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KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。
今月は、2019年1、2月に開催したNPO法人専門講座、2、3月に開催した傾聴講演会の様子をお伝えします。

NPO法人専門講座/傾聴講演会

●NPO法人専門講座「ボランティア活動時の責任について考える」

 ボランティア・市民活動を行う中で思わぬ事故・事件に遭遇することがないとは言いきれません。ボランティアとして責任ある活動を進め、日頃から事故・事件の防止について考えることを目的とし、2つの講座を開催しました。

○1月30日開催「ボランティア活動時に問われる法的責任を考える」[講師:塙 創平さん(弁護士・准認定ファンドレイザー)]

Mr hanawa 講座の冒頭に、講師から、「ボランティアであっても不法行為の責任を問われることはありうる、ボランティア活動において大事なことは、『事前準備』と『事後対応』の2つ」、と解説がありました。その後、参加者がグループに分かれ、「子ども会でのハイキング」等、具体的な事例に対し、どのような事故が考えられるかあらかじめ想定する「事前準備」をして「事後対応」にも備えることを考えるワークを行い、各グループで出た意見を全体で共有しました。
 今回は、立場や活動分野の異なる方々が参加されており、出された意見は多岐に渡っていたため、一人ひとりが考え、意見を出し合う意義を実感できました。マニュアルや過去の経験にのみ頼るのではなく、リスクを洗い出すための話し合いが必要であること、万一問題が発生した場合は、躊躇せず専門家に相談する必要があることを学びました。

 

○2月7日開催「個人情報管理について」[講師:会田 和弘さん(認定NPO法人イーパーツ常務理事・事務局長)]

Mr aida クイズに答えながら個人情報を学ぶ「クイズde個人情報」を開催しました。講師は、まるでクイズ番組のように楽しくテンポのよい進行で、分かりやすくお話をしてくださいました。個人情報とは何か、ボランティアが活動している組織も個人情報取扱事業者となりうること、ホームページ等で個人情報を収集する際には利用目的の明示が必要であること、情報漏洩した場合の対応、個人情報を安全に管理するための対策などについて学びました。
  「第三者への情報提供の禁止は、個人情報の保護において最重要ポイント」とは言え、個人情報の保護よりも重要視されるべきものが何か、を考えることや、疑心暗鬼になり、情報が共有されない閉鎖社会になるのではなく、「漏らすな情報、閉ざすな心」の精神で考えるべきでは、と会田さんはまとめてくださいました。
 参加者からは、「個人情報の取り扱いについて、よくわかった」「所属団体でのデータの取り扱いを見直し、必要以上の情報を所有しないよう、気をつけたい」等、講座で学んだことをすぐに活動に取り入れたいという意欲的な意見が多く、好評でした。

●2月20日、3月16日開催 傾聴講演会 「信頼される『聴き上手』の秘訣」[講師:米本 昌子さん]

ms yonemoto 傾聴のポイントである「うなづき」「相槌」「繰り返し」を切り口に、ボランティア活動中の方が実践のふりかえりに役立てていただく場として、また、家庭・職場といった日常生活の場で良好な人間関係を構築するヒントを得たり、地域活動への一歩を踏み出す機会として、傾聴講演会を開催しました。
 両日とも、予約開始早々に定員100名に達し、『聴き上手』の秘訣や傾聴に対する関心度の高さが、申込みの段階からうかがえました。講演が始まってからも、参加者の皆さんの真剣な眼差しでメモを取っている姿から「学びたい」という意欲が強く伝わってきました。
 前半は、守秘義務やマナーなど、日常生活やボランティア活動全般に共通する内容から信頼について考えていき、徐々に傾聴のスキルや技法について学びを深めていきました。「聞く」「訊く」「聴く」の違いや、自分のペースではなく、相手の立場になって相手の気持ちに共感しながら聴くことなど、身近な例を使ってお話しくださいました。
 後半は「エゴグラムチェックリスト」(アメリカの心理学者エリック・バーン博士が創始した「交流分析」という人間関係の心理学理論に基づいて作られた性格診断テスト)を使用して、自身の長所・短所となりうる部分をふりかえりながら、相手の話を聴くときなどに各々が注意すべき点について教えてくださいました。
 全体を通して、「早速明日から実践したい」「ボランティアをしてみたい」「家族との会話に活かします」などの前向きな感想が多数寄せられました。

○傾聴講演会参加者アンケート(一部抜粋)

  ◇夫や子ども達の話を聴く、日常生活に役立ちます。
   日頃、学校のPTA活動、子どもの習い事でのママ同士など、社会活動に大変役立ち、ありがたいです。相手中心、分かっていても難しいですね。
  ◇父が認知症になってから、何を考えているのか、聞き出すことが難しく、傾聴に興味を持ちました。
   父のために、時間を作り、しっかり向き合いたいと思います。
  ◇相手があってこそのコミュニケーション力の育ち、身の丈にあった活動を…などのお話からボランティア活動への気持ちがより前向きになった。
  ◇“言葉は言葉でいやされる。言葉を心にのせてやりとりしてください。”この言葉を胸にこれからも活動していきたいと思います。

 北区NPO・ボランティアぷらざでは、皆さんがボランティア活動を進めるうえで役立つ講座を開催しております。今後の講座につきましては、ぷらざ通信や北区ニュースをご覧ください。お待ちしています。

(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)

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