北区NPO・ボランティアぷらざ
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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2014年11月号>KiVoぴっくあっぷ(2014年11月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。
今月は、「飛鳥にほんごファミリー」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。

飛鳥にほんごファミリー

 

◆楽しく日本語の勉強

 土曜日の朝10時、やや眠い目をこすりながら、日本語指導を担当するサポーターや、外国人学習者が「北区NPO・ボランティアぷらざ」交流コーナーに三々五々集まり始めます。さぁ今週も、これから2時間、日本語の勉強が始まります。
 わぁ、今日はなんだかとても人数が多い!外国人のニーズは一人一人異なるし、日本語のレベルもマチマチだから、望ましいのは1対1だけど、今日はそうもいかないぞ。
 あるサポーターには複数をお任せして、ようやく落ち着いたのは30分後。その頃には、あちこちのテーブルで、真剣な質問や笑い声が起きています。サポーターお手製の教材も活躍しています。

 

 

◆世界中の国から、ようこそ日本へ

otesei kyozai shinken 「学習者」と呼ばれる外国人の国籍は様々。現在は中国、台湾、フィリピン、アメリカ、バングラデシュ、ネパールなど。言語も違えば文化も違います。これまでにもイタリア、ドイツ、カナダ、香港、韓国、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、タイなど数え上げたらきりがありません。アフリカのマラウィという国は全く知らなかったので、つたない日本語と英語で何とか教えてもらいました。男女比はほぼ半々。年齢層も10歳から60歳代の方まで。殆どが王子を中心に北区全域に住んでいます。
 職業は、学生、主婦、会社経営など。最近は、土曜日開催なので日本の企業現場で働いている方(大多数はIT分野)が、休日を利用して多数来られます。中国から15歳位までの子供を連れたご家族も増えました。教室のスタート時期からの外国人学習者の数は300名を超えたでしょう。

 

◆「教えてあげる」のではなく「教えてもらう」

 日本で暮らし、学び、働く外国人たちの生き方には、一人一人テレビや映画もかなわないドラマがあります。
 「サポーター」と呼ばれる私たちが心がけるべきは「教えてあげる」という‘上から目線’では通用しません。彼らから異文化や、改めて日本の良さを「教えてもらう」ことの方がはるかに多いのです。サポーターとして長続きする方は、日本語教師としての資格というよりも「共に学び、考え、教えあう」という謙虚な姿勢を常に忘れない方のようです。

◆無理のないボランティア活動

 ボランティア活動は、無理が出たり制約が多かったりすると長続きしないというのが私たちの考え方です。従って、ご旅行やお仕事、個人の趣味や家庭でのイベントなど、ご自身のご都合を優先していただいています。不参加の時にはお互いに助け合うことも大切です。

◆様々な学習者のニーズに応える 

 外国人の日本語学習ニーズは様々です。日常生活でもっと日本語ができればより快適な暮らしができるのに、日本で進学や就職したい、日本の文化をもっと知りたい、日本の小学校に通う子供にバカにされたくない等々。
  こうした課題に、解決とまではいかなくても、同じ目線で考えられる私たち。そんな緩くても心地よい空気が「飛鳥にほんごファミリー」にはいつも溢れています。
  以前来ていた中国人女性から、帰国半年後にメールをもらいました。「何より懐かしいのは、日本の抜けるような青空と楽しい教室です」。教室からも、きれいな青空が見えていましたね。

saporter 飛鳥にほんごファミリー代表 鈴木信之

 


飛鳥にほんごファミリー

 

(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
 日本語教師養成講座を修了した有資格者達が中心となり、北区に居住する外国人を対象に、2009年4月にスタートしました。

(2)活動目的
 日常生活での支障を減らしたい、日本で進学や就職したい、日本の文化を知りたいなど、多彩な外国人居住者のニーズに対応し、日本語の指導を基本として、様々な問題解決を共に考え、日本の良さや文化を少しでも伝える活動をしています。

(3)活動状況
 毎週土曜日の午前10時〜正午、主に北とぴあ4階「ぷらざ 交流コーナー」

(4)会員数・会員構成
 「サポーター」と呼ばれる日本語指導者は現在12、3名程度。男女比はほぼ半々、年代は30歳〜70歳近くの方まで。北区在住者が約6割、他の地域から約4割。職業は現役の日本語学校教師や、会社員、主婦、リタイアメント世代など様々です。

(5)会の運営
 モットーは「無理のないボランティア活動」。運営委員会・役員会などは特に開催せず、課題は教室終了後の有志参加ランチミーティングで打ち合わせます。会費は、サポーターも学習者も等しく毎回1人100円。必要な教具・教材の購入などにあてています。

(6)活動を通して得たもの
 日本で暮らし、学び、働く外国人たちの生き方には、一人一人に大きなドラマがあります。私たちが外国人に「教えてあげる」よりも、彼らに異文化や改めて日本の良さを「教えてもらう」ことの方がはるかに多いとサポーターは感じています。

(7)近日中の参加可能な活動
 上記の活動日時及び場所に来ていただければ、見学・体験はいつでも自由です。但し、その場合でも参加費100円は頂きますので、ご了承ください。  

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 「無理のないボランティア活動」をモットーに、日本をもっと知りたい外国人と顔と膝を突き合わせて気楽に楽しくおしゃべりする、そんな緩くて心地よい空気が「飛鳥にほんごファミリー」にはいつも溢れています。

(9)連絡先
 <E-mail> rinmusanchi@isis.ocn.ne.jp


 

※この取材について写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』をぷらざサロンコーナーに掲示します。ぜひご覧になってください!

この団体も登録しています。

みにきたWeb
北区市民活動情報サイト
http://minikita.genki365.net/
ぷらざで登録を受け付けています。

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2014年11月2日更新版

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