北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物

現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2011年9月号>KiVoぴっくあっぷ(2011年9月)

わくわくドキドキ市民活動 KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

おもひでデューズデー

●「おもひでチューズデー」とは?

 古めかしいかな文字「おもひで」、そして「火曜日」は思い出に浸る日??member
  変わったネーミングは、「歌謡」曲と「かよう」日をかけただけの“おやじギャグ”。
  そうです、私たちはリーダーの“はっしー”、うんちく薀蓄(注)の“もりちゃん”、編曲とおリコーダーの“みっちー”、Mrベースマン“フジタちゃん”、ヴォーカル“オギワラ青年”、大正琴の“あさき”、昭和の生き証人“ちゃーちゃん”、箱根からやってくる“デコ”、そしてとぼけたフルート奏者“やす子”の9名からなる昭和歌謡愉快団「おもひでチューズデー」なのです。
  2005年にブログを開設以来、年間20回以上の訪問演奏を続けている音楽ボランティア。全員が未だ現役のサラリーマンやら会社社長やら介護士やら…のため月2回に抑えての活動は、それでも来年10年目を迎えようとしています。通算113回の演奏は、関東近県を中心に、遠くは三重県の津市まで広範囲。老人施設から病院、ライブハウス、ホールまで多岐にわたっています。

(注)薀蓄
  …蓄積された知識のこと。
  私たちの演奏は、このための時間が3分の1くらいを占めていて、歌の背景や登場する地方、作者の生い立ちから曲のできたいきさつまで、博識の“もりちゃん”が“はっしー”のつっこみにも負けず、クイズを交えて面白く語ります。

●そもそもの始まりは…

 昭和歌謡のイントロに欠かせないレキントギターを演奏する“もりちゃん”は(実は中学生の頃から昭和歌謡が大好きだったのですが)、大学のマンドリンクラブで出会った先輩の“はっしー”と、急逝した後輩のI君のお通夜の日に久々に会って、活動開始を決意したようです。
  初回の演奏は「アトリエ・アベ」の集会で。“やす子”が関わっていた「育ち愛ほっと館」が縁結びをしてくれました。この時以来掛け合いのおしゃべりでつなぐ演奏スタイルは、今でも受け継がれて会場を沸かせます。“もりちゃん”は「昭和歌謡のさだまさし」なのです。以後事あるごとに仲間を誘い入れ、中にはブログを見て申し込んできた人もいて、今では9名のバンドとなりました。

●活動のある一日をふり返ってみると…

koto festival “オギワラ青年”が働いている特別養護老人ホームSは、南武線の久地が最寄駅。私たちは、ここに何と通算21回訪問しています。「親戚の〇〇ちゃんが来た」「おめかしして待っていました」と言って歓迎して下さる入居者の皆さんは、ほとんど全員車椅子。みんな顔見知りになり、いつの間にか名前で呼び合う親しさです。
  朝、ゆっくり支度をして、各自神奈川や千葉から(遠い人は)2時間近くかけて12時半頃現地集合。久々に会うメンバーは、新しく編曲され前もって譜面が配られている曲のおさらいをして、気になる数曲を合奏します。10年近くやってきての私たちのモットー「(キツイ)練習をしない」は、不動にして真理を付いているようで、ウンチクやクイズを交えての12曲ほどの演奏は終始笑いに包まれてライブ感満載。あっという間に時間が過ぎてしまいます。終演後、大声で歌いきって活き活きとした表情のお年寄りの皆さんは、名残惜しそうに近寄ってきて挨拶を交わしたり握手をしたり…。「今日も楽しかった〜」「次は何時?」と、去りがたい様子で交流に余念がありません。
  「また来ますね」「お元気でいて下さいね」と涙ぐむメンバーもいて、感動のうちにホームを後にすると、恒例の「反省会」。次回の曲を決めたり編曲者の「駄目だし」を受けたり、家族の近況や職場の変遷、果ては最近出会った本や映画の話から時事問題・人生の哀歓に至るまで、終電まで話が尽きることはありません。よくもまあこんなに話すことがあるものだと、自分たちで感心するほどの盛り上がり方。時に加熱した議論が口角泡を飛ばす事態に陥っても、満たされた気持ちで家路につきます。“アラ還”に差し掛かった中心メンバーが、体力の衰えを自覚しつつも息長く続けていきたい究極のボランティア活動に乾杯!

おもひでチューズデー
橋本 弥寿子 記

おもひでチューズデー

(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
2002年11月、フラワー教室(アトリエ・アベ)でのギターデュオ演奏会を皮切りに、ブログ開設。特別養護老人ホーム「しゅくがわら」での演奏を中心に、依頼のある施設を次々に訪問するようになり、現在に至る。

(2)活動目的
昭和歌謡演奏で高齢者・障がい者等の皆さんと歌いながら、生きてきた時代をふり返るひとときを過ごすことで、楽しい時間を持ち、思い出を蘇らせて心身を活性化し、明日への活力とする。併せて高齢者等施設の皆さんとの交流を図る。

(3)活動状況
主に都内・近県の高齢者(特養ホーム、デイサービス、老健施設等)・障がい者施設等での活動は年間20回以上。年に1回、コンサートを主催。

(4)会員数・会員構成
9名。男性5名、女性4名
年代は20代から70代。中心は50代後半
居住地域は多岐にわたり、北区2、神奈川5、千葉1、豊島区1
職業も様々で、会社役員3、大学職員1、介護職2、歯科医院勤務1、その他2

(5)会の運営
全員が有職者のため、活動日に会議・交流・稽古・打ち合せ等全てをこなしている。

(6)活動を通して得たもの
人生の先輩たちが歩んできた時代を自分たちの生き方に重ね、共通の趣味である音楽を媒介として多くの人とつながり交流することで、更なる成長と日々を豊かに過ごすための知恵を得ている。

(7)近日中の参加可能な活動
9月17日(土)13:30〜 北とぴあカナリアホールでの昭和歌謡コンサート

(8)PR
ゆるやかなつながりと楽しむための演奏。

(9)連絡先
ホームページ
 http://www.kayou.org/index.htm
みにきたWeb  http://minikita.kitaku.net/gnkk01/mypage/index.php?gid=G0000158

※この取材について写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』をぷらざサロンコーナーに掲示予定です。ぜひご覧になってください!


 ホームへ

 2011年9月号へ

 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先

2011年8月26日更新版

〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ4階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等