現在地:ホーム>発行物>過去のぷらざ通信>2015年10月号>KiVoぴっくあっぷ(2015年10月)
KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
毎年恒例「夏!体験ボランティア」は、今年で27回目を迎えました。多くの受入団体・施設にご協力頂いた今年の活動の様子や参加者の感想をお伝えします。
来年はあなたも是非、ご参加ください!
夏!体験ボランティア2015
●「夏!体験ボランティア」とは?
「夏!体験ボランティア」(以下「夏ボラ」)は、「ボランティア活動に興味はあるけれど、きっかけがない」「どうやって始めたらよいのだろう?」という方々に、ボランティア体験の機会や活動のきっかけを提供することを目的として、毎年夏休み期間中に実施しているプログラムです。中学生以上なら北区外の方でも参加でき、毎年多くの方がさまざまな体験をされています。
●受入先の想い
夏ボラでは、毎年100を超える施設・団体が受入先として協力してくださっています。今年は121施設・団体が受入先となり、130の「活動メニュー」を提供していただきました。
受入先の方は、どのような想いでボランティアを迎えているのでしょうか?受入担当の方から、受入れ側の想いや参加者の活動の様子、感想をお寄せいただきました。☆★北区立堀船高齢者在宅サービスセンター 管理者 三浦 有加子さん★☆
午後のひとときを高齢者と接することで、色々学んで頂けたらと中学生以上の方の「夏!体験ボランティア」の受け入れを行っています。また、当センターを知って頂ける機会や今後のボランティアにつながるようにと思っています。
体験内容としては、体操やレクリエーション、趣味の活動の補助を通じて交流を図ってもらい、利用者との会話を多くとってもらっています。コミュニケーションのむずかしさもあると思いますが、聞き上手になってもらうようお伝えしています。若い子が来ると利用者は「若いパワーをもらっちゃおう」と目を輝かせている場面も見受けられます。さて、今年は中学3年の男の子が3日間体験参加されました。なんと、昨年も一昨年も第1希望として当センターを選んでくれた子で、職員一同嬉しく思いました。中学1年から中学3年となると、身長も伸び成長を感じることができました。オリエンテーションにおいて、発表の場をとの希望があり、ギター・歌・ダンス・大正琴を披露してくれました。1人でみんなの前で発表ということは、簡単にできることではないと利用者も拍手をおくっていました。中学生が大正琴?と思い、話を聞いたところ今年祖母が亡くなり遺品整理で捨てられようとしていたのを自分がもらいたいといったもので弾いてみようと思ったそうです。高齢者とのコミュニケーションでは、歴史の教科書でしか知らない戦争の話も勉強になったことでしょう。体験が終わってからも近所で会うと、挨拶をしてくれます。中学生では、施設に来ることは学校からや、このようなきっかけがないと難しいのではないかと感じています。高齢化がますます進んでいく現在、つながりを大切にしたいと思っています。体験されたことが、その後の生活にプラスになることを願って今後も受入れを継続していこうと思います。☆★社会福祉法人こうほうえん キッズタウンあとりえ Pえり子さん★☆
当キッズタウンあとりえでは、初めて「夏!体験ボランティア」の受け入れを行いました。
夏の家族イベントもある中、元気に通われる就学前の子どもたちと大学生のお姉さんがそれぞれ2日間来てくださり更ににぎわいました。
学生さんが来てくださることが無かった為、とても新鮮な時間となり「恥ずかしい」「嬉しい」が、子どもたちの表情や様子から感じられました。
また、体験ボランティアに来てくださった学生たちも、真意に向き合い丁寧に接していました。
あとりえでは多くの方々に療育や障害、各つまづきの理解を深めるためにも、実習生やボランティアの受け入れを保護者の方にご理解頂き、今年より実施と成りました。
春は、お散歩や公園に行くなどの外出もありますが、暑い日差しの照る八月は水遊びとして、屋上のビニールプールでボールや、お魚などを浮かべて遊んだり、水のかけ合いをしたりと、午前中は思いっきり体を動かしています。また、ハンモックや鉄棒を行ったり、ビーズ通しをしたり。
午後の就学児クラスは、一人一人が前に出て自己紹介をしたりと緊張する場面もちょっぴり見られました。夏休みの頃には、少しずつ椅子に座って居られる時間も長く成ってきており、それぞれがたくましく成長していることが感じられる時期でもあります。
今後もそんな大切な時期に、ボランティアの方々が一緒に楽しい時間を過ごし、協力くださることを願っています。
そして、子どもも保護者も、安心して日々過ごせる地域として…施設として…ある為にも、福祉に目を向けてくださる方々を大切に取り組んでいきたく思います。
来年も、また新たに学生が足を運んでくださること、是非お待ちいたしております。●参加者の声
136名の方が参加した「夏!体験ボランティア2015」は、夏休みを利用した中・高校生の参加者が8割を占めています。参加者の感想をアンケートからご紹介します。
◎初めてのボランティアでしたが、楽しくて、忙しくて1日があっという間に終わりました。疲れたけど来年も参加したいです。
◎最初は不安だったけど、終わった後の達成感が良かった。
◎自分の中の発見があった!もっともっとボランティアから学びたい!参加者からは「ボランティアが楽しい印象に変わった」という声も多く寄せられています。受入施設や団体の方々に対しても、「優しく接してくれた」「様々なことを教えてもらった」という感謝の声が届きました。他にも「交流の大切さ」や「不安から期待、希望へかわった」など前向きなコメントが沢山寄せられました。
今回の体験をきっかけに、これからもボランティア活動を続けていただければ、と願います。
(北区NPO・ボランティアぷらざ 事務局)
「夏!体験ボランティア2015」報告
活 動 期 間 7月25日(土)〜8月31日(月)
受入先説明会 5月20日(水)、21日(木)
参加者説明会 7月5日(日)
※7月7日(火)〜追加説明会
参加申込受付 7月11日(土)、12日(日)
※7月14日(火)〜追加申込受付
受 入 先 数 121施設・団体
活動メニュー数 130メニュー
参 加 者 数 136名
中学生 …38名
高校生 …75名
短大・大学・専門学校生 …21名
社会人 …2名
たくさんの方のご参加、ご協力、誠にありがとうございました。来年も、よろしくお願いいたします!!
2015年9月29日更新版 |
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