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わくわくドキドキ市民活動 (2007年5月)

  参加団体の展示ブース 「地域のために何かしたい」「たったひとりの力では、社会は変わらない…?」
3月4日(日)、北とぴあにて北区で活躍するNPO・ボランティアグループ、企業と一緒に、わたしたちにできること、考えてみました。

 

 

 

NPO・ボランティア活動促進フォーラム“ わたしにできる1% ”

◎シンポジウム「企業と地域のいい関係」

シンポジスト ―(社)日本経済団体連合会1%クラブコーディネーター 長沢恵美子氏、(株)西友CSR推進室 嵩一成氏

 長沢さんからは、企業の社会貢献と社会的責任(CSR)の違いを伺い、社会的責任の中での社会貢献を実施するという図式が理解できました。企業にとっては、NPOや市民団体が持っている独自のノウハウに企業のビジョンの実現を託すので、NPOや市民団体側から企業へのアプローチも可能だということでした。当日長沢さんから「例えば、企業のCSRレポートを1つでも全部読んだことがありますか」と質問されたように、企業から期待されていると同時に、市民団体側も企業の考えを知らなければ協働は成り立ちません。市民団体はそれぞれ特化した活動を行っているので、その専門性を上手くアピールしていくことが企業との連携のポイントであり、また地域へのアプローチは企業にとっても重要な戦略であり、企業で働いている人が地域で活動をすることは仕事の上でもプラスになると考えているそうです。市民力は無視できない重要な要素となっているのだと感じました。
シンポジストの嵩氏と長沢氏 *1%クラブ*
経常利益の1%以上(法人会員)、可処分所得1%以上(個人会員)を、社会のために役立てようとする会員組織。2001年度には、北区ボランティアセンター(当時)、(社)日本青年奉仕協会との共催で、北区において「おやこ」に焦点をあてた企業人の社会参加応援プログラムを実施。

 

嵩さんからは「農産物を作っている人たちが地球に優しい農業をしたいと思っていても、消費者がそのことに気づかなければ商品化は難しい。また逆に消費者が安全でエコロジーな商品を求めていても、作っている人にその思いが届かなければ商品ができない。その間に入る小売店が、両者に働きかけるパイプ役であり、生産者と消費者双方へ与える影響は大きいと考えています。」という話がありました。嵩さんのお話からは、(株)西友が環境に力を入れて地域と一緒に考えていきたいという思いが強く感じられました。また、「燃えている森を一滴の水をくちばしに含んで火を消そうとするハチドリ」の寓話から「いま、何ができるのか―私は私にできることをしているだけ」というメッセージを紹介してもらいました。これは今回のフォーラムを実施するにあたって考えた「少しのことでも何かを一人から始めることの意味」にも合致しています。私たちの毎日の生活に深く関わる企業だからこそ、企業からの一方通行の社会的責任でなく、消費者としての市民の社会的責任も同時に、一緒に考えていくことができればと思いました。

*(株)西友*
環境と社会のしくみを学ぶ「エコ・ニコ学習」など、環境活動への取り組みやお客様との共同活動を行っています。

◎地域レポート「企業とNPOのいい関係」
  NPO法人東京シューレ事務局長 中村国生氏

東京シューレ事務局長 中村さん  北区を拠点に活動している東京シューレの中村さんからは、企業と連携している実例を話してもらいました。入居しているビルの大家さんの家賃低額協力の話や、企業からの機材提供・寄付の協力を得ているだけでなく企業から人材の派遣(給与は企業負担)協力を得ていること、また逆に子どもたちを受け入れてもらう職場体験など、さまざまな形での連携が行われていることが紹介されました。職場体験は個人商店や中小企業が中心となり、地域とのつながりの強さも感じました。最後は企業とつながりができるきっかけについても話がありましたが、その話の中に「めぐりめぐって思わぬ出会いがある」という言葉が印象的でした。
 *東京シューレ*
1985年北区に誕生した学校外の子どもの居場所・フリースクールです。子どもの学習・活動やイベント開催、不登校支援の親の会や学習会の実施など、様々な面で企業のみなさんにご協力いただいたり、交流をはかっています。


手作りジャムなどの試食と交流会
  当日は140名ほどの参加者がありました。たくさんの人が来てくれましたが、フォーラム終了前後の自由に参加団体のブースを回ってもらうには人が少なく、今後の課題となりました。しかし、地域社会を違った立場からも考える機会になりました。また、最後の交流会では、参加者がつばさ工房さんの手作りジャムを試食しながらお互いのブースを回り、あちこちで話し声がにぎやかに聞こえてきました。何よりも、半年の期間、参加団体で話し合いを重ねて実施できたことが大きな収穫だったと思います。
来年は、一般の人にもっと来てもらえること、企業も参加できるブースが設けられないか、会議の回数を減らして効率的な運営ができないかなどの課題を出し合い、今年度の参加団体で話し合って新たなスタートをきりたいと思います。
(KiVo広報部 佐藤幸子)

■□■ フォーラム参加団体 ■□■

1. 赤羽自然観察公園どんぐりクラブ
2. NPO法人飛鳥会 つばさ工房
3. NPO法人アビリティクラブたすけあい北区たすけあいワーカーズひよこ
4. NPO法人北区地域情報化推進協議会
5. NPO法人社会参加支援センター・リーラ
6. NPO法人つみき
7. NPO法人東京シューレ
8. NPO法人フラワーセラピー研究会東京地区
9. NPO法人フリースクール全国ネットワーク
10. NPO法人勉強レストランそうなんだ!!
11. 北区子ども感動コミュニティ機構
12. 北区・子どもの水辺協議会
13. 北区男女共同参画推進ネットワーク
14. 城北演劇を観る会
15. 点訳サークル六星会(福祉センタークラス)
16. 東京ほくと医療生協保健委員会
17. 東南アジア保育支援事業
18. NPO法人東京都北区市民活動推進機構

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