お知らせ「夏!体験ボランティア2007 感想文コンクール 入選作品発表!!」

夏!体験ボランティア2007 感想文コンクール 入選作品発表!!

今年も311名の方が「夏!体験ボランティア」に参加され、様々なボランティア活動を体験されました。そこでの出会い、発見、感じたことをお伝えいただきたいと、感想文コンクールを実施しました。150通もの応募の中、審査の結果、以下の4作品が入選となり、2007年11月11日に表彰式を開催しました。

入賞作品発表!!(※プライバシー保護のため、お名前はイニシャル表示にしてあります)

KiVo賞:「教科書ではわからない大切なこと」(M.H.さん 中学3年女性)
理事長賞:「(タイトルなし)」(A.T.さん 中学3年女性)
感動賞:「二回目のボランティア体験」(S.N.さん 高校2年女性)
感動賞:「受け継がなくてはいけないもの」(E.S.さん 中学3年女性)
☆…☆…☆…☆…☆…受賞作品のなかからKiVo賞の作品を掲載します☆…☆…☆…☆…☆

◆ KiVo賞 「教科書ではわからない大切なこと」(M.H.さん 中学3年女性)

私が今回のボランティア活動で行った場所は、『滝野川西高齢者在宅サービスセンター』です。三日間という短い期間でしたが、時間以上のものが体験できた気がします。
  一日目。緊張しながらも、おじいちゃん、おばあちゃんに話しかけると、『名前は何ていうの?』とか『どこからきたの?』とか『かわいいね。』と色々声をかけてくれました。普段あまり自分のおじいちゃん、おばあちゃんと話せなかったので、とても楽しかったです。
  二日目。少し慣れてきて、自分から積極的に話せました。ずっと笑顔で接していたら、あるおばあちゃんに、『Mちゃんはいつもにこにこしていてはなしていてとても嬉しい気持ちになるわ。』と言ってもらえました。表情一つで相手の気持ちがかえられることを知りました。
  三日目。あるおばあちゃんと話していたら戦争の話をしてくれました。その時ぼそっと言った一言が忘れられません。『思い出すのもいやだけど、若い世代に伝えていかなきゃね。』そう言ったおばあちゃんの目はうるんでいました。そして一通り話が終わると何度も何度も『おとなしくきいてくれてありがとう。』と言ってくれました。私も戦争のひどさ、おばあちゃんの感謝に胸をうたれ涙がとまりませんでした。教科書では学べない様々なことを学べました。
  この三日間で私は『表情の大切さ』『戦争のむごさ』『感謝のおもさ』の三つを学びました。老人ホームというと私はこの3つのことを思い出すと思います。大切な体験をさせてくれた老人ホームの皆さんには心から感謝しています。この体験を次の世代に私達の言葉で伝えていきたいです。戦争がいかにむごたらしいか。平和がどんなにしあわせかを。身のまわりのもの全てに感謝することを。

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