北区NPO・ボランティアぷらざ
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わくわくドキドキ市民活動 KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

 6月11日(土)、12日(日)に滝野川会館にて、「おちゃのこ祭祭2011〜こころをつなごう ひとりからみんなへ」が開催されました。防災や節電を考え、奮闘された参加団体のお話を中心にレポートしました。

おちゃのこ祭祭2011

tirashi はじめに東日本大震災でお亡くなりになった方、大切な人を失った方、被災された皆様へ心より哀悼の意を表します。
 今年で17回目を迎えた「おちゃのこ祭祭」は、「だれでもが住みよい」社会福祉のまちづくりも、一人でやれば難しいけれど、みんなでつくれば「おちゃのこさいさい」とできる!という意味から名付けられました。毎年人気のバザー会場、手作り感いっぱいのおいしい空間:模擬店会場、バラエティに富んだ内容のステージ発表、体験展示。区内で活動しているボランティア団体を中心に、各団体の日頃の活動紹介やメッセージが発信されています。
 しかしながら、今年は、開催そのものができるかどうかという非常に厳しい年となりました。ひとつには、被災地の方のことを思えば、「お祭り」などをやっている場合かという気持ち、そしてもうひとつには、電力不足による節電の為に従来どおりのイベントは実施できないという問題がありました。そういう状況の中で、参加団体による話し合いにより「復興を目指した取り組みとして実施し、暗くなりがちな雰囲気を一掃し、元気をだそう!」と開催することとなり、今年のテーマを「こころをつなごう ひとりからみんなへ」と決めました。またチャリティイベントとして、会場で募金を集めることとし、この募金は、支援金として被災地で支援活動をするNPOやボランティア団体への寄付としました。
 実施にあたり、あらためて安全性をチェックし、避難経路の確保や万が一の事態に備え、展示パネル使用の自粛、節電を目的にステージ照明、模擬店や体験展示での電気機器の使用を見合わせるなど、工夫を重ね、みんなで協力して開催することを確認しました。
 開催を決めたものの、参加を見合わせる団体も数団体ありました。その団体のひとつ「北区防災ボランティア」の皆さんは、例年のように体験展示をする側ではなく、安全を守る側として、日頃の訓練を活かし、無線を利用して各フロアの警備にあたってくれました。
 「おちゃのこ祭祭」の運営は、企画から準備までの全体の役割を参加者みんなで分担する形で行います。今年は、例年にない対応が必要となった参加団体のみなさんの声をレポートいたしました。
nishigahara daynightcare 体験展示部会の副部会長と総務委員会の委員長と2つのチーフを担った「城北演劇を観る会」の佐野妙子さんは「大変だったのは、やるかやめるかを決めるまで。どうなるのかもわからず、やきもきしたし、実際にどのようになるのか不安だった。でも始まってみると、みんなで協力ができ、事故もなく実施でき良かった。」
 会場委員会委員長で「こころとからだのハッピータイム」浦野乃里衣さんは、「例年と違った会場づくりは、準備時間を短縮することができスムーズに行えた。一方で、駐輪場整理の担当者がなかなか決まらずに苦労したが、それでも皆さんの協力により、全部埋まりました。皆さんのご厚意に感謝。ただ、参加団体だけでは対応が難しいこともあり、またいろいろな方に『おちゃのこ祭祭』に関わってほしいので、参加団体だけでなく、駐輪整備ボランティアなど若い人に入ってもらう仕組みが必要だと思います。」と参加団体以外にも新たな「おちゃのこ祭祭」のかかわり方の検討、人の輪を広げたいとのことでした。
 バザー部会部会長の「北区手話サークル」加藤房子さんは「震災の支援金をおちゃのこ全体で取り組めたのは良かった。僅かですがバザーに出展した各団体から、売り上げの一部を寄附いたしました。」
 広報委員会委員長の「西ヶ原病院デイナイトケア」の竹部淑恵さんは「毎年病院の利用者さんはおちゃのこで自分たちの作品の発表ができると楽しみにしている。今年は開催出来ないのではと心配していたが、開催できて皆喜んでいる。」とのこと。確かにお部屋に飾ってある作品はかなり手が込んだ力作でした!

 今回の開催は、もちろんチーフだけの力ではなく、参加した全員の気持ちが揃ってできたと思います。意見があわなかったり、行きつ戻りつする会議の内容など、ドットくたびれたり嫌なこともあるけれど、それでも当日、動き回っているみんなは正に市民活動中!被災地の皆さんが災害を乗り越えられるようパワーを贈り、そしてこの北区の仲間がきずなを確認しあった開催ではなかったかと思えました。

KiVo理事 佐藤幸子 記

今年のおちゃのこ祭祭ではチャリティ企画として、被災地陸前高田市の就労継続支援事業所「あすなろホーム」の作品販売、「今、わたしにできること」メッセージの募集、募金箱の設置を行いました。支援金として集まった\143,602-を中央共同募金会「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」へ寄付し、被災地で活動しているボランティア団体やNPOなど、各団体の活動支援に役立てていただきます。

おちゃのこ祭祭2011 〜 こころをつなごう  ひとりからみんなへ 〜 
参加団体(五十音順 敬称略)

【ステージ部門】
アロエベラふれんず 藤澤るみ/S.M.V./江戸囃子鼓太郎/MKクラブ/NP法人マイム芸術研究所/NPO法人れっど★しゃっふる/おもひでチューズデー/かりゆし会/北区マジック友の会/健康医楽研究会/The Ocean View/手話ダンスサークルさくら草/駿台学園音楽・吹奏楽部/プア・マエオレ/ファンキーモンキーズ/フラ・ハラウ・ウイラニ/フラ・マダン/ママズフラwithオハナ/観月会/ムクナバンド/レインボー手話ダンス

【バザー部門】
NPO法人飛鳥会/きたく子ども劇場/北区手話サークル/北区聴覚障害者協会/月の砂漠/文化を創る会/ワークイン・あすか

【模擬店部門】
アフリカ文化交流アフリーク/NPO法人飛鳥会/きたく子ども劇場/Jエアロビクラブ/ビジネス国際情報クラブ/ぽっかぽっかクラブ/百華の会

【体験展示部門】
NPO法人 ACT北区たすけあいワーカーズひよこ/北区原爆被害者双友会/きたく子ども劇場/北区社会福祉協議会/北区男女共同参画推進ネットワーク/北区聴覚障害者協会&北区手話サークル/北区立たばた福祉作業所/狐のにぎわい/健康医楽研究会/こころとからだのハッピータイム/(財)日本文化生涯学習振興会21/(社)東京都療術師会/城北演劇を観る会/聴導犬普及協会城北支部/点訳グループ北区六星会/東京都障害者総合スポーツセンター/東京ほくと医療生協/トライネットワーク/西ヶ原病院デイナイトケア/花うさぎ/ビジネス国際情報クラブ/ボランティアグループ こだま/百華の会/リサイクルグループ アミークス/NPO法人東京都北区市民活動推進機構(KiVo)

【協力団体】
北区防災ボランティア/自立生活センター・北/(社福)さざんかの会/富士病院デイケア


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