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KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。今月は、「ジョイナス日本語くらぶ」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。
ジョイナス日本語くらぶ
■活動状況
私達「ジョイナス日本語くらぶ」は、「外国人の方々が、少しでも早く日本語を使える様に」をモットーにして、家族的な雰囲気の中で活動を続けています。メンバーには、社会の第一線で活躍している経験の豊かな人たちが数多くおります。
学習者の国籍・性別・年齢は一切関係なく、日常生活で困ったこと、失敗した経験、身の上相談などを話し合いながら、問題の解決に皆で知恵を出し合う方法を大切にしています。プライバシーに配慮しながら実生活の中から話題を広げているので、教科書は特に使用しておりません。
どこの国の言葉も、やさしい言葉はありませんし、教科書などに出て来る表現は、時に日常会話に不向きな点もあります。私達のクラブでは、出来るだけ実用性を大切に考えて活動しています。
会話を重ねる内に、日本語のいいまわしも自然と覚えますし、間違った日本語の使い方は、文法に沿ってゆっくりと修正していきます。
学習者の出身国も年齢もいろいろです。中国の方が最も多いのですが、参加目的も、就職先での社内コミュニケーション能力を高めたい人、留学試験合格を目指す学生さん、日常生活をスムーズにしたい家庭の主婦や来日して職を探している方など、様々です。
利用する人は、世界的不況と昨年の津波による放射能災害の影響ですっかり激減してしまいました。でも今年になって、又少しずつ増加の傾向にあります。やはり、原発事故の影響は、かれらの母国の方にとって強く、ショックと危機感を与えたようです。
日本は、一日も早くこうした不安、不信を払拭する努力をすべきだと思い、私達もそうした点を踏まえ協力していきたいと考えて居ります。<学習者の出身国・地域の例>
中国、香港、台湾、韓国、ロシア、スリランカ、フィリピン、モンゴル、ミャンマー、マラウイ、ベトナム、バングラデシュ、オランダ、シリア、タイ など■メンバーから一言
専業主婦の私が、社会との繋がりを求めて参加しています。主婦目線の話題で盛り上がったり、相手の方の国の文化、習慣に驚いたり、異文化間コミュニケーションは刺激的で楽しいです。
留学生の方には、ついつい母国のご両親と気持ちが重なってしまう様な時もありますね。 (清水 信子)定年退職後、自治会や、菩提寺の活動をしていましたが、縁があり、参加する事になりました。
金曜日の週1回ではありますが、外国の方々に日本語を教え、彼等からはその国々の習慣、文化、風俗、教育などを学ぶ時間は、私にとってとても貴重です。また、この活動から生まれる、外国人と日本人、またボランティア同士のふれあいの場は、ボランティア活動の重要性を改めて、実感させてくれるものです。
このボランティア活動を楽しく長く続けさせて頂ければ幸いと思っています。(高久 泰吉)毎回、「今日はどんな人とお会いできるかな」と思いながら通っています。学習者からは、新聞・テレビでは得られない現地の生の声を聴くこともあります。また、来日3日目の人とは、身振り手振りで汗だくになってコミュニケーションを図り、思わず顔を見合わせて笑ってしまう事もあります。こんな雰囲気の中で、一期一会を楽しみながら活動しています。(武藤 かをる)
何年か前、中央公園文化センターで何かの講座を受けた帰り、日本語ボランティア教室のチラシを目にした私は、いつかは参加して外国人の役に立ちたいと思いました。後日、日本語ボランティア養成講座の開催を知り、すぐに受講しました。受講直後に有志が集まり教室を始めることができたのは幸いでした。私は、「ジョイナス日本語くらぶ」というグループ名を提案したので、愛着があり、これからも続けたいと思っています。(黒瀬 恭子)
その都度異なる学習者を担当する場合があります。学習者のレベル・求めるものを即座に把握して進行しなくてはならないため、錆びた頭を強制的にフル稼働させることになります。また、質問に答えられないことがあれば、終了後、図書館に直行です。2年半近くなりますが、これからも続けていきたいと考えています。(高橋 孝)
「外国人の方とお話ししてみたい」という気軽な気持ちで始めたボランティアでしたが、会話の楽しさもさることながら、「外国語としての日本語」の奥深さにもハマってしまいました。
また人生経験豊かなボランティア仲間との交流も大変有意義で、続けていられるのもこの仲間あってこそだと思っています。(渡辺 友見)ジョイナス日本語くらぶ
代表 山田 元樹
ジョイナス日本語くらぶ(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
北区立中央公園文化センターが主催した区民講座「初めての日本語ボランティアセミナー」(2010年1月)の受講生有志で、2010年3月に設立。
4月から活動を開始する。(2)活動目的
日本に来られた外国の方々に対して、少しでも早く日本語を使える様に手助けする、日常生活での困ったこと、
わからないことの解決を支援する、さらに文化交流の場を提供する。(3)活動状況
北区立中央公園文化センターで、金曜日の午後(1時半〜3時半)、月4回、日本語教室開催。(4)会員数・会員構成
会員数は10名(女性が少し多い)。
年代は30〜80代。男性は60代以上。
居住地域は北区全域。職業は様々。(5)会の運営
定期総会は年に1回。役員会を活動日に合わせて必要に応じて開催する。
活動費は、日本語教室参加費を充当する。
会員・学習者とも100円/回。
(6)活動を通して得たもの
活動を開始してから2年半弱であるが、中国、韓国、台湾、フィリピン、ミャンマーほか世界15余りの国・地域から延べ260人以上の学習者が
日本語教室に参加した。活動を通じて、日本の良さを再認識することが多々あった。(7)近日中の参加可能な活動
ご連絡いただくか、活動日に北区立中央公園文化センターへ直接おいでください。(8)PR
会員(日本語ボランティア)を募集しております。日本語学習のお手伝い、日本語で雑談する相手、困ったことを相談できる相手、
などに興味のある方は、是非ご参加ください。(9)連絡先
山田 元樹 090-8173-2403
E-mail:kaoru-muto@coda.ocn.jp
※この取材について写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』をぷらざサロンコーナーに掲示します。ぜひご覧になってください!
この団体も登録しています。
みにきたWeb 北区市民活動情報サイト
http://minikita.kitaku.net/
ぷらざで登録を受け付けています。
2012年8月28日更新版 |
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