現在地:ホーム>発行物>過去のぷらざ通信>2014年10月号>KiVoぴっくあっぷ(2014年10月)
KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
毎年恒例「夏!体験ボランティア」は、今年で26回目を迎えました。多くの受入団体・施設にご協力頂いた今年の活動の様子や参加者の感想をお伝えします。
来年はあなたも是非、ご参加ください!
夏!体験ボランティア2014
●「夏!体験ボランティア」とは?
「夏!体験ボランティア」(以下「夏ボラ」)は、「ボランティア活動に興味はあるけれど、きっかけがない」「どうやって始めたらよいのだろう?」という方々に、ボランティア体験の機会や活動のきっかけを提供することを目的として、毎年夏休み期間中に実施しているプログラムです。中学生以上なら北区外の方でも参加でき、毎年多くの方がさまざまな体験をされています。
●受入先の想い
夏ボラでは、毎年100を超える施設・団体が受入先として協力してくださっています。今年は123施設・団体が受入先となり、136の「活動メニュー」を提供していただきました。
受入先の方は、どのような想いでボランティアを迎えているのでしょうか?受入担当の方から、受入れ側の想いや参加者の活動の様子、感想をお寄せいただきました。
☆★北区手話サークル 森野郁子さん★☆
北区手話サークルでは、毎年「夏!体験ボランティア」を受け入れています。実は現サークル会長も、その昔「夏!体験ボランティア」で手話サークルを体験して、その後サークルに入ったという話を聞いて、とても驚きました。そんなに前から、体験ボランティアはあったのですね。
今回の参加者の皆さんは、とても熱心で、真面目に取り組んでいました。初めての方も、最後にはろう者の中山さんと、簡単なお話ができるようになっていました。中山さんからは「皆が楽しそうに学んでいて良かった。街中で困っているろう者を見かけたら、手話や筆談、身振りで助けてくれると嬉しい。」とお話がありました。
手話を学ぶことで、地域に聞こえない人が住んでいる事に気がついたり、聞こえない人の生活を知ることで、さまざまな不便に思いがいく人が増えると良いと思います。今回の体験が今後、参加者の皆さんの生活に役立つことを願っています。そして、もっと深く手話や聞こえないということを学びたくなった時には、いつでも手話サークルに来てくださいね。
☆★北区立桐ヶ丘南保育園 園長 安田和代さん★☆
当園では、毎年「夏!体験ボランティア」の受け入れを行っています。保育園の子ども達とふれあうことで、子ども達のお手本になることを実感したり、少子化が進むなか未就学児と触れ合うことで優しい気持ちになれたり、接し方等体験していただきたいと思っています。
今年は中学生2名のボランティアの方を受け入れました。活動内容としては、乳幼児クラスにはいって、子ども達と遊んでいただいたり、保育準備で製作等していただきました。ボランティアの方は、初日は小さい子にどうやって関わったらよいかわからず、少し戸惑い気味でしたが、職員から「絵本を読んであげて下さい」と頼まれると、恥ずかしそうに膝の上に子どもを座らせて絵本を読んであげたりしていました。また、最初は緊張していましたが時間の経過と共ににっこりと和らいだ表情になりお姉さん達に子ども達も甘える様子がありました。
今回のボランティアの方は、現在当園に勤務している職員が以前勤務していた保育園の卒園児でボランティアという形で再会ができました。参加したボランティア自身が大きくなったことを喜んでもらえ、少し照れくさそうにしていましたが、喜びはかくせないようでした。このようにボランティアを受け入れていた保育園の園児がまた、ボランティアという形で、保育園にもどってきてくれるという再会の場でもありました。
最終日にボランティア活動の感想をお聞きしたところ、小学校を卒業するときに保育士になりたいと将来の夢が決まっていたそうです。そして、その夢を叶えるために一昨年もボランティアとして保育園業務を体験したということでした。その流れで、今年度も是非ボランティアをしたいと意欲的に体験してくださいました。自分の夢に向かって一歩一歩着実に保育園業務を体験できる場を自然な形で提供させていただけることに、私をはじめ職員一同で感謝しております。また、「かわいい」と園児達を愛おしく思ってくれたことも伝わってきました。
今回の体験を通して、人とのかかわりを広げ、自分の周りには様々な人がいること、応援してくれる人がいることを実感できたと思います。このようなつながりが将来の人生設計の一助になっていくことを願っています。
●参加者の声
137名の方が参加した「夏!体験ボランティア2014」は、夏休みを利用した中・高校生の参加者が8割を占めています。参加者の感想をアンケートからご紹介します。
◎思っていたより大変でした。でも、楽しかったです。
◎今まで知らなかったことを沢山知ることが出来ました。将来役立つ知識も増え、
やりたいことがはっきりしてきました。また参加したいと思います。
◎とても充実した時間を過ごせました。ボランティアに対しての固いイメージが、
気軽にできるというような考えに変わりました。
このような機会を作ってくださり、ありがとうございました。「ボランティアは大変だ」というイメージが、活動後には「楽しい印象に変わった」という声も多く寄せられています。受入施設や団体の方々に対しても、「優しく接してくれた」「様々なことを教えてもらった」という感謝の声が届きました。
今回の体験をきっかけに、これからもボランティア活動を続けていただければ、と願います。(北区NPO・ボランティアぷらざ 事務局)
「夏!体験ボランティア2014」報告活 動 期 間 7月26日(土)〜8月31日(日)
受入先説明会 5月14日(水)、15日(木)
参加者説明会 7月13日(日)
※7月15日(火)〜追加説明会
参加申込受付 7月19日(土)、20日(日)
※7月23日(水)〜追加申込受付
受 入 先 数 123施設・団体
活動メニュー数 136メニュー
参 加 者 数 137名
中学生 …49名
高校生 …63名
短大・大学・専門学校生 …15名
社会人 …10名
たくさんの方のご参加、ご協力、誠にありがとうございました。
次年度も、よろしくお願いいたします!!
2014年10月2日更新版 |
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