★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
(HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/ )
2008年4月25日更新版
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