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わくわくドキドキ市民活動 (2008年12月)

 

TOKYO北区ふるさと駅弁コンテスト実行委員会

去る11月8日、赤羽文化センターを会場に第5回TOKYO北区ふるさと駅弁コンテストの最終審査が行われました。今回は募集を18歳以下のジュニア部門のみにしぼりましたが、応募作品の総数は224にも登ったそうです。そして、その中から選ばれた8作品がこの日、応募者本人たちの手で作られ、試食して、審査されました。
このイベントは北区や北区まちづくり公社が後援していることもあり、一見すると行政の主催と見られがちですが、実際はTOKYO北区ふるさと駅弁コンテスト実行委員会というボランティア団体が主体となって実施しています。
では応募作品、コンテストを始めたきっかけは何だったのでしょう?実行委員長である冨田常子さんにお話をうかがうと「北区まちづくり公社が年2回区民参加で発行している『街よ!元気になれ』という冊子があるんですが、その編集委員に私も参加しているんですね。それで2005年の3月に発行した第5号であつかったテーマが『駅』だったんですが、その時に編集委員の間で、駅の多い街・北区を盛り立てられることは“何か”ないかと考えたんです。そして出てきたアイディアが駅弁コンテストだったんです。」そんな経緯で動き出した実行委員会だけに初めはまちづくり冊子の編集委員が中心になっていたといいます。
「第1回目の駅弁コンテストは無我夢中でした。最初は冊子の一企画程度で、簡単にレシピを載せるだけでもいいと考えていたのですが、予想を超えて大々的になってしまったんですね。当時のまちづくり公社の担当者もここまで上手くいくとは考えていなかったと言ってました。」
そして、予想外の盛り上がりを見せた第1回目の駅弁コンテストが終わった後、第2回目開催の声も出てきました。しかし、スタッフの数を考えると乗り切れるかどうかの不安もあったそうです。「それで、第1回の応募者に実行委員会への参加を呼びかけてみたら、これまた予想以上に反応が良かったんですね。大賞を受賞した方をはじめ、皆さん気持ちよくお返事してくださいました。その時のメンバーが今の実行委員会の中心になってくれています。
とても不思議な感じがしました。後で参加した理由を聞いたら、みんなコンテストに参加して“楽しかったから”というんですね。」
そして年1回のコンテストは今年5回目を迎えました。「順調に見えるかもしれないけれど、毎回新しいことを取り入れていかないとマンネリになってしまうので、裏方は結構大変ですね。協賛企業などからも助言をいただけるのがためになっています。」
今年はジュニア部門だけにしたことはそういったマンネリ回避の意味もあってのことだという。「もちろん、子どもたちに“食”への関心を持ってもらおうという思いもあります。また応募をきっかけに家族内でのふれあいも増えて欲しいとも考えています。」
たしかに今回の最終審査の時にも家族総出で弁当を作ったりしている参加者もいました。料理のこととなると子どもだけでは無理なところもあり、そうするとお母さんやおばあちゃんに相談して、家族が話すきっかけになるそうです。
進化を続ける駅弁コンテストですが、昨年からまちづくり公社の事業を離れ、北区の地域づくり応援団事業の助成を受けてより自主的な事業となりました。それに伴い今年の春には過去の大賞作品を集めたDVDを実行委員自らの手で作成しました。
また、今年はその助成事業で「北区名物」を作ろうと企画しているそうです。すでに検討のためのグループが立ち上がり、来年の春にはその成果が発表されることでしょう。
駅弁コンテストは全国にも知られるようになり、今では町おこしを考える地方の自治体からも問い合わせが来るようになったそうです。 「他の地域でも同じようなコンテストが開催されるようになったら、将来は全国大会が開けるようになるといいかな、とも思いますね。」駅弁から広がる夢は尽きないようです。
実行委員会次にそんな夢を追っている実行委員会の構成について聞いてみました。「年齢構成は幅広いと思いますけど、平均年齢は一般のボランティア団体と比べて低いと思います。」
第1回の応募者から仲間に入った方々は中高年が中心で委員の中でも頼れる存在となっています。その一方で協力してもらっている大学の学生や卒業生、そのつながりで参加してきた友人知人なども多くおり、平均年齢を下げるとともに若い力を活かしています。
「年1回のコンテストということもあって積極的なスタッフ募集はしにくいし、実際行っていないんですよ。新しく来る人はほとんど仲間づてです。それでもそこそこ人が集まってしまっているという感じです。『何か楽しそうなことをしている』と見えるのがいいのかもしれません。」
特に積極的な委員の募集は行っていないそうですが、問合せに関しては北区まちづくり公社が窓口になって対応してくれているということでした。
さて、肝心の「北区ふるさと駅弁大賞」ですが、今回の大賞には「新!北区名物!滝野川弁当」が選ばれました。これから商品化が進められ、来年の春頃には赤羽駅などでの限定販売が予定されています。さて、その頃にはどんな「北区名物」が生まれているんでしょうか?
(取材:KiVo広報部 横田正基)

TOKYO北区ふるさと駅弁コンテスト実行委員会

(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
  2003年7月。
  まちづくり公社発行「街よ、元気になれ!」の特集『駅』の編集会議上で、北区ならではの駅弁を作ってみようという発案から誕生した。

(2)活動目的
  北区の魅力を広くアピールするためにイベント実施主体となり、北区の魅力を再発見・再認識してもらうきっかけづくりを行うこと。
また、活動を通じて会員相互の親睦と情報交換により地域に関心を持ち、まちづくりの意識の高揚を図り、もって、まちづくり活動を推進すること。

(3)活動状況
  北区をイメージしたオリジナル駅弁作品を募集し、コンテストを行っている。大賞作品は商品化され、赤羽駅等で販売される。

(4)会員数・会員構成
会員数 30名
年代 20代〜60代
職業 会社員・自営業・公務員・学生

(5)会の運営
  会員は実行委員会に所属し、毎月1回の実行委員会に参加して会の運営にあたる。
会費はなし。

(6)活動を通して得たもの
  人とのつながり、友人、恋人、仕事、喜び、楽しみ・・・金銭以外のものすべて。

(7)近日中の参加可能な活動
  12月8日、まちづくり公社にて。「新・北区名物を作ろうプロジェクト」会議。

(8)PR
20代の割合が高く、こんなに楽しいボランティアの会は滅多にない、と自信を持ってお薦めします。

(9)連絡先
http://www.matikita.com
E-mail:info@matikita.com

 

上記の取材については、写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』を作成し、《北区NPO・ボランティアぷらざ》サロンコーナーに掲示してあります。どうぞ、ご覧ください。

 

 


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

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