現在地:ホーム>発行物>過去のぷらざ通信>2019年10月号>KiVoぴっくあっぷ(2019年10月)
KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
毎年恒例「夏!体験ボランティア」は、今年で31回目を迎えました。多くの受入団体・施設にご協力いただいた今年の活動の様子や参加者の感想をお伝えします。
来年はあなたも是非、ご参加ください!夏!体験ボランティア2019
●「夏!体験ボランティア」とは?
「夏!体験ボランティア」(以下「夏ボラ」)は、「ボランティア活動に興味はあるけれど、きっかけがない」「どうやって始めたらよいのだろう?」という方々に、ボランティア体験の機会や活動のきっかけを提供することを目的として、毎年夏休み期間中に実施しているプログラムです。中学生以上を対象とし、北区外の方でも参加でき、毎年多くの方がさまざまな体験をされています。
●受入先の想い
「夏ボラ」では、毎年100を超える施設・団体が受入先として協力くださっています。今年は130施設・団体が受入先となり、146の「活動メニュー」を提供していただきました。
受入先の方は、どのような想いでボランティアを迎えているのでしょうか?受入担当の方から、受入れ側の想いや参加者の活動の様子、感想をお寄せいただきました。☆★社会福祉法人東萌会 北区立西ケ原東保育園 園長 珍田優子さん★☆
北区立西ケ原東保育園は、平成21年より社会福祉法人東萌会が指定管理園として北区から運営を引き継ぎました。大切にしていることは、「個別性・利用者本位・支える」ということです。近隣には自然風土の特徴を生かした公園や、日本や西洋伝統文化の技法を取り入れた庭園、警察署、消防署、病院、中学校、小学校、神社などがあり、環境に恵まれています。
毎年「夏!体験ボランティア」の受け入れを子どもたちも職員たちも楽しみにしています。今年はダンスを得意としている高校三年生が「子どもの行動を知る」という目的を持って来園し、一週間のボランティアをされました。高校生が希望するクラスに入っていただき担任の保育士とともに保育をしていただけるようにいたしました。
3歳児クラスを担当して子どもと関わり、食事・おやつの準備、排泄のお世話、午睡の援助などを通して、園児の保育園での過ごし方を知っていただきました。自ら積極的に関わりを持ち機敏に行動し、楽しみながら保育補助をする姿が見られました。私たちは毎日、その日の終わりに感想を聞き、困ったことや疑問などを話し合う時間を設け、より子どもへの理解が深まるように対応いたしました。
最終日には体験者によるダンスを3〜5歳児の前で披露していただきました。子ども達も一緒にダンスをしてとても楽しく過ごしました。
今後さらに地域・近隣との交流に力を入れお互いに支え合っていけるように、また、多くの方々に保育園・保育者の仕事を理解して頂けるように取り組み、地域に開かれた地域の中の保育園を目指して参ります。☆★東京ほくと医療生活協同組合王子生協病院 伊藤 里美さん★☆
王子生協病院では、地域の方が様々なボランティア活動をしています。今回、「夏の体験ボランティア」として7名受け入れました。体験の内容は、「夏休み仕事体験」のお手伝いと、リハビリ病棟の「土曜日カフェ」のお手伝いです。先輩のボランティアさんと一緒に、子ども達に付き添いながら病院の仕事を学んだり、患者のオーダーするコーヒーを入れて合間におしゃべりしたり、楽しく活動して貰いました。医療系を目指す学生も参加していて、病院を知って貰う機会にもなりました。ボランティアさんの活動を見ていると楽しそうで、職員も元気になります。是非、今後も継続して参加して貰いたいと思っています。
●参加者の声(原文のまま)
100名の方が参加した「夏ボラ」は、夏休みを利用した中・高校生の参加者が8割を占めています。参加者の感想をアンケートからご紹介します。
◎ボランティア活動は新しく知れることも多く、将来就きたい職業を決める上でもとても参考になる。
◎ボランティアすることで得る達成感を味わえた。夏ボラに参加させていただいたおかげで、ボランティアの良さを知ることができてよかったです。
◎ボランティアは、社会貢献ができるだけでなく、様々な人とふれあえる。学生だと普段はボランティアをするのは難しかったりするけれど、
夏ボラのようなものがあると参加しやすく、とてもよかった。多くの参加者が活動に満足し、ボランティアは相手のためだけではなく自分のためにもなり、双方にとって得るものが多分にあることに気づいた様子が、アンケートから読み取れました。受入施設・団体の方々に対しても、「専門的な言葉ではなく、分かりやすい単語に変えて教えてくれた」「優しく接してくれたので楽しく活動できた」という感謝の声がほとんどでした。
「夏ボラ」を機に、今後もボランティア活動を続けたい、被災地で活動したい、と思っている参加者も多く、ぜひ、その想いを絶やすことなく継続した活動をしていただければと思います。
また、来年に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会でも、夏ボラで感じたことや学んだ事を生かして、日本のみならず各国の方々に街中で接してもらえればと思います。(北区NPO・ボランティアぷらざ 事務局)
「夏!体験ボランティア2019」報告
活 動 期 間 7月20日(土)〜8月31日(土)
受入先説明会 5月15日(水)、16日(木)
参加者説明会 7月7日(日)※7月9日(火)〜追加説明会(随時)
参加申込受付 7月13日(土)、14日(日)
※7月17日(水)〜 追加申込受付
受 入 先 数 130施設・団体
活動メニュー数 146メニュー
活 動 者 数 100名
中学生 …20名 高校生 …65名 短大・大学・専門学校生 …8名 社会人 …7名たくさんの方のご参加、ご協力、誠にありがとうございました。今年は活動証明書を求める学生が目立ちました。発行方法等について事前説明をしたものの理解できていない方が多数いたため、受入先の負担が増えてしまいました。来年は説明時間を増やすなどして対応したいと思います。来年も、どうぞよろしくお願いいたします!!
2019年9月28日更新版 |
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