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わくわくドキドキ市民活動 (2009年9月)

 北区で活動しているボランティア団体を広くご紹介するページです。NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部員が、取材しています。今月は、『夏!体験ボランティア2009』参加者の活動の様子をお知らせします。

夏!体験ボランティア2009

 今年の『夏!体験ボランティア(以下、夏ボラ)』には中学生〜社会人まで151人が申し込み、受け入れ施設やボランティア団体73か所で、86の活動を体験しました。
  今年初めて「夏ボラ」を受け入れた3団体(施設)を取材しました。
yamabukisou  まずは、7月29日(水)午後、北区立高齢者在宅サービスセンター桐ヶ丘やまぶき荘へ出かけました。ここは通所の高齢者の方たちが過ごす場所です。この日は、高校1年生1人と中学1年生4人が参加していました。受け入れ側である社会福祉法人 東京聖労院の川副さんのお話では、「今日が受け入れの初日です。1日か2日の参加なので、簡単なお手伝いをしてもらっています。」
  「夏ボラ」体験者の参加動機は、「課題に役立てたいので(中学生)」「祖母と同居していて、お年寄りと接するコツをつかみたいので(高校生)」ということでした。
  午後は椅子で円陣を組み、ゲームや体操をして過ごすというプログラム。30人ほどの方たちが、尻取りや歌、風船バレーボールなどを楽しみます。「夏ボラ」体験者達は、円の中に混じって座り、一緒に体操したり、道具を配ったり、風船を拾ったりしました。司会進行役の職員の方が『青い山脈』の歌詞をホワイトボードに聞き書きしながら、「ボランティアの方達は、この歌を知ってますか?」と質問するなど、配慮をしてくださっていました。おやつの時間には冷たいアイスティーとお菓子を一緒にいただき、お話もしました。
  今日の体験については、「あっという間に時間が過ぎる」「難しいです」などの感想、川副さんは「普段交流をもつことができないため、ご利用者の皆様も大変喜ばれておりました」とおっしゃっていました。
genki lab  翌30日(木)、赤羽文化センターで開かれた『子ども教室 手こね石けん作り』には、区内の中学2年生1人が参加しました。ボランティアは初めてで、日程の都合が合ったのが、参加の動機。「小学生の弟がいるので、小さい子の相手は大丈夫です」とのこと。
  主催団体『こころとからだの元気Lab.』の代表である堀口さんは、「いつもは障害者を対象にアロマボランティアや、女性やシニアが元気になるリフレッシュ&リラックス勉強会などの活動をしています。今日は子どもが対象のイベントなので、お手伝いをしながら、自分も楽しんでほしい」と、おっしゃっていました。
  「夏ボラ」体験者は、開始1時間前からスタッフと一緒に会場の設営を開始。机や椅子の移動、子どもたちが床を汚さないようにと新聞紙を敷き、受付も担当します。オリエンテーションで既に石けん作りを体験しているので、「皆に実演してみせたり、手助けをしてください。今日はスタッフが1人来られなくなったので、宜しくお願いします。」
  この日の講座参加者は、メンバーのお子さんを含めて幼児・小学生が11人。他に、付き添いのお母さん5人も子ども達の傍に座っています。 
  各人が石けんのデザインを考えてから、ビニール袋に入った石けん粉を手でこね始めます。結構力が要るので、「夏ボラ」体験者もテーブルを回って手伝ったり、堅さの加減をアドバイスしています。「大丈夫?」とにこやかに子どもたちに話しかけて手助けする様子は、助っ人として十分な活躍ぶりだと感じられました。
  こね終わった石けんをビニール袋から出してハートや星など思い思いの形にしてから、何種類か用意してあるハーブをトッピングして、一つ完成!次は、石けん自体に色付けし、ハーブなどで香りをつけて作ります。最後に、完成した石けん2個を千代紙で折った紙の箱に入れて、皆で記念撮影をしました。
  「夏ボラ」体験の感想は、「楽しかったです。思ったより大変でしたが、遣り甲斐はありました」などでした。
tamatebako corn  8月1日(土)は、JR板橋駅近くのきつね塚通り商店街に拠点を置く『「滝野川」地域で子育てをする会 玉手箱』を訪ねました。7月25日から8月末までの夏休み期間中、毎週土曜日夕方に行われる商店街の夏祭り『土曜縁日』のお手伝いが、「夏ボラ」体験者の仕事です。
  4回も続けて縁日を開くとはとても活発な商店街ですが、「ここの商店街も高齢化していて、人手が足りません。こちらがボランティアの窓口を引き受けたことで、若い子達に入ってもらうことができて、好評です」と、『玉手箱』代表の岩倉さん。各回5人ずつの定員枠が全て埋まり、通しで参加の中学3年生が2人、3回参加が1人いるそうで、「皆、良く手伝ってくれて、助かっています。」
  この日は、通しで参加している中学3年生が2人、1日のみ参加の高校2年生が3人という構成。参加の動機は、皆、「楽しそうだから。」「暇だし〜」という中学生に「中3って、受験で忙しくないの?」と聞くと、笑っていました。いい気分転換になるのかもしれませんね。
  まず、揃いのエプロン姿で「焼きもろこし」屋台用に、商店街の方たちと一緒にとうもろこしの皮むき作業をします。路地に座り込んでの作業は、「結構、疲れます。」
  1時間余りで、おやつの時間。クレープ屋さんからの差し入れに、皆の笑顔がこぼれます。
  その後、スタンプラリー、金魚すくい、焼きもろこし、輪投げゲームに1人ずつ配属されました。とうもろこしを焼くのが熱くて大変だということもありますが、「1日だけの参加者に、なるべく多くの体験をしてもらいたいから」という岩倉さんの配慮で、1時間ほどで担当を代わります。焼きもろこし担当は「暑かったけど、楽しかった!」、綿菓子担当は「難しいけど、楽しかったです」、金魚すくい担当は「楽しい。子ども達がとっても上手だった」など、全員から「楽しい」という言葉が出てきました。皆、住んでいる地域で屋台のお手伝いをしたことが無いそうです。
  この活動では「夏ボラ」体験者には、商店街からのお礼として、屋台で売られているものがプレゼントされるそうです。
  今回は、高齢者と子ども達を対象にしたボランティア体験のご紹介となりましたが、「夏ボラ」体験者が現場の職員やスタッフの方達の仕事や活動を知り、スタッフ側として参加者の笑顔に接するという体験ができたように感じられました。
tamatebako yakimorokoshi  tamatebako kongyo

取材に伺えなかった受け入れ施設・団体でも、多くの方達が有意義な「夏ボラ」体験をされたことでしょう。恒例の感想文コンクールは12月号でご紹介しますので、お楽しみに!
(取材: KiVo広報部 我妻澄江)


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

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