KiVoぴっくあっぷ ~災害支援活動報告~ 被災地への想いをカタチに。

「KiVo(きーぼ)」とは

指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

~災害支援活動報告~ 被災地への想いをカタチに。

◆立て続けに発生する災害

 毎年、様々な災害が発生する日本。ここ数か月の間では、7月17日に北関東集中豪雨、7月28日に令和8年熊本地震、8月13日には令和8年8月千葉豪雨と立て続けに災害が発生しました。
 連日の報道で被災地の状況を目にし、心を痛めている方、自分の住んでいる地域でも発災したらどうなるのだろうと不安に思う方、現地へ支援活動に入りたいと情報収集をする方、被災地の特産品を購入する方、様々だと思います。この感情・考え・行動の根底には、共通して「被災地への想い」があるのではないでしょうか。
 北区NPO・ボランティアぷらざ(以下、ぷらざ)および、ぷらざ指定管理者のNPO法人東京都北区市民活動推進機構(以下、機構)では、被災地を想う北区民の皆様と何かできないかと考え、災害ボランティア活動と街頭募金活動を実施しました。

◆集中豪雨被害を受けた足利市での活動

 去る8月9日(日)、機構の災害支援者登録制度「地域災害おたすけ隊(以下、おたすけ隊)」登録者と職員で、栃木県足利市にて災害ボランティア活動を行いました。おたすけ隊へ呼びかけたところ、5名もの方がすぐに手を挙げてくださり、職員2名と共に活動くださいました。
 足利市は7月17日の北関東集中豪雨で被害を受けた地域の一つです。この災害は、被害規模が基準に達しないなどの理由から災害救助法が適用されず、国や県の財政支援を頼ることができない中、市単独の予算による被災者支援策をとらざるを得ません。群馬県桐生市・太田市も同様でしたが、県外からのボランティア受入をしていないことから、今回、足利市へ支援に入ることを決めました。
 足利市災害ボランティアセンターで団体受付後、とちぎテレビの取材を約1週間前に受けていたお宅とマッチング。活動日の最高気温は32度。冷却タオルやスプレー、凍らせたペットボトルなど熱中症対策を万全にしました。

畑に流入した泥・木などを協力して出します

 依頼内容は、畑に流入したゴミ・泥・流木などを取り除き、災害ごみ集積場へ運搬する活動。休憩中に、家主さんから豪雨当日の話や、被害を受ける前の畑の状態、育てていた作物への思いを聞かせていただき、少しでも早く今までの生活に戻れるように、と作業にも一層力が入りました。
 ここで注意しなければならないのは、ボランティアの安全です。気持ちばかりが先行してしまうと思わぬケガや熱中症で緊急搬送されてしまうこともあります。そのため、10分活動し15分休憩、というサイクルを繰り返しました。午後になり気温が上昇すると、午前中からこまめに休憩を取っていて良かった!と実感するほど、炎天下での活動で疲労がたまっており、休憩も大切な活動の一つだと痛感しました。

活動後のおたすけ隊集合写真

 畑の流木等はだいぶ取り除くことができたため活動終了。家主さんも「片付けの終わりが見えた」とおっしゃってくださり、安心しました。
 印象的だったのは、家主さんの畑の話です。春夏秋冬の作物を笑顔で紹介してくださり、どれほど愛情をかけ、生きがいになっていたのかが伝わってきました。ボランティアに話すことで、集中豪雨で奪われた悲しさが少しでも癒えていれば、と思いました。大切にしていたもの、積み上げてきたものが、一瞬で奪われるのが災害です。災害で大変な思いをしている方が一日でも早く日常に戻れるよう、できる人ができる時に無理なく行うことが重要だと思っています。そして、そういった活動をぷらざ・機構は今後も支援していきたいと思います。

◆北区から被災地へ届けたい!街頭募金活動

 「被災地に行くことはできないけれど、自分にも何かできることはないか」北区から遠く離れた地で災害が起こると、ぷらざにはこのようなご相談が必ず寄せられます。そこで、北区から被災地へできる事の一つとして、街頭募金活動を8/13(木)田端駅北口前、8/18(火)王子駅北口前、8/26(水)・27(木)赤羽駅東口・西口前広場で実施しました。
 街頭募金活動企画時は、千葉豪雨は発生していなかったため、募金先として、義援金は熊本県、支援金は太田市、足利市災害ボランティアセンター、災害NGO結を選定しました(募金額の配分、報告等はコチラをご覧ください)。
 実施に向けて、区内の全高等学校、ぷらざ登録団体、夏!体験ボランティア参加者、おたすけ隊へ、「募金活動を機構職員と一緒に実施しませんか」とお声がけしたところ、「北区からできることを探していたからぜひ活動したい」「自分でも力になれるなら」と、各日10名以上のご協力をいただき関心の高さがうかがえました。
 昨今、IC化が進み現金を出すことが少なくなっているにもかかわらず、8/21(金)時点で93,852円もの募金が集まりました。この集まった一つ一つの想いを、責任をもって機構が被災地へ届けます。

募金活動の様子

 現在も被災地の状況は刻々と変化しています。インターネットで情報収集し、“今、必要なこと”を見極めながら、被災地に寄り添いたいと思います。また、万が一、北区で発災した時に少しでも多くの命が守られ、災害関連死を減らすためにも、個々の備えはもちろん、ぷらざ・機構として防災・災害に関する講座・イベント・啓発活動を続けていきます。
(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)