現在地:ホーム>発行物>過去のぷらざ通信>2019年11月号>KiVoぴっくあっぷ(2019年11月)
KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。
今月は、「北区手話サークル」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。北区手話サークル
◆「北区手話サークル」とは
北区内での手話サークルの歴史は古く、1971年(昭和46年)に「きつつき会」が活動を始めました。その後、「手話研究会」「もくよう会」「手話グループ」(後解散)が区内で活動をしていましたが、当事者団体(北区聴覚障害者協会)とのより連携した活動を進めるためにも、その組織を1本化することが議論され、2011年にそれまでの手話サークルは発展的解散をし、新たに北区手話サークルとしてスタートすることになりました。
統合するにあたって新たなサークル名を議論しましたがなかなかまとまらず、北区唯一の手話サークルという意味で現在の名前に落ち着きました。現在、サークルは昼と夜に分かれて活動しています。◆手話サークルの成り立ち
手話サークルという団体は日本独自のもので、京都で1963年(昭和38年)に発足した「みみずく」がその始まりと言われています。京都の病院に勤務する看護師さんたちが、受け持ちの聴覚障害者の患者さんにより良い看護をしたいという思いから、集団で手話を学び始めたことがきっかけでした。
手話サークルという名称から、ややもすると手話を身につけるための学習を中心とした活動をする団体と思われがちですが、前述の「みみずく」発足のきっかけにもある通り、手話はあくまでも手段であり、手話サークルの目的は聴覚障害者が置かれた様々な問題に目を向け、より良い社会実現に向けて当事者と共に活動するためにある、と言えます。
◆私たちの活動
昼と夜のサークルはほぼ同じ内容で活動しています。主なものとしては、(1)手話の学習、(2)レクレーション活動、(3)講演会の開催、(4)会報誌の発行、(5)忘年会・新年会などを行っています。
毎週の活動の中心となるのは手話の学習となりますが、そこでは聴覚障害者も必ず関わってもらい、当事者に伝わる手話を学ぶことを心がけています。
レクレーション活動については、聴覚障害者と一緒に楽しめる企画を考え、学習の時間を使って不定期に開催し、また1年に1回北区聴覚障害者協会との合同で一泊もしくは日帰りの旅行も行っています。
なお、サークル主催の講演会はどなたでも参加する事ができます。今年度の日程は2020年2月11日(火・祝)赤羽会館大ホールで開催いたします(内容未定)。是非お越しください。詳細は右記連絡先E-mailもしくは直接サークルへお問い合わせください。◆これからの課題
私たち健常者は音声によってあらゆる情報を得て、コミュニケーションをとり、この社会で生活していますが、聴覚に障害を持った人たちにとって、それはバリアでしかありません。聞こえる・話せることが前提でこの社会のほとんどが構成されていて、そのため聴覚障害者は必要な情報が得られないばかりか、不当な差別をされる場面もまだたくさん残っています。
北区には手話通訳を派遣する制度があり、多くの聴覚障害者が利用していますが、派遣できる範囲も限られているため、趣味や教養などには利用できません。その制度の隙間を私たち手話サークルが埋めていますが、その利用も広がりつつあります。
今後は、聴覚に障害を持った人たちにも、より豊かな生活が実現できるよう、当事者とともに、行政や社会に対してどうアプローチしていくかが課題だと考えています。北区手話サークル 会長 清水 稔
北区手話サークル(1)設立
北区内で活動していた3つの手話サークルが2011年(平成23年)に1本化し、北区手話サークルとして新たにスタートしました。(2)活動目的
聴覚障害者との交流を通して、聴覚障害に関わる様々な問題を考え活動する事、ボランティア活動、手話の学習、レクレーション活動など。(3)活動状況
昼(毎週木曜日午後1時30分〜 十条台ふれあい館)
夜(毎週火曜日午後7時〜 赤羽会館)(4)会員数
約160名(平成30年度)。女性が多いです。(5)会の運営
定期総会 年1回、運営委員会 毎月1回
年会費 2,500円(6)活動を通して得る(得た)もの
聴覚障害者を取り巻く様々な問題を当事者から学ぶことにより、障害者と健常者が共に暮らす社会とは何か、様々な社会的障害や差別とは何かを知ることができました。(7)近日中の参加可能な活動
2020年2月11日(火・祝)、赤羽会館大ホールにて講演会を行います。時間・内容は未定ですが、どなたでも参加できます(無料)。詳細は追ってサークルの例会でご案内します。もしくは会の連絡先E-mailへお問合せください。(8)PR
サークルは常に見学自由です。また、どなたでも参加できます。ご見学希望の方は連絡先E-mailへご連絡ください。聴覚障害者の方から、直接生きた手話を教えてもらう事ができます。(9)連絡先
<E-mail> kitakusyuwa@gmail.com
<HP> http://genki365.net/gnkk01/mypage/index.php?gid=G0000241この団体も登録しています。
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みにきたWeb
北区市民活動情報サイト
http://minikita.genki365.net
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2019年10月31日更新版 |
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