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KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
今月は、7周年を迎えた「環境展」の報告です。参加団体の方々からのメッセージや当日のスナップ写真とともに、今年の「環境展」について報告します。
第7回環境展
環境展は北区内で環境活動を行っているNPO・ボランティア団体、学校、行政、企業が協働し、年に1回開催しています。
今年は「みんなで広げよう 未来へつなげよう」をテーマに、北区立岩淵小学校を会場にし、10月27日(土)に開催しました。■ブース出展
校庭では、18の参加団体が10張りのテントに別れ、趣向を凝らした内容を携えて出展しました。
木の実やシュロの葉を使った工作教室、荒川の水質検査、校内の生き物ウォッチング、藍染体験など、子どもたちが体験を通して学ぶブースがずらりと並びました。防災用の簡易トイレや土のうといった、日ごろ目にすることが少ないものに触れることもできました。また、スケルトン清掃車の実演も注目を集めました。大人も子どもも夢中になって、次々と車内に詰め込まれていくゴミを模したビニール袋を見つめたり、どんどん吐き出される袋の山に歓声を上げたりしました。当日は参加した子どもを対象にスタンプラリーも実施しましたので、テントを回ってクイズや体験をするうちに、自然と環境に関する知識が身についていったのではないでしょうか。
出展団体の一つ、ヱスケー石鹸株式会社の中野慶治さんから、当日の様子や感想をお寄せいただきました。≪創業大正7年、老舗メーカー・ヱスケー石鹸≫
北区東十条で創業したヱスケー石鹸は、90年余りの間、石けん一筋でモノ作りをしてきました。平成14年からはリサイクル石けんシリーズ事業を開始し、平成24年にはエコマークを取得、行政・施設での利用が拡大しました。平成13年から環境教育への取り組みを開始し、都内の小学校を対象とした総合学習支援や市民講座の講師派遣も実施しております。
今回、初めて北区環境展に参加させていただきました。弊社では、手作り石けん体験として、ねんどのせっけん「コネコネマイせっけん」を児童中心に体験してもらいました。同製品は、使用済み食用油を使ったリサイクル石けんでもあり、リサイクル原料の石けんを楽しく理解してもらいました。保護者の方々からも「どこで買えますか?」などの声が寄せられ、うれしい反響をいただきました。
これからも北区の企業市民として、社会貢献活動を継続し、未来の子どもたちのために環境活動を積極的に推進していきます。
■出前授業
環境展当日は、北区立岩淵小学校の公開授業でもありました。参加団体のうち、北区水辺の会、北区エコリーダーの会、NPO法人人と動物の共生をすすめる会、NPO法人東京樹木医プロジェクトの4団体は、環境についての出前授業を受け持ちました。 4年生の授業を担当したNPO法人東京樹木医プロジェクトの和田博幸さんから、授業の様子を聞かせていただきました。
≪子どもたちと一緒に校庭のさくらを診断≫
私たちは環境展に今年で6回目の参加となりました。身近な環境に対する児童たちやボランティアグループの熱心な取り組みに、毎回感心しています。
いつも皆さんに交じって樹木相談で出展していましたが、今年は初めて4年生を対象に出前授業をさせていただきました。授業のテーマは、「校庭の木は元気かな?」で、校庭の南側にあるさくらを児童には樹木医になったつもりで診断してもらいました。
さくらは毎年春にはきれいな花を咲かせるので、元気なのかと思われがちですが、じっくり観察してみると意外に弱っているものが多くあります。さて、校庭のさくらはどうだったでしょうか。枝や葉っぱはバランス良くたくさんあるか? 枝に切られたあとがあるか? 幹が腐っていないか? など、八つの項目を診断して児童に点数をつけてもらいました。
みんなで診断した結果、根元は囲われていて幹の一部はコンクリートの上に乗っています。枝も切られた跡があります。幹の肌もごつごつしています。窮屈な場所に育っていて、どうもちょっと腐っているようです。
樹木の診断は4年生には初めてのことでしたが、診断票にしたがって観察してみて、初めてその状態が良くないことに気づいてもらえたようです。さくらの診断を通じて少しでも身近な緑の大切さを分かってもらえたような授業でした。
■児童による研究発表会とパネル展示
今回は、北区立岩淵小学校4、5、6年生と北区立浮間小学校3年生、うきうき池委員会の児童による発表会を行いました。
北区立岩淵小学校では、1年生から6年生まで継続して荒川の自然観察による環境学習に取り組まれています。発表が実際に荒川で体験したことやそれを基に勉強した内容なので大変説得力があり、日ごろこつこつと積み上げてきた学習の成果が充分に発揮されていました。ラストを飾ったのは3年生による「ソーラン節」。そのはつらつとした踊りに、来場者は皆元気をもらえました。
北区立浮間小学校は「日本桜草庭園」「うきうき池」「ウサ山(築山)」など、自然を身近に感じられる環境が整っています。児童が自然の変化を肌で感じながら注意深く観察し合い、充実した学校生活を送っている様子が伝わる発表でした。
発表会の最後には、児童の研究成果をたたえ北区環境大学名誉学長より表彰状が贈られました。
6校の展示パネルはどれも秀逸で、学校ごとの個性溢れる見事な内容でした。その活き活きとしたメッセージは、まさに「みんなで広げよう 未来へつなげよう」という今回の環境展のテーマそのものであり、頼もしさを感じました。
参加団体ならびにご協力いただいた皆さま、本当にお疲れさまでした。北区NPO・ボランティアぷらざ事務局
参 加 団 体 の 紹 介
[NPO・ボランティア団体]
北区水辺の会
北区エコリーダーの会
NPO法人西ヶ原ローズページェント
NPO法人東京樹木医プロジェクト
NPO法人人と動物の共生をすすめる会
北区水辺クラブ
北区で子どもの遊ぶ場をつくる会
工房布礼愛(ふれあい)
西ヶ原フラワーロード会
トライネットワーク
NPO法人東京都北区市民活動推進機構
[学 校]
北区立岩淵小学校
北区立赤羽小学校
北区立浮間小学校
北区立清水小学校
北区立滝野川小学校
北区立滝野川第七小学校[行 政]
国土交通省荒川下流河川事務所
北区環境課
北区道路公園課
北区防災課
北区清掃事務所
北区立自然ふれあい情報館[企 業]
ヱスケー石鹸株式会社[協賛品提供企業]
株式会社トンボ鉛筆(鉛筆)
東京ガス株式会社(絆創膏、防災ハンドブック)
アルミ缶リサイクル協会(冊子)
株式会社ベネッセコーポレーション(冊子)
地球環境パートナーシッププラザ(冊子)
森を育む紙製飲料容器普及協議会(飲料、冊子)[主 催]
北区環境展実行委員会[後 援]
東京都北区
東京都北区教育委員会
国土交通省荒川下流河川事務所
サイトマップ 当サイトの使い方 お問合せ先 2012年12月19日更新版
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ4階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
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