北区NPO・ボランティアぷらざ
このサイトの中を検索
施設案内 ぷらざ質問箱 ボランティア情報 催し・講座案内 助成情報 発行物

現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2009年12月号>わくわくドキドキ市民活動(2009年12月)

わくわくドキドキ市民活動 (2009年12月)

 わくわくドキドキする市民活動を紹介するページです。今回はNPO・ボランティア基礎講演会「モンゴルの天地に想いを駆けて」加えて開講中の「第6期 北区NPO・ボランティアカレッジ」についてレポートします。

モンゴルの天地に想いを駆けて

懐かしさを奏でる音
  10月16日(金)北とぴあ・プラネタリウムホールで開催された2009年度NPO・ボランティア基礎講演会「モンゴルの天地に想いを駆けて」に参加しました。
かねてより、北海道のアイヌの唄から沖縄の島唄に至る日本の民謡に、音楽形態に違いが有るにも拘らず共通する懐かしさを感じていました。今回聞かせて頂いたモンゴルの音楽にも、同じ懐かしさを感じました。
聞けば、モンゴルの人にとっても習得するのは難しい「馬頭琴」「喉歌(モンゴルではホーミー)」「モンゴル民謡オルティンドー」だそうです。それを遠く離れた地で習得された日本の方がいることに驚きを覚えます。馬頭琴の深い音色、喉歌の不思議な歌声、オルティンドーの素晴らしい声や節回し…星を映しながらのその音楽は、私をしばし幻想の地へと運んでくれました。
  そして、NGOゆいまーるハミングバーズの代表、照屋朋子さんのお話しには、深く感じ入ること大でした。

マンホールチルドレン
 

小モンゴルの「マンホールチルドレン」といわれる子どもや青年。故有って孤児となったその人々は、厳しい冬の寒さを逃れる為、給湯配管のあるマンホール内に暮らします。衛生環境など劣悪なその人々を、モンゴルの人々はもちろん見過ごしてはいません。多くの養護施設を作り社会復帰の道を開きます。
しかし、社会のハードルが高いことは想像に難くありません。18歳までの保護期間を過ぎると再びマンホールに帰らざるを得ない人、闇の世界へ入り込まざるを得ない人が少なからず居るのだそうです。彼らに経済的援助が必要なことは明らかですが、それに留まらず、彼らの中から社会に貢献できる人物を送り出す事、それが社会の偏見を砕き、彼らに希望と夢を作りだす。そのためには、彼らに高等教育のチャンスを作る。
  照屋さんがたどり着いた現時点での解答です。NGOゆいまーるハミングバーズは、ボランティアでそうした活動をしています。この見識と行動力に同じ日本人としてプライドを感じてしまうのです。でも、そんなプライドって小さいですよね。私はあの時確かにアジアの民の一人としての自分を感じていたのですから。
  人々の日々の生活や、生きる上での理想に国境など意味がない、ということを実感できたひと時でした。
  照屋さん、ゆいまーるのスタッフの皆さん、馬頭琴・喉歌の嵯峨さん、オルティンドーの三枝さん、本当にありがとうございました。                         
(感想:遠藤忠嘉)

講演会実施にあたりましては遠藤忠嘉さん、多藝克彦さんをはじめ多くの方々に企画運営に携わって頂き多大なご協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。(事務局) 

第6期北区NPO・ボランティアカレッジ

市民活動やボランティアについて学ぶ『第6期 北区NPO・ボランティアカレッジ』が、9月16日(水)に開講しました。私達は4月に第5期までの修了生有志10名でプロジェクトチームを立ち上げ、企画・運営を行っています。これまでの経過について、ご紹介します。

今年度の特徴
  例年のように、前年度に受講者から出された要望などを踏まえて、『前期』『後期』に分けていた講座をより具体的に『入門』『概要』『実践』の三つに分け、初心者から経験者まで、全体で、或いは三つのコースを自由に選んで受講できるようにしました。来年・再来年も同様の形態で開催する予定ですので、全コースの受講ができなかった方にも翌年度以降に続けて受講していただける取り組みです。
  今回、プロジェクトチームでは全体とコースごとの責任者を決め、次年度の参考にするために、各回の司会・受付に加えて、講座の記録をとる「記録係」を設けました。アドバイザーである枝見さんにお知恵を拝借しながら、パンフレットを見た方が「参加したくなるような」タイトルに頭をひねったり、駅のスタンドに手分けしてチラシを持ち込んだりの広報活動も行いました。

入門編
  ボランティア未経験者を対象にした『入門編』には17名の申し込みがあり、今年度の新しい試みである「楽しくフィールドワーク」では、13名の方がメンバーの活動現場でボランティアを体験しました。各々の体験と感想を発表する第3回目では、「ボランティアを通して自分を向上させることができて、良かった」「自分が役に立てることがあって、うれしかった」「人のためにすることが結果として自分のためになっているのだと気付いた」などの感想が出され、お互いの感想を共有することができました。

概要編
  10月14日に始まった『概要編』には12名の申し込みがあり、最後の11月4日の公開講座『夜回り先生講演会』では、水谷修さんに講師をお願いしました。開催一か月前には参加申し込みが満席となり、多数の方にお断りせざるを得なかったのは、とても残念でした。私達も総出で事務局と一緒に動きましたが、開場1時間以上も前から並んだ方たちや会場の反応に手ごたえを感じることができました。
 ご病気を押して「夜回り」や講演、相談、執筆など、精力的な活動を続けられていることに深い感銘を受け、また、若くして亡くなってしまった少年少女の死を悼み、「自分の対応が悪かったばかりに、死なせてしまった」と自らを責められる言葉に、胸が一杯になりました。
 最近、とかく話題になっている覚醒剤が子ども達の手が届くところまで広がっていることや、リストカットについて「全国の全てのクラスに、1人はいます」というお話には、驚愕するばかり。全都道府県の学校で講演され、日本中の子ども達からの相談を受けている方のお話は、やはり、重みがあります。
会場には学生服姿も目立ち、説得力のある体験談や地元の地名を出されてのお話は、とても身近に感じられましたし、会場に向かって何度も「挙手によるアンケート」をされたり語りかける口調に、「他人ごとではなく、自分の問題なのだ」と突きつけられるような緊迫感も感じられました。
 「死にたい」と言う子ども達に、「自分のためだけでなく、人のために生きてごらん」と語りかけ、「叱るよりもずっと沢山、子どもを誉めてください。美しい言葉をかけてください」と私達大人を叱ってくださったことも、強く印象に残りました。
mizutanishi kouenkai no yousu
実践編
  ボランティア活動中の方を対象にした『実践編』は11月18日から始まり、目下、グループ研究を行っています。
 「団体のマネージメント」を学ぶ12月9日(水)の講座は、聴講も可能です。 是非、ご参加ください。
 (プロジェクトチーム 我妻澄江)

「団体の『マネー』ジメント」
講師 永沢映氏
(NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター代表理事)
12月9日(水)19:00〜21:30 
会場:北とぴあ7階 第1研修室
【申込み 問合せ先】
北区NPO・ボランティアぷらざカレッジ係
TEL03-5390-1771 FAX03-5390-1778

 


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

 

 ホームへ

 2009年12月号へ

 このページの先頭へ

サイトマップ当サイトの使い方お問合せ先
2009年11月25日更新版
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1北とぴあ4階 電話:03-5390-1771 交通案内
開館日時:火曜日〜土曜日(10時〜21時)、日曜日(10時〜17時) 開館日程
Copyright - c東京都北区NPO・ボランティアぷらざ 2003- All Rights Reserved. 著作権情報等