北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物

現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2009年6月号>わくわくドキドキ市民活動(2009年6月)

わくわくドキドキ市民活動 (2009年6月)

北区で活動しているボランティア団体を広くご紹介するページです。NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部メンバーが、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を取材しています。

おはなし夢夢

 『おはなし夢夢』は、語りの勉強をしながら様々な活動を行っているグループです。
勉強会では、代表の尾松さんを講師に、毎年、1〜3年生と専科クラス1〜3年生の各学年毎に12回の講座を開き、手遊び・手袋人形、詩や小さなおはなし、昔話、パネルシアター、おはなし会の構成などを学んでいて、専科生は8月に「夏語り」、11月に「秋語り」という発表会があります。
講師と受講生の関係から始めて19年目、語りのキャリアを積んできました。

◆『少し大きい子のためのおはなし会』
member4月25日(土)夜、赤羽会館の和室に、幼児から高校生までの親子連れが集まってきます。この日は、子ども7人、大人10人、スタッフ5人の計22人の参加です。
みにきたWeb担当の橋本さんは、「勉強会」1期生で、オリジナルメンバーの一人。「この会を毎月第4土曜日の夜に開いて、もう17年です。」
受付をしている 副代表の渡部さんは、『きたく子ども劇場』の仲間に誘われて2期生になったそうです。「小学生の親子を対象にしています。」「ずーっと通ってきていても、中学生になると、来れなくなるお子さんが多いわねぇ。」会場費があるため、無料ではありませんが、お子さんには参加カードがあり、「毎回スタンプを押してあげて、12個たまると、ご本のプレゼントがあるんですよ。」

◆親子で通っていました
もう一人の受付係は、現役の保育士さん。メンバーであるお母さんと小学生の時からこの会に来るようになり、ごく自然にスタッフになったそうです。
2期生の花泉さんは「子育てしながら学んでいたので、このお話会にも子ども連れで来ていました。」息子さんは保育士となり、この日、開origami演前のひと時、子どもたちと折り紙をしていました。

◆お話会のはじまり!
布とパネルで舞台を作り、『お話会』が始まります。最初は、『手あそび』から。筍が生えてきて抜くさまを尾松さんが面白おかしく表現されます。常連客が多いため、尾松さんは子どもたちの名前を呼びながら話しかけ、最後は皆で一緒に口を合わせて賑やかに筍を抜きます。季節感溢れる、楽しい演目でした。
続いて、冬眠から目覚めた熊の様子が『指人形』で、桜の花びらが散るさまが『パネルシアター』で描かれ、小さなお話、日本の昔話、ラオスの昔話と、演目が進みます。強弱をつけた臨場感あふれる表現力に会場の皆が引き込まれ、ユーモラスな語り口に笑い声が響きます。

ここで1部が終わり、ティータイム。スタッフの皆さんが用意した麦茶とお菓子を配って休憩です。
  第2部では、伊藤さんが秋田弁で天狗の話、松野さんが静岡弁で『花咲爺さん』を語りました。 締めくくりの言葉、「ちゃっきり、ちゃっきり、これっきり」がとても新鮮で、耳に残ります。
この後、尾松さんの愉快なパネルシアターに会場が大いに沸きました。そして、最後の『今月のお誕生会』では、3人の子どもたちが前に出て、一人ひとりがお母さんやお父さんからのメッセージをもらい、会場全員でお祝いをしました。

ms omatsutakenoko

◆その他の活動
「寿司やの小部屋で開催する、大人のための『まち』のおはなし会、『寿司や語り』という企画もあります」と、橋本さん。終了後、お寿司をいただきながら参加者と語り合うとか。「そば屋の2階で落語を」というのに似た、粋な企画ですね。
また、毎年秋に開催して5年目になる『平和を明日へ』は、「おくに訛りで憲法9条など、自分の出身地の方言で語り比べをしたり、戦時中の体験を自分語りとして創作したおはなしを並べて、平和を明日へ語り継ぐ活動です。」「去年は、スペースゆう(北区男女共同参画センター)の《パートナーシップ事業》で、『日本の昔話に見る男と女』という公演や語りをしました」「今年は、区の《地域づくり応援団事業》の助成を受けて、新しい事業を企画しています」と、意欲的です。
渡部さんは、高齢者の集まりや施設で頼まれて、仲間と一緒に語ったりもされているとか。皆さん、「もっと多くの人に、『語り』の素晴らしさを知ってもらいたいですね」と、おっしゃっていました。

◆ビタミン i(愛)
20年近くも学びつつ活動されている皆さんですが、『語り』と一口に言っても、指人形やパネルシアターに民話、昔話と幅広く、奥が深いことが分かりました。また、「語りは、皆にとってのビタミン i(愛)」をモットーに活動されているというお話が、強く印象に残りました。
(取材: KiVo広報部 我妻澄江)

(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
1990年10月、きたく子ども劇場主催の地域公演をきっかけに、当時の運営委員を中心に勉強会を共催したのが始まり。以後、別組織としてスタ−ト、今日に至る。
(2)活動目的
・語りの実践と研究の交流を行い、語りの文化を豊かにし、大人の生き方を表現・探究していく。
・生の声で語る物語や昔話、民話、詩などを通して、子どもから大人まで、さまざまな人の心を抱きしめ、あたため、元気づける。
(3)活動状況
1.語りの勉強会 2.子ども、大人に向けたおはなし会など、語りの実践活動 3.講座、講演会などの普及活動

(4)会員数・会員構成会員数
語りの実践者、愛好者、研究者で構成(北区内外から参加) 会員数57名
(5)会の運営
代表:尾松純子、副代表:渡部百子、会計:松野敦子、会計監査:板鼻弘子、夢企画王子:橋本弥寿子、夢企画大田:松野敦子
以上のメンバ−による役員会と、各催しごとのスタッフ会議を組織して運営。会費:月額2,500円
(6)活動を通して得たもの
語る喜び、聴く楽しみ、語りを通してつながり合う人の絆、子どもと分かち合う世界、生き抜く力、表現力、理解力、自己肯定感など。 
(7)近日中の参加可能な活動
日時:6月27日(土)午後7:00〜
内容:「少し大きい子のためのお話し会」
場所:赤羽会館第2和室
お休みの前の晩、親子であったかいひとときを…との試みが17年を経過。多くの大人と子どもたちに、おはなしの楽しさ・奥深さを伝え、語り継いできた。
(8)PR
さまざまなことば・声・語り口による独自の語りを認め合い、語りの世界をお互いに楽しみ、語り文化を広げようとする「おはなし夢夢」の生き方を、これからも伝えていきたい。多彩な企画をお楽しみに!
(9)連絡先

TEL 03-3907-6325(尾松純子)
みにきたWeb http://minikita.kitaku.net/gnkk01/mypage/index.php?gid=G0000127

 

★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

 ホームへ

 2009年6月号へ

 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先
2009年5月28日更新版
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ4階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等