北区NPO・ボランティアぷらざ
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わくわくドキドキ市民活動 (2008年9月)

 北区で活動しているボランティア団体を広くご紹介するページです。NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部メンバーが、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を取材しています。
今月は、『夏!体験ボランティア2008』参加者の活動の様子をお知らせします。

夏!体験ボランティア2008

 今年の『夏!体験ボランティア2008(以下、夏ボラ)』には中学生〜社会人まで238人が申し込み、119か所の受け入れ先のうち、実質78か所の施設やボランティア団体で85の活動を体験しました。
  まずは、7月30日(水)、北とぴあ4階の北区NPO・ボランティアぷらざ(以下、ぷらざ)へ取材に出かけました。ここで、牛乳パックから紙すきはがきを作る『リサイクルグループ アミークス』の活動に、区内の中学2年生の男女7名と教員1名が参加。会員の方6名が指導にあたられました。
最初に、代表の金丸さんが手順を説明し、「作り方を覚えていってくださいね」と話し、下記のような作業にかかります。
(1)水につけておいた牛乳パックのラベルを剥がして、手で細かく千切る
(2)それを水と一緒にミキサーにかけてパルプを作る
(3)ハガキ大の木枠と金網で紙をすく
(4)タオルや布巾、新聞紙、板、ローラーを利用して、ハガキから水分をとって乾かす
見ていると、パルプを平に薄くすくうのが難しく、手際よく作業が進む参加者もいれば、何回かやり直しをしている参加者もいます。会員の方たちは、一人ひとりの参加者に対して、「上手ね!」と誉めたり、なかなか上手くいかない場合でも「もう1回やってみましょうね」と優しく声をかけながら、ゆったりとしたペースで丁寧に指導されています。
2回目の紙すきは、すいた上に会員の方たちが事前に用意した押し花を載せて、ハガキを作ります。参加者が自分で選んだ押し花を載せてはがきに馴染ませると、各人のデザインで様々な押し花はがきができ上がっていきます。
参加者は、男子、女子の仲良しグループと先生がそれぞれ申し込んだところ、偶然、皆、同じ学校だったとか。お互い、驚いていました。参加の動機を聞くと、「夏ボラが、夏休みの宿題だから」「スケジュールの都合がちょうど合ったから」という答えが返ってきました。全員が顔見知りなので、和やかな雰囲気です。
夏ボラ担当の浜辺さんにお話をうかがいました。「毎年、定員いっぱいの希望者を受け入れています。夏ボラ以外では、高校からの依頼で高校生にも指導しています」「(手紙を出す習慣が廃れてきているので)ハガキの需要が少なくなっています。私たちも、こうして集まって作業をする回数は減ってきているんですよ。」
午前中の作業が終わると揃って昼食をとり、午後は、ざっと乾かしたはがきをアイロンで仕上げ、郵便番号枠のスタンプを押して完成です。

紙すき
手作りハガキ完成

 8月7日(木)、毎月第1木曜日と第3金曜日にぷらざで活動している『ゆったりくらぶ』には、区内の中学2年生男女5名が参加。開始15分前には既に参加者全員が揃い、本日参加の10名の会員の方と一緒にテーブルについていました。
まず、代表の方が「私たちの活動は、ボランティアをすることとコミュニケーションをとること、この二つを目的としています」「手と口を動かして、楽しくボランティアをしましょう」と話され、作業が始まりました。北区社会福祉協議会(以下、社協)に集まった使用済み切手を預かり、約5ミリ四方の余白を残してハサミで切り、仕分けをし、10kg分にまとめて社協に戻します。それを有料で業者に引き渡し(昨年度約7万円の収入)、社協の事業費の一部にしているそうです。
  『ゆったりくらぶ』では、夏ボラ以外にも、障がい者、高齢者等のボランティアを随時受け入れているそうです。テーブルを囲んで、仲間同士はもちろん、会員と参加者との間でも話が弾みます。ボランティア受け入れ担当の方の「何気なく捨てている切手がこうやって再利用することで役立っているのよ」というお話に、使用済み切手がお金になることを初めて知った参加者たちがうなずいています。皆、ハサミを持った手は休めず、でも、時々、珍しい切手が出てくると、それについて話したり、皆で回して見たりしていました。
参加者からは「年配の方と楽しい時間を共有できたことが楽しかった」、会員の方からは「若い方とお話ができてよかった」という感想が出され、双方がとてもゆったりとした時を過ごされたようです。

ゆったりくらぶ
切手の仕分け

  翌8月8日(金)の夜は、東京都障害者総合スポーツセンターの主催で「みんなでバドミントン教室」が行われていました。これは、障がい者も健常者も参加できる月例の催し。この日は、夏ボラ体験者4名、北区バドミントン協会から指導者2名、そして、スポーツセンターの職員2名を含め、30人を超える方の参加です。
皆で準備体操をしてから、基礎打ちが始まりました。希望者は、順番に指導者からアドバイスを受けながら練習することができます。
40分程たつと、職員が用意したくじ引きが始まりました。A〜Fの6チームに分かれ、自己紹介をしてからペアを組み、3面のコートで同時に試合が進行します。参加者同士で審判やスコア係、ラインズマンを担当し、時間いっぱいまで2度、ペアの相手や対戦チームを組み替えながら、熱気あふれるゲームが行われました。
夏ボラで参加の近隣の大学1年生の方たちは、「福祉施設の現場を知りたい」「障がい者に関わる職業につきたい」「スポーツが好き」というのが参加のきっかけだそうで、うち二人は部活でバドミントンをしているとのこと。近隣の高校生の方は、(宿題ではなく)、興味があるので」お一人で申し込んだそうです。10代から60代までの、幅広い年齢層の方たちと一緒に、にこやかに動き回っていました。
職場が近いという中年の男性は、ペアを組んだ相手をカバーしながらのプレー、また、小まめに声がけをして試合を盛り上げ、熱気に満ちたゲームをされている様子がとても印象的です。「障がいをもっている方のゲームに対する熱意にひかれて、通っています」とおっしゃっていました。
  応援している女性は、「娘が障害者で、付き添いで来ています」とのこと。一緒に来ている高校生の妹さんも体ごと突進していく熱いプレーを繰り広げていました。
  最後は片付けをし、優勝チームの発表。皆の拍手を受け、チームのメンバーも嬉しそうです。
「今日の参加者は、顔見知りが半数位」「チーム分けをすることで話ができますし、ペアを組んで試合をすると仲間意識も生まれます」「次回は、運動靴をはいて、是非、一緒にバドミントンをしましょう!」と、スポーツセンター職員の川上さんにお誘いを受けました。

バドミントン

   今回、取材に伺えなかった受け入れ施設・団体でも、多くの方たちが有意義な『夏!体験ボランティア2008』をされたことでしょう。実施3年目となる感想文コンクールにも続々と応募原稿が届いています。これについては12月号でご紹介しますので、お楽しみに!
    (取材: KiVo広報部 我妻澄江)


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

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