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わくわくドキドキ市民活動 


 王子駅前から池袋行きの都バスに乗ると、滝野川3丁目の停留所を過ぎたあたりで、左手に特定非営利活動法人国際理解教育センター(ERIC)の事務所が見えます。6月初めに事務所を訪ね、事務局長の角田(かくた)尚子さんとスタッフの佐藤玲子さんにお話をうかがいました。
 ERICとは、International Education Resource & Innovation Center の略称で「問題解決の意欲と技能を備えた人間形成に役立つ新しい学習・教授法を海外から紹介し、それを実践普及するために日本で最初に設立された資料・情報センター」とのことです。2000年2月にはNPO法人格を取得し、学校教育、社会教育の指導者を主な対象に、環境・開発・異文化理解・人権・平和・未来の6つの分野で研修や出版、研究を行っています。


 「そうそう、今年度、『NGO相談員』というのを外務省から委託されてるんですよ」と角田さん。これは、NGOの活動についての国民一般の関心を高めることを目的として、NGOの組織作り・運営管理のノウハウ習得・国際ボランティア活動への参加等、NGOの国際協力活動に関する様々な相談や質問・照会に対し、専門性と経験を併せ持つNGO団体が助言や情報提供を行う事業なのだそうです。
 実際の活動を取材するため、後日、『ファシリテーター養成講座 チャレンジコース』の第1回、「国際理解教育からESDへ」の2日目を見学させていただきました。ESDとは、Education for Sustainable Development(持続可能な未来のための学び)の略です。
 参加者は、ファシリテーターの他に12人、半数はスタッフです。2時間を1単位とするセッションごとにスタッフがファシリテーターを担当していました。最初は円陣を組んで座っていたのが、ファシリテーターの指示に従って隣同士でペアを組み、そして、机を出して3〜4人のグループで作業をしたりと、自在に形態を変えながら進んでいきます。グループで共有できたものは発表され、全体で共有していく、そういった流れです。


私が取材した第4セッションは、自分で選択した対象者によって四つのグループに別れ、期間を決め、ESDを推進するプログラムを作成したところで終了しました。
 今回の参加者は、教員や自治体の職員、NPO団体の方で、北海道、宮城、静岡、都内から参加されているそうです。ファシリテーターがタイマーで時間を区切ってどんどん進めていく参加型の講座なので、かなりの集中力が必要とされるようですが、数種類の飲み物とお菓子が入り口に並んでいて自由にとれるなど、リラックスした雰囲気でした。短時間の見学ではありましたが、講師の話を傾聴するだけでなく、体験を通して自分自身の可能性を発見したり高めていくこと。ERICが提案する「参加型」による実践講座を肌で感じることができたように思います。
なお、角田さんが6月にオレゴンで開催された会議『2005 PLT International Coordinators' Conference』の参加レポートがHP(下記アドレス)で公開されていますので、ご覧になってみてください。
 http://www.k3.dion.ne.jp/~eric-net/ 2005PLTcof.htm
(取材:北区市民活動推進機構広報部 我妻澄江)

 

特定非営利法人国際理解教育センター

@団体立ち上げ時期・きっかけ
 教師、研究者、社会教育関係者など有志が集まって、1989年「国際理解教育・資料情報セ
ンター」(ERIC)を設立。1995年名称を「国際理解教育センター」に変更。

A活動目的
 人類共通の課題や公共的概念を理解し、その解決・具体化に向けて行動する人材やコミュニ
ティを育てる教育を進めること。
 
B活動状況
◎オフィスアワー:月・火・木・金(資料室や事務所のオープン)10:00?18:00
◎NGO相談員事業 月〜金10:00〜18:00
◎研修:年間12本のファシリテーター養成講座
◎受託研修:年間約100件(全国)

C会員数・会員構成
 会員というのは特にありませんが、会の構成員は以下の通りです。
理事:6名、運営委員:15名、スタッフ10名

D会の運営
 会費なし。会の運営は、月1回の運営会議によって方向決定される。年1回、総会開催。

E活動を通して得たもの
 私たちが実現したい未来の社会に向けて、会の運営も私たちが提言していることを実践して
すすめられる。自分達が提言していることを実践することで、社会における教育(学び)を本
質的に変革していく力を身に付けることができる。

F近日中の参加可能な活動
 団体ホームページをご覧下さい

G会の活動の紹介など
 ファシリテーター養成コースには、6本の「アクティビティコース」(基本編)と6本の「チャレンジコース」(実践習熟編)があり、それぞれ、国際理解・環境・人権対立・開発・教育力の6つのテーマで開催。
 NGO相談員事業が始まりました。NGO/NPOの組織運営や国際協力活動など、様々な相談を受け付けています。

H HPアドレス/E-mailアドレス
HP:http://www.try-net.or.jp/~eric-net/  Mail: eric-net@try-net.or.jp

上記の取材については、北区市民活動推進機構ホームページ上でもご紹介しています。また、写真を多数使用した壁新聞『ぷらざニュース』を作成し、 「北区NPO・ボランティアぷらざ」サロンコーナーに掲示してあります。どうぞ、ご覧下さい。

 

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