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わくわくドキドキ市民活動 (2010年2月)

 北区で活動しているボランティア団体を広くご紹介するページです。NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部員が、取材しています。

コミュニティ・カフェ シェモア

 『コミュニティ・カフェ シェモア』は、JR十条駅の近く、上十条で「一人ひとりが主役になれる、地域のたまり場」を目指しているカフェです。火・金曜日のお昼時には北区の「高齢者ふれあい食事会」を開き、十六穀米と野菜たっぷりのメニューが人気となっています。

◆食事会
  12月15日(火)午前11時、昼食会の準備をされている様子を取材に伺いました。場所は、区立十条富士見中学校と東京朝鮮中高級学校から程近く、区立王子第五小学校の裏手です。11時30分からのランチに向けて、店長の沖倉さんとボランティアの澁澤さんが調理や配膳をされる一方で、お店では早めにいらした方たちがお茶を飲みながらおしゃべりをされていて、和やかな雰囲気です。
  お世話役を買って出た方がご飯をよそい、「少なめにして」「もっと多いのがいいわ」など、各人の希望がスムーズに反映されていきます。
  今日のメニューは、十六穀ごはん、大根と油揚げのみそ汁、もやしのソテー添え豚肉のしょうが焼き、切り干し大根・さやいんげん・ブロッコリー・赤かぶ・サラダわさび菜・シーチキンなどの和え物です。私もいただきましたが、雑穀入りご飯や野菜の和え物が見た目も美しく、美味しかったです。
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 壁には、季節感のあるクリスマス・ツリーのタペストリーと共に、アクリル版や銀、樹脂など、様々な素材を使った「ヤモリ」が展示されています。写真もヤモリの体の一部で、東京朝鮮中高級学校中級部の美術部生徒さんの個展だそうです。美術の先生の作品を展示したのをきっかけに個展の相談を受けたとのこと、ご家族の方も見えられて、お祝いのフラワーアレンジメントも飾られていました。「今は試験期間中ですが、来週になれば本人が来て説明をしてくれますよ」と、沖倉さん。

◆地域の方にもっと参加して欲しい
  3年前に、ボランティア入門講座を受講されたという澁澤さんは、早期退職後に「地域を知り、友人を作りたい」と昨年2月から調理のボランティアをされています。「手が足りなくて。私たち団塊の世代が、もっとボランティアをすればいいと思います。地域のニーズに応えることが必要だと思うので、講座を開くだけじゃなくて、受けた人のフォローも大切なことじゃないですか?」と、ご意見をいただきました。
  沖倉さんも「調理の手も足りていませんが、誰かしら地元の方が店番をしてくださると地域の方が立ち寄りやすくなるので、そういうボランティアの方が加わってくださると助かります」とのことです。

yasaihanbai◆直送野菜の販売
  「コミュニティ・カフェ シェモア」では、毎週水曜日の10時〜3時に『NPO法人わくわくかん』が栃木県大田原市や千葉県流山市から直送の自然農法による無農薬野菜を販売されているとお聞きし、食事会の翌日、改めて伺いました。就労移行支援事業の職業訓練の一環として行っているそうで、寒い中、道に出て元気な声で野菜や切干大根などの乾物、つばさ工房の手作りジャムを売っていました。

◆地域のたまり場として
  ここは樹脂粘土で作る「デコスイーツ」など幾つかの講座の会場にもなっており、11月末には、地域の方のフォークライブを開いたそうです。8月に続いて2度目で、お料理とワンドリンクで1,500円。「20人以上の方にいらしていただいて、満席になりました。コンサートをきっかけに、地域でのネットワークが広がりました。気軽に立ち寄れる地域のカフェ、ギャラリーや講座、ライブなど、色々なイベントの会場にも使っていただきたい。何人かボランティアの方がお手伝いいただくと、お店でお話も弾むし、ネットワークがもっと広がると思います」と、沖倉さん。
  「夢は何ですか?」という質問に、「遠くに住む家族のためにと、個人からお弁当の注文も受けています。叶うかどうかわかりませんが、食事制限のある方たち向けに食事の提供をしたいですね。安心して食事を楽しんで欲しいですから。」
  地域のニーズに応える場所を目指すコミュニティ・カフェ。健康的な食事をしたり、近隣の方たちが気軽に集い、様々な催しができる場所。誰でも利用できるこうした「地域のたまり場」がどの地域にもあると、コミュニケーションが広がることでしょう。地域の人間的な繋がりが希薄になっている昨今の状況は、こうした場所で補えるのではないかと感じました。
(取材: KiVo広報部 我妻澄江)

コミュニティ・カフェ シェモア

(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
2005年1月、商店街空き店舗活用事業として、「食」を中心とした地域活用化を目的にコミュニティレストランとして、オープン

(2)活動目的
世代を越えた交流の場となるよう、また、生活に密着した情報提供や高齢者のみまもり

(3)活動状況
火・金曜日に北区健康いきがい課担当の「高齢者ふれあい食事会」を実施(各15名年間登録の方)、他 講座開催、ランチ、お弁当の提供 等

(4)会の運営
NPO法人ワーカーズコープの一事業
  状況に応じて、ボランティアさんなど、いろいろな形で参加していただいています。
(中心になってお店をまとめていける方、他 募集中!!)

(5)活動を通して得たもの
  食事会に参加している方、あるいは周辺地域の高齢者の方と回を重ねてお会いし、様々なお話をして、必要とされているもの、何を求めているかなど、知ることができています。

(6)近日中の参加可能な活動
火・金曜日、食事会の調理、配膳、後片付け他、一般向けランチやお弁当の調理、各種講座や教室の準備・お手伝い
カフェ運営全般のお手伝い etc.

(7)連絡先
みにきたWeb:
http://minikita.kitaku.net/gnkk01/mypage/index.php?gid=G0000130

 


★北区を中心とした市民活動の情報を提供する『みにきたWeb』(下記HPアドレス)を、皆さんも是非一度、ご覧になってください!
  (HPアドレス:http://minikita.kitaku.net/

上記の取材については、写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』を作成し、《北区NPO・ボランティアぷらざ》サロンコーナーに掲示してあります。どうぞ、ご覧ください。

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