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KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
今月は、2023年1、2月に開催した傾聴講演会の様子をお伝えします。
傾聴講演会 身につけよう!「聴く力」〜コミュニケーション上手になるために〜
●1月27日午前・午後、2月1日開催 傾聴講演会 身につけよう!「聴く力」
〜コミュニケーション上手になるために〜すでにボランティアや地域活動をしている方、これから活動したいと考えている方、周囲の方と上手にコミュニケーションをとりたいと思っている方などを対象に、1月27日(金)午前10時〜、午後2時〜、2月1日(水)午後2時〜の全3回、同一内容で傾聴講演会を開催しました。
講師にはNPO法人 埼玉カウンセリングセンター代表理事の高倉恵子さんをお招きし、さまざまな方に対する傾聴のコツや、「聴く力」を身につけるためのポイントや技法を、具体的な事例も組み入れながら伝えていただきました。
講演が始まると、参加者の皆さんは真剣なまなざしでメモを取りながら聞いていました。先生の説明に大きくうなずかれている姿は、ご自身の中に講演内容を丁寧に落とし込んでいるように見受けられました。●講演会の内容
前半は、コミュニケーションとはどういうときに成り立つのか、という根本の部分から説明くださり、話し上手になるには聴き上手であることが大事で、相手の状況や性格、価値観などを理解するために傾聴することが結果として「聴く力」を磨くことにつながる、とお話しくださいました。
傾聴の基本や過程の説明に続き、3つのステージに分けた聴き方を教えてくださいました。「ステージ1:相手を受容する聴き方」では、相手の話の内容を評価せずそのまま受け止めるコツ、「ステージ2:相手に共感する聴き方」では、「同感」「共感」「支持」の違いや使い方、「ステージ3:コミュ力(コミュニケーション力)を磨く聴き方」では、「アイ・メッセージ(わたし・メッセージ)」を取り入れ、相手も自分も大事にする聴き方・伝え方、とそれぞれの聴き方の具体例や効果的な場面について学びました。
後半は、傾聴技法の実践として「おしゃべりが苦手な方」「一方的なお話が止まらない方」「ご高齢の方」「子育てに悩む方」4つの具体例に対する聴き方を考えるケースワークを行いました。それぞれのケースに対し、具体的なやり取りを交えて傾聴技法を説明くださり、最後に「傾聴の目的」を伝えてくださいました。
全体を通して、「地域の活動の時に学んだことを取り入れたい」「家族や友人との会話に活かしたい」などの感想が多数寄せられました。
未だコロナで行動制限がありますが、身近な人間関係や地域活性化、ボランティア活動にできる範囲で活かしていただければ幸いです。← 傾聴技法の実践 〜ケースワーク〜
〇傾聴講演会参加者アンケート(一部抜粋)
◇傾聴の講座は以前にも受講したことがありましたが、日常生活で忘れてしまうことも多く、定期的にブラッシュアップしていくことが大切だなと感じています。高倉先生のお話はとても聞きやすく、お話にひきこまれてしまいました。受容と共感、アイメッセージを生かして子育てや「ここぞ!」という機会に役立てたいです。ありがとうございました。
◇受容、共感が大切とはよくききますが、具体的にどうすれば良いかわからなかったので、傾聴技法を知ることができ、学びになった。
◇たくさんの人をまとめて行動に移すとき(災害時)、どの程度まで個々の傾聴を実施するのかのラインが少しみえた。
◇ずっと家族のコミュニケーションに悩んでおりました。早速、少しずつでも実行していきたいと思います。
◇けんかばかりしている家族ともう少しいい生活を送るためにぜひいかしたいです。
◇貴重なお話を聴けました。ありがとうございました。具体的な事例が参考になりました。民生委員としてこれから触れ合いが多くなるご高齢者、子育て支援の時に実践できるように勉強していきたいと思います。また家庭では家族との会話に役立て、コミュニケーションを円滑にしていけたらと思います。
◇認知症の義母を看取りました。今日のお話をきいて、義父母に対しての言葉がけを反省しました。介護の現場で傾聴を学べていたら良かったと思います。
◇後半の傾聴技法の実践が、具体的で分かりやすく、いろいろ考えることができて良かったです。
◇(1)おしゃべり苦手 (2)お話が止まらない (3)ご高齢者の方と三通りにわけて考えたことがなかったのでとても参考になり、今後相手の方に接した時、考えながら相手に合う傾聴ができそうな自信がつきました。
◇いろんな年代の方や事例に応じた傾聴が使える事が出来るのではと「重くならず」傾聴できるのでは。軽くなりました。
◇パート2では理論と具体的言動例示がつながるような、サンプル実践ケーススタディ。模範例を頭にインプットしておくことは、今後の実践試行さくごを重ねていくうえで、基本形を少なくとも4つは知っている安心感をもってのぞんでいけそう。北区NPO・ボランティアぷらざでは、皆さんがボランティア・市民活動を進めるうえで役立つ講座を開催しております。今後の講座につきましては、ぷらざ通信や北区ニュースをご覧ください。お待ちしています。
(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)
2023年2月28日更新版 |
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