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わくわくドキドキ市民活動 (2010年6月)

 このページは、NPO法人東京都北区市民活動推進機構(愛称KiVo)の広報部メンバーが取材しています。今回は北区が市民活動団体との協働を進めるために行なっている、政策提案協働事業についてレポートします。

政策提案協働事業

 今現在、北区では「区民とともに」という基本姿勢のもと、さまざまな形で区民との協働を推し進める事業に取り組んでいます。
 今回ご紹介する「政策提案協働事業」は、その中でも規模の大きさや、行政が市民の側からの提案を取り入れるという点で、注目を浴びつつある試みです。

■事業の目的
  「政策提案協働事業」は、地域の課題に現場で直面しているNPOやボランティア団体などから政策を提案してもらうことによって、現場の持つ専門性やそこから生み出される新しい発想(先駆性)などを活かしつつ、市民だけでは難しい課題を区との協働によって解決していくまちづくりを進めることを目的に企画されています。
  団体の提案による協働事業は北区で初めての試みです。社会状況が大きく変わる中で、多様化したニーズへの対応など行政のみでは解決できない問題が少なからず発生してきています。また、こうした問題を自らの手で解決しようとする市民活動団体が育っており、それらの団体への期待も高まっています。
  この事業は、それらの団体と行政が協働することで、それぞれの役割を担いながら問題を解決し、よりよいまちづくりを目指すものです。
  対象に選ばれた事業は、団体と事業を主管する担当課の協働で実施し、事業の経費(上限額あり)を区が負担します。

■事業の進め方seisakuteian
  この事業の進め方を昨年度(平成21年度)行われた事業を例に説明していきましょう。
  まず最初に事業の実施年度の前年度にNPOやボランティア団体などから提案書を提出してもらいます。募集には、市民団体の側が自由な発想により提案する「自由提案事業」と区の側から提起された課題に対して団体が提案する「課題提案事業」の2種類があります。
  平成21年度実施の事業の場合は20年度に募集が行われ、自由提案が9事業、課題提案では「シニア世代の社会参加」について2事業、「地域での子育て支援」について2事業の提案がありました。 
  対象事業の選定は同じく地域振興課で行っている「地域づくり応援団事業」(非営利で公益的な活動を行う団体が主体的に行う事業に対して事業運営に必要な経費を助成する事業)と同じ選定委員会によって行われます。
  さらに区と協働で事業を行うこと、事業規模が500万円と高額であることなどから、書類提出後、団体と担当する主管課で事業内容を話し合う機会が設けられます。そして話し合いによって、団体と区の双方の意見を取り入れてより実現性の高い事業へと集約していきます。
  その後、話し合いを基に修正した提案書で第一次審査の書類選考を行い、公開プレゼンテーション、最終審査へと進み、平成21年度は、「NPO法人北区地域情報化推進協議会」提案の「まちがミュージアム」プロジェクト、「北区で子どもの遊ぶ場をつくる会」の「きたく@丸ごと遊ぶ場計画」、「ナマケモノ倶楽部」の「フェアトレードショップ・北のハチドリ」の3事業を協働事業として決定しました。
  決定後もさらに、提案団体と主管課、さらに選定委員を加えた3者によるワークショップを開催し、団体と区が協力し合って事業を進めていこうという意識が芽生えるきっかけづくりを行っています。

■昨年度の取り組み
  事業実施年度となり、協働事業となった3事業が、地域振興課を仲介に団体と主管課の協働で進められました。
  「まちがミュージアム」プロジェクトは地域振興部観光振興担当が主管となって、同担当が進めていた観光ボランティアガイド養成講座と連携して進められました。
  5回開催された「北区の魅力」創造講座ではさまざまな地域観光資源の掘り起こしが行われ、4回開催された「北区の魅力」ガイドツアーでは区内各所の観光ポイントを実際に回り、観光コース作りのヒントを得ました。
  成果は5つのテーマ別の地図やDVDにまとめられ、3月には成果報告会が行なわれました。 
  「まちがミュージアム」プロジェクトは終了しましたが、観光ボランティアガイド派遣制度など、観光分野での協働事業は新たなステップへと続いています。
  「北区で子どもの遊ぶ場をつくる会」は、前々年度から「地域づくり応援団事業」の助成を受けて進めていた一日プレーパークをこの協働事業によってより回数を増やして開催しました。
  旧いなり公園と桐ヶ丘中央公園とで合わせて年間46回のプレーパークを開催し、のべ3341人が遊びに来ました。そのほかにもスタッフ研修で組織力を強め、イベント開催や年4回の情報紙の発行による情報発信などで活動の輪を広げています。
  プレーパークは地域でも定着しており、今後は平日の回数を増やして年間72回開催に拡大するなど新たな試みに挑戦します。
  「ナマケモノ倶楽部」は、北区役所近くに“フェアトレード(公正貿易)”をコンセプトとしたコミュニティカフェ「北のハチドリ」を5月に開店。店内では飲食の提供のほか、フェアトレード雑貨の販売やフェアトレードや環境問題を題材にしたさまざまなワークショップやイベントを月2回程度開催しました。
  今後もカフェの営業を続けながら、フェアトレードを広める活動も行っていく予定です。

■今年度は、「ミニ保育」の取り組み
kosodate  さて、最後に今年度の事業をご紹介します。平成22年度の政策提案協働事業となっているのは、「NPO法人でんでん子ども応援隊」による「ミニ保育園by北区子育てネットワークin商店街」事業です。
  「でんでん子ども応援隊」は、北区最大の商店街である十条銀座商店街にある子育て支援活動拠点「でんでんルーム」の中に保育施設「でんでん保育室」をオープンしました。
  週3日(火〜木曜日)、子ども定員8人までのミニ保育を、常時3人体制のスタッフで、一般的な託児施設よりも、ママに近い、手の行き届いた対応で行っています。働いていなくても、週1、2回、子どもを預けられると保育が楽しくなるお母さんなどに利用しやすい保育室です。
  スタッフは区内で子育て支援活動をしているグループのネットワークを活かして集められています。その背景にはこれまでの「でんでん子ども応援隊」の活動の蓄積が見られます。
  受入れ日などは今後、需要を見て拡大を検討する予定です。「いつでも見学・ご相談を受け付けているので、お気軽にお立ち寄りください」とのことでした。

■今後の課題
  現段階ではNPO・ボランティア団体に周知しきれていないためか、初年度13事業に対して、2年目は3事業と応募が減少しています。制度を広く周知していくことや、担い手の育成が課題となっています。なお、今年度は7月16日を締め切りとして募集を行います。みなさまのご応募をお待ちしています!


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