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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2018年10月号>KiVoぴっくあっぷ(2018年10月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

毎年恒例「夏!体験ボランティア」は、今年で30回目を迎えました。多くの受入団体・施設にご協力いただいた今年の活動の様子や参加者の感想をお伝えします。来年はあなたも是非、ご参加ください!

夏!体験ボランティア2018

●「夏!体験ボランティア」とは?

 「夏!体験ボランティア」(以下「夏ボラ」)は、「ボランティア活動に興味はあるけれど、きっかけがない」「どうやって始めたらよいのだろう?」という方々に、ボランティア体験の機会や活動のきっかけを提供することを目的として、毎年夏休み期間中に実施しているプログラムです。中学生以上なら北区外の方でも参加でき、毎年多くの方がさまざまな体験をされています。

●受入先の想い

 「夏ボラ」では、毎年100を超える施設・団体が受入先として協力くださっています。今年は129施設・団体が受入先となり、142の「活動メニュー」を提供していただきました。
 受入先の方は、どのような想いでボランティアを迎えているのでしょうか?受入担当の方から、受入れ側の想いや参加者の活動の様子、感想をお寄せいただきました。

☆★「NPO法人 Asia Commons 亜洲市民之道」  麻生 水緒さん★☆

asiacomonns2 当団体は、豊島五丁目団地の一室で毎週火曜日に午後3時から6時半まで「アジア図書館カフェin豊島五丁目団地」を開いています。今年はじめて「夏ボラ」を受入れました。
 豊島五丁目団地は、独居高齢者と外国人がたくさん住んでいるので、「アジア図書館カフェ」は異文化交流、異世代交流をしながら、ボランティア自身が自分にできることを考え、目の前にある課題を隣人と解決していこうという趣旨で行っている自由なカフェです。
asia comonns1 参加する外国人は日本語を勉強したくてやってきますので、その方が隣にいらしたら、一緒に日本語を使って勉強をしてもらいます。特技の英語を使いながら日本語を教えてくださった方もいました。
 ちょうど夏祭りで販売する水餃子の試食会に参加した方は、中国の方に餡の包み方を教えてもらったり、スーダンの家族と触れ合いながら楽しんでいました。彼女は夏祭り本番でも水餃子の販売を頑張ってくれました。
 夏休みなので、香港の留学生、日本人の大学生のボランティア、日本のフリーター、見学に来た放送作家、韓国の日本語教師などを交えて、将来の夢などを語ったこともいい思い出になったと思います。
 もともと参加している方々も、若い学生がいらっしゃると活気が出ていいと喜んでいました。
 今後もたくさんのボランティアの方に参加していただき、隣人との交流の楽しさ、大切さを感じ自分の人生に活かしてもらいたいと思います。

☆★社会福祉法人さざんかの会「第二ワークハウスペガサス」   杉本 純平さん★☆

dainiworkhp 私たち第二ワークハウスペガサスでは、大学生・社会人が対象ということもあり、久しぶりの「夏ボラ」の受入れとなりました。
 利用者の方たちと一緒に、受注作業や外部清掃、お弁当・製菓の配送・販売などの作業プログラムへの参加を通して、利用者の方や地域とかかわり、障害や法人のことについて少しでも触れ、知ってもらえればと思っています。
 さざんかの会は、今年で社会福祉法人として認可されて17年、無認可作業所の時代から含めると29年にわたり、「ひとりひとりの自分らしさを支えるために」という理念のもと運営してきました。私たちが大切にしていることの一つに、地域との交流があります。法人内2か所目の事業所としてスタートした第二ワークハウスペガサスも、日々の何気ない挨拶からお神輿や防災訓練など地域イベントへのお誘いなど、地元町内会地域の方々に温かく支えて頂きながら、地域の中の事業所として活動を続けています。
 今後も、「地域の中で自分らしく、いきいきと暮らすことができる社会を創ること」を目指して、地域住民やボランティアの方など様々な人の力をお借りしながら、お互いに支え合って取り組んでいきたいと思います。皆様方の温かいご理解と励まし、ご協力を心からお願いいたします。

●参加者の声

 97名の方が参加した「夏ボラ」は、夏休みを利用した中・高校生の参加者が8割を占めています。参加者の感想をアンケートからご紹介します。

◎楽しくないと思っていたが、勉強にもなるし楽しめた。人の役に立てることの嬉しさを実感できた。
◎ボランティアは大変なイメージだったけど、今回、すごく楽しく、充実した時間を過ごすことができた。

 多くの参加者が活動に満足し、活動前に感じていたボランティアに対する「大変そう」などといったイメージも「やりがいのあるもの」となったことが、アンケートから読み取れました。受入施設・団体の方々に対しても、「困ったときに質問しやすかった」「優しく丁寧に教えてくれ、助かった」という感謝の声がほとんどでした。
 「夏ボラ」を機に、今後もボランティア活動を続けたい、被災地で活動したい、と思っている参加者も多く、ぜひ、その想いを絶やすことなく継続した活動をしていただければと思います。

(北区NPO・ボランティアぷらざ 事務局)


「夏!体験ボランティア2018」報告

 活 動 期 間  7月21日(土)〜8月31日(金)
 受入先説明会 5月17日(木)、18日(金)
 参加者説明会 7月1日(日)
           ※7月3日(火)〜追加説明会
 参加申込受付 7月7日(土)、8日(日)
           ※7月10日(火)〜追加申込受付
 受 入 先 数  129施設・団体
 活動メニュー数 142メニュー
 活 動 者 数  97名
    中学生  …39名   高校生  …37名  短大・大学・専門学校生 …3名  社会人  …18名

たくさんの方のご参加、ご協力、誠にありがとうございました。

本来100名以上の活動者数でしたが、本人都合の欠席が多く、97名となりました。ボランティアも一度約束したことは守るのがマナーです。来年はマナー違反の方がいないことを願います。来年も、どうぞよろしくお願いいたします!!


 

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