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KiVoぴっくあっぷ (2010年10月)

  今月は、「北区NPO・ボランティアぷらざ」が主催する『夏!体験ボランティア2010』と『第7期北区NPO・ボランティアカレッジ』をご紹介します。

  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

夏!体験ボランティア2010

今年の『夏!体験ボランティア(以下、夏ボラ)』には中学生から社会人まで301人の申し込みがあり、受け入れ施設やボランティア・市民活動団体 計109か所、122の活動メニューの中から、参加者それぞれが選んだ活動を体験しました。

setumeikai◆参加者説明会
  7月4日(日)、北とぴあ13階の飛鳥ホールにて3回、参加者説明会を開きました。その後も随時追加説明会を開き、10日から希望先への申し込みが行われました。
  『夏ボラ』で活動する場合、「ぷらざ」が行う参加者説明会に必ず出席し、申込方法や活動先の紹介に加えて、ボランティア活動をする際の心構えや注意事項を聞きます。また、昨年度に引き続き今年も、事故なく活動できるよう、「NPO法人日本ファーストエイドソサェティ」の岡野谷純さんによる、「学ぼう!予防とケア」の講義がありました。

 

◆参加のきっかけ
ukima  参加者の事前アンケートを見ると、『夏ボラ』の申込理由に、「学校の宿題・レポートのため」や「将来の仕事を選ぶ参考にしたい」という理由を挙げる方も多いのですが、「ボランティア活動に興味があるから」「前にもボランティアをしたことがあるから」という理由を挙げている方も多くいます。
nishigaoka hoikuen  参加者の1割が『夏ボラ』のリピーターで、期間中に複数の活動先で体験をする参加者もいます。また、参加者の3%と少数ですが、社会人の参加もありました。学校でボランティアに触れる機会がなかった世代でも、関心があればいつでも始められるということだと思います。
  参加動機は様々ですが、「ぷらざ」に続々と届いている感想文(※)では、学生の皆さんが長い夏休みを利用してボランティア体験をしたことで多くのことを感じたことがうかがえます。「ぷらざ」がボランティア体験のきっかけを作るお手伝いができたことが、うれしく感じられます。

kodama sakusei

※「ぷらざ」では、『夏ボラ』での活動体験の感想文を募集する「感想文コンクール」を行っています。それについては、12月号でご紹介する予定です。お楽しみに!

◆その他のボランティア体験事業
  夏休み中、『夏ボラ』だけでなく、荒川・台東・文京区のボランティアセンターと合同で、教員を対象にした研修会を毎年開いています。ボランティア学習や福祉教育を行う上での知識や技術を身につけることを目的にしており、今年は7月23日(金)にアクロスあらかわ(荒川区)にて、山西優二さん(早稲田大学文学学術院教授/かながわ開発教育センター代表/逗子市社会福祉協議会福祉教育拡充チーム座長)を講師に、ワークショップを中心とした内容で行いました。
  また、同じく4区合同の事業としては、今年はじめて親子でボランティアをする『親子DEボランティア講座』が企画され、ボッチャ体験を行いました。ボッチャは障がい者のスポーツとして普及していますが、障がいのある人もない人も一緒に楽しめる「ユニバーサルスポーツ」を知り、障がいのある参加者と一緒に実際にプレイすることが、障がい者理解につながるものだと思います。今回は場所が荒川区内だったためか、北区からの参加は残念ながらありませんでしたが、今後も開催する際は「ぷらざ通信」などでお知らせしますので、ぜひご参加ください!

第7期北区NPO・ボランティアカレッジ

◆開講式college kaikou
  北区の市民活動を応援する講座、『北区NPO・ボランティアカレッジ』が9月12日(日)にスタートしました。午後2時より行われた開講式では、主催者からの挨拶や受講生・スタッフ・事務局の自己紹介、オリエンテーションに引き続き、第1回目の講座「ボランティアとは?」を行いました。

◆楽しくフィールドワーク
  昨年から『入門編』『概要編』『実践編』の3期に分けて開催していますが、『入門編』は今期、これまでと異なる層の参加を願って、日曜日の開催としました。

play park『入門編』と『全コース』の受講生は14日から10月3日まで、「第2回 楽しくフィールドワーク」として7箇所のメニューから活動先を選んで実際にボランティア体験を行います。この講座の企画運営は第1期からの修了生有志によるプロジェクトチーム10名ほどで行っていますが、ボランティア体験ではプロジェクトチームのメンバーが所属する団体のイベントや日頃の活動に加わり、実際の現場で一緒に動くというものです。
10月17日(日)開催の第3回目では、各人の感想を出し合ったり、受け入れ団体との意見交換をする予定です。

◆今後のスケジュール
  10月27日(水)には、ボランティアを続ける上で必要な知識・団体の運営を円滑に行うためのコツを身につける『概要編』が始まり、講師を交えた交流会もあります。第2回目は『カレッジ』を受講していない方も参加できる公開講座で、人気講師の青木安輝さんによる「人間関係を円滑にするためのコーチング」を学びます(10ページ参照)。
  続く『実践編』では、更にスキルアップをはかるため、会議の進め方やチラシ作りの講座、「ワールド・カフェ」を体験するワークショップも用意しています。
  事前学習として、9月8日(水)に講師 西村勇也さんのご指導で、プロジェクトチームが「ワールド・カフェ」を体験しました。4〜5人のグループを作り、グループ替えをしながらテーマについて話しを深めたり展開していく手法「ワールド・カフェ」は、通常の会議とは違って、自由で開放的な雰囲気の中でアイデアを引き出していくのに効果があると実感できました。

 『概要編』は、講座開始まで申し込みを受け付けています。より多くの方の受講をお待ちしています。
(KiVo広報部 我妻澄江)


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