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KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

今月は、ぷらざが2016年1月〜2月に開催した講座(全4回)の実施報告を、参加者の感想とともにお伝えします。

講座「集まれ!防災ビギナー」

 

 2016年1月30日から2月28日まで、全4回の講座「集まれ!防災ビギナー」を実施しました。
いずれの講座も定員を上回る応募をいただき地域の方の防災に対する関心度の高さを感じました。年齢も様々な方が参加され、講座終了後には、参加者の皆様から、大いに役立つなどの感想を多数いただきました。

●第1回「不安解消!災害時のトイレ」矢吹静子さん

toilet この講座を受けて、食べることと排泄が繋がっていて、災害の時には食の次にトイレのことを考えるのが当然なのだと気がつきました。
 また、災害になったら、断水になること、そして下水管は壊れる可能性があり、排水しても流れず溢れ出ることについて、集合住宅の排水管の構造を図式で示した、とても解り易い説明を受けました。
 私は数年前に購入した「シート吸収携帯トイレ」があるからと安心していました。今回の説明で、処理剤タイプ(ゼリー状)、ビニール製ポンチョ、機械式パッキングタイプなどいろいろな製品があることを知りました。
また、身近にある新聞紙とビニール袋で簡単にトイレができる活用法などを教わり、実際に家でいろいろ実験してみようと思いました。
 寸劇を交えての説明も解り易く良かったです。健康編の内容として(1)障害者・高齢者への洋式便器の必要性(2)女性への考慮(避難所の男女比が男1:女3であり、防犯の大切さ。担当者に相談すること。)(3)幼児用に補助便座(4)外国人を考慮(表示「だれでもトイレ」、通訳、和式と洋式の必要性)などを気づかせてくれる有意義な講座でした。

●第2回「解説します!『東京防災ブック』」矢吹静子さん

 21年前の阪神淡路大震災や5年前の東日本大震災を思い返して、首都の被害はそれらを上回ることは、容易に想像できました。
 首都直下地震が起きたら「北区のほとんどが震度6強か6弱!」という予想の基、自分の身を守る行動について、お話しを聞きました。
・受援力は近所の人たちとのつきあい、知らない人とのコミュニケーションや地域で共助が大事!
・防災対策として、(1)家具転対策(2)家族会議(3)防火防災訓練の必要性!
・避難の時はブレーカーを落とす!
 次に、家具類の転倒・落下・移動防止対策(ビデオ)を見せていただき、地震の起こる確率や長周期振動の注意点を確認。防災金具の強度を高める組み合わせ等を知ることで家具転対策の必要性を再確認しました。対策をしっかりとし、家族の安全が確保できれば、他人の安全を共助できることになると思います。
 最後に簡単な救急の体験をし、身近な家庭の中にある物で、応急手当てができる!ということが解りました。

●第3回「親子で!カルビー防災クッキング」山田明子さん

 2月7日の講座に娘(年中組)と一緒に参加しました。娘は目の前に置かれたポテトチップスなどのお菓子の山に目がらんらん。
 はじめのうちは、お菓子の試食に来たのか防災クッキングを学びに来たのかわからない状態でしたが、講座が進むにつれ、アルファ米にお湯を入れご飯に戻したり、同じテーブルの同い年の女の子と協力しながら切り干し大根をビニールに入れモミモミするなど、自分の手を動かし十分な調理道具や食材がない中で料理が出来ていく過程を学べ、親子共々今後の役に立つ貴重な体験ができました。作った料理をのせるお皿を自分たちで折って作成した紙の箱を利用したのも防災時に実際に活用できる良いアイデアだと思います。
 いくつか作った料理の中でもベジップスを使った簡単味噌汁は発想が面白く小さな子供にも簡単に作れ、しかも美味しいという三拍子揃った味噌汁で、家で再度娘と一緒に作り美味しくいただきました。
 お菓子でも災害時には食材として様々な料理に活用できるということをわかりやすく教えていただけた楽しい講座でした。ありがとうございました。

 

 

●第4回「経験者が語る!『片付けと備蓄』」矢吹静子さん

 今回の講座では、東日本大震災や阪神淡路大震災の例をあげ、これから起こるであろう「首都直下地震」や「南海トラフ地震」に向けて、私たちは「片付けと備蓄」について、どのような心構えで準備して行く必要があるかを解りやすく説明してもらいました。
・「備蓄」をするには、その品物を確保するスペースを作ることが必要で、片付け方法、整理の仕方(見やすく、取り出しやすい場所)を考えることが重要。
・食料品は日頃から消費期限を意識して使用しながら準備していくこと。
・避難所でも自分の食料は準備する心構えを。また、在宅避難のできる人は、1週間分の備蓄が必要で、家族の人数に合わせて準備する。
・在宅避難しながらも、避難所に出向いて、情報を得ること。
・緊急の場合、持参するものはそれほど多くの物は必要ない、等の心構えを教えていただきました。
 さらに、ビニール袋を使ったパッククッキングで、ご飯やパウンドケーキの実技もあり、自然の味で美味しくいただきました。日頃からの準備がとても大切だということが身にしみました。

「集まれ!防災ビギナー」講座概要

<第1回>1月30日(土)14:00〜16:00
「不安解消!災害時のトイレ」参加者23名
講師:NPO法人日本トイレ研究所 平澤恵介さん

<第2回>2月6日(土)14:00〜16:00
「解説します!『東京防災ブック』」参加者24名
講師:東京消防庁王子消防署 佐藤隆彦さん

<第3回>2月7日(日)13:00〜15:00
「親子で!カルビー防災クッキング」参加者親子16組、33名 講師:カルビー株式会社 松川和乎さん、本社スタッフ4名

<第4回>2月28日(日)14:00〜16:00
「経験者が語る!『片づけと備蓄』」参加者17名
講師:防災備蓄を考える会 岡部梨恵子さん


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