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わくわくドキドキ市民活動  〜世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ〜

ボードゲームとは、テーブル上などで盤(ボード)を使って楽しむゲームのこと。トランプなどのカードゲームを含む場合もあります。日本の伝統的なもので言えば、すごろくや百人一首、かるた、囲碁、将棋などが挙げられますし、最近親しまれているものには、人生ゲーム、モノポリー、オセロ、ウノなどがあります。これで、大体のイメージがつかめるでしょうか?
 ゆうもあ は、大阪を本拠地に2002年からボードゲームの普及のための活動をしている団体で、東京など4か所にある支部の活動も盛んです。
 去る7月17日(日)、東京支部主催の「ゲーム会」が開かれている東十条ふれあい館を訪れました。会場では、会員やスタッフの方の指導で、何組もの親子がボードゲームを楽しんでいました。
 そこで、東京支部長の北村忠宏さんに「ボードゲームを広めたいのは、どうしてですか?」とたずねると、「親子や仲間同士が複数でゲームができて、お互いのコミュニケーションや思考能力が鍛えられる点がいいと思うからです」と、にこやかに答えてくださいました。カラフルな会員向けの月刊誌「ゆうもりすと」を見せていただくと、会の活動や最新ボードゲーム情報などが満載でした。このほかに、「シュピール」という情報誌も年3回発行しているそうです。
 北村さんはゆうもあの理事もしていらっしゃるとのこと。「そうすると、理事会や総会は本部のある大阪で開かれるんですか? 皆さん、支部から集まるって、大変じゃないですか?」と尋ねると「4月に大阪で開かれるゲーム会終了後に開いています。このゲーム会には、大阪以外のスタッフも参加して、交流を図っているんですよ。」
 北村さんは関西のご出身ですが、仕事の関係で現在北区に住んでいて「この機会に近隣の方たちにいろいろなゲームを紹介したい」との思いから東京支部の活動を行っているのだそうです。
 ボードゲームは昔からドイツを中心に発展してきたことから会場には数多くのドイツ製のゲームが置いてありました。「北村さんに誘われて、ここに来始めたんです」という若いスタッフの方たちに説明をしていただきながら、ゲームを一つひとつ見せていただきました。
 ゲームは、幼児や小学生くらいの子どもから大人まで遊べるものばかりで、ルールが簡単で、大人も子どもも複数でおしゃべりしながらできるのが魅力のようです。画面を相手に、いつでも「リセット」できる電子ゲームとは違って、相手が必要なゲームなので、親子や友人などとの人間関係を築くのにとても良いと感じました。
 会員の関場純さんに、「どうぞ、一度、やってみてください」とお誘いを受け、私たち取材者も「跳んで点取りゲーム」というゲームを体験してみました。このゲームは、1から3の数字が書いてある駒を順番に打ち合う、オセロに似たゲームで、何と!関場さんご自身が考案し、製品化されたものだそうです(下記写真)。「子どもと大人が対等に遊べるところがボードゲームの良い点」「強い人が必ず勝つという訳ではなく、勝つのに『ひらめき』も必要なところが、このゲームのポイントなんです」と、わかり易く説明してくださいました。実際に体験してみて、初対面の人同士がゲームを通して知り合えるのも、ボードゲームのメリットだなと感じました。
 ゲーム会への参加者数は、日によって十数人から五十数人とかなり幅があるそうですが、この日は、北区内に住む親子さんは一組で、後は、東京都下、千葉、埼玉、神奈川など遠方からいらした方たちでした。会場の東十条ふれあい館は、図書館や児童館も同居する施設なので、当然ご近所の方たちが参加されていると思っていた私たちは「遠くからでも、こうやって来て下さるんですね」とびっくりしました。「皆さん、インターネットで見て下さっているようですね」と、北村さん。「この近所の子どもたちにも大勢来てほしいですね」ともおっしゃっていました。
 今、この記事を読まれている皆さん!ゆうもあ の活動について興味をもたれたら、是非一度、ご家族やお友だちと一緒にゲーム会に参加してみてください。「今後、出張ゲーム会も行っていきたいので、ゲーム会を開きたいと思っているグループ・団体の方はご連絡ください」とのことです。

(北区市民活動推進機構広報部 我妻澄江・奈良京子)


  東京支部長の北村さん

特定非営利活動法人
世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ

(1)団体立ち上げの
時期・きっかけ
2002年10月に設立。2003年5月にNPO法人格取得(大阪府認証)。東京では、2003年11月に第1回ゲーム会を開催し、支部の活動を開始。
(2)活動目的 ボードゲームをコミュニケーションツールとして位置づけ、ゲームを通じて、子ども同士や大人と子どもが一緒になって、相手の顔を見ながら会話をし、ルールを守って勝つ喜びや負ける悔しさを体験して、ボードゲームの良さを広く知っていただき、家庭でも楽しんでもらえるようにする。
(3)活動状況 情報誌:年3回発行の『シュピール』
    毎月発行の『ゆうもりすと』
東京支部では、ゲーム会を東十条ふれあい館(第1ホール又は第2ホール)にて毎月開催
(4)会員数・会員構成 正会員58名、賛助会員25名、準賛助会員9名(5月末現在)
事務局:大阪 
支部:東京、大阪、京都、滋賀、香川
会員の居住地域:北海道から熊本の各地
(5)会の運営
(運営委員会・役員会、会費など)
ゲーム会は各支部の運営で行っている。
理事会・月刊誌発行・情報誌発行(年3回)・各種イベント毎に運営チームを設けて、各チームを中心に活動を実施している。
正会員:入会金 2,000円、年会費 6,000円
(6)活動を通して
感じること
ゲームをしている子どもたちの笑顔や、帰り際にまた来たいと言って下さる参加者のみなさん
の声が、この活動を通じて得られたものです
(7)近日中の参加可能な活動 東京支部ゲーム会の日程:9月11日、10月23日13:00?16:45 東十条ふれあい館にて
(8)会の活動の紹介など ボードゲームと一言で言っても、たくさんの種類があり、見ただけではゲームの楽しさはわかりません。ぜひ体験して、ゲームの楽しさを知って、ご家庭で遊んでいただければと思います。
(9)ホームページ http://www.u-more.com

上記の取材については、北区市民活動推進機構ホームページ上でもご紹介しています。また、写真を多数使用した壁新聞『ぷらざニュース』を作成し、 「北区NPO・ボランティアぷらざ」サロンコーナーに掲示してあります。どうぞ、ご覧下さい。

 

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