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KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

今月は、2020年2月に開催したNPO法人専門講座の様子をお伝えします。

NPO法人専門講座

●NPO法人専門講座とは

 NPO法人専門講座は、市民活動団体の運営向上を目指し、毎年さまざまなテーマを掲げ、開催しています。2019年度は、Twitter、Facebook、Instagram、ホームページ、ブログ等、さまざまなSNSツールの使い分けを知り、団体活動の情報発信のコツを学ぶことを目的とし、2月13日(木)、20日(木)の2回、山田泰久氏(NPO法人CANPANセンター 元代表理事)を講師に迎え、お話をうかがいました。

mr yamada○「情報発信を考える」(2月13日開催)

 「よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である」という言葉から、講座は始まりました。地域課題の解決を目指す市民活動の多くは、周囲の人たちに知られていないと言われています。そのため、自分たちの活動について積極的に情報発信することにより、(1)市民活動を行なう人たち全体の信頼度が上がり、(2)市民の立場で専門的な情報を必要としている人に届けたり、自ら情報発信できない人に代わって発信でき、(3)団体自身が継続していくための資源獲得につながる、といったメリットが見込まれます。日頃の活動の中で当たり前と思っていることでも、周囲の人たちにとってはわからないことや興味深いことも多いので、SNSツールを介して活動を可視化し、その活動の価値を広く流布させることの大切さを学びました。
 インターネット上の情報は、ホームページやブログ等、いつでも探しやすく、検索対象となる「ストック情報」と、Twitter、Instagram等拡散しやすいけれど、時間の経過と共に埋もれていく「フロー情報」の2つに分かれます。そのため、使用するツールがどちらの情報を扱うものか考慮する必要があります。例えば、ある子育て団体がブログの記事タイトルを「○月○日活動報告」とするのではなく、「北区王子で○○名が参加した子育てイベント□□」と具体的に記載すると、「北区 子育て」等のキーワードでインターネット検索をする人から発見されやすくなります。団体側が伝えたいことを一方的に発信するのではなく、情報の受け手が知りたいことを積極的に発信する「コンテンツマーケティング」の考え方に則り、「伝えたいことは、4割減(長文になりすぎない)」、「小学4年生を意識する(難解な表現を用いない)」等、情報発信のコツを学びました。

○「SNSを使いこなす」(2月20日開催)

kouza 「ググる」と「タグる」の違いをご存じですか。「ググる」とは、GoogleやYahoo!を使って検索をすることを指します。「タグる」とは、TwitterやInstagram上でハッシュタグ「#」の付いたキーワードで検索することを指し、例えば「#王子カフェ #クリームソーダ」で検索をし、得られた情報の中から、自分が行ってみたいお店を探す、といった使い方をする10〜20代が多い、とのことです。実際に講師のTwitterやInstagramのアカウント画面が会場前方のスクリーンに示され、「タグる」流れを見ながら、ハッシュタグ「#」を付けた情報発信により、直接関わりのない人の目に触れる可能性も期待できること、市民活動の情報発信にも活用すべきであることを学びました。年代や属性により、SNSツールの使い方が異なるため、市民活動の情報を届けたい人がどんなツールをどのように使っているか、考慮した上で、情報発信する必要があることも取り上げられました。

 情報発信の際、注意すべき点として、以下の3点が挙げられました。(1)写真を掲載する場合は写っている人に予め確認する等、プライバシーを守る(2)名誉毀損やプライバシーの侵害となる恐れがあるため、暴言・悪口は書かない(3)位置情報が含まれた写真を使用することにより、いつ、どこにいたか等、個人情報が判明する可能性が潜んでいることを理解し、セキュリティーに気をつける。参加者の多くが熱心にメモを取っていました。
 ブログは、団体としての活動の記録を残し、「今」の活動を周囲に知ってもらうために最も適したツールとして、紹介されました。ブログは短く、こまめに発信するのが望ましく、記事1本あたり、「写真+文章(100〜300字)」のセットを4〜5個で構成された、読みやすい形を目指すべき、と学びました。情報発信はその効果を即座に得ることは難しいですが、まずは半年間継続して続けることにより、効果が現れてくるので、ぜひ続けてほしい、と山田氏が講座を締めくくりました。最後に、「インターネットの情報発信でチャレンジしたいこと」について、参加者自身が考えるワークを行ない、参加者一人一人、自身の目標を掲げたところで、講座は終わりました。

work○参加者アンケート(一部抜粋)

 ◇新しい雰囲気・世界にちょっとだけ触れることができ、とても刺激を受けました。
 ◇実際にSNSツールを見ながら、具体的に説明いただき、わかりやすかったです。
 ◇情報を届けたい相手に、届ける方法を探って発信することが大事だ、と学びました。
 ◇年代によって、情報を受け取るツールや情報収集する時間帯が異なることが印象に残っています。
 ◇ボランティア募集にSNSツールを使いたいと思います。「タグる」等、Twitterが入り易い気がします。

北区NPO・ボランティアぷらざでは、皆さんがボランティア活動を進めるうえで役立つ講座を開催しております。今後の講座につきましては、ぷらざ通信や北区ニュースをご覧ください。お待ちしています。

(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)

 

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